税理士・公認会計士の仕事やキャリアに関する記事を掲載する HUPRO MAGAZINE で
専業主婦から税理士資格を取得し、現在開業税理士としてご活躍中の脇田弥輝先生に
税理士の働き方の実態についての連載企画を実施しております。
第四回の本記事では、育児と両立しながら税理士登録も済ませた開業前の正社員時代を振り返っていただきました。
第一回はこちら:専業主婦から開業税理士に。美人ママさん税理士脇田先生〜私の税理士年表〜
第二回はこちら:ママ税理士脇田弥輝先生流「育児と仕事を両立するための10ケ条」
第三回はこちら:税理士勉強生時代の働き方・美人ママさん税理士脇田先生~パート勤務編~
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こんにちは!税理士の脇田弥輝(わきたみき)です。
今回は、前回のパート編に引き続き、「私の働き方~正社員勤務編~」についてお話したいと思います。様々な実務経験を積んだ3年半でした。
この事務所には3年半勤務しました。長男が小4~中1、次男が年長~小3の頃です。次男の幼稚園は延長保育が最長でも18時までしかできないため、17時半まで勤務ではお迎えが間に合わず、隣に住む義母にお迎えをお願いしていました。その分の延長保育料として、少しですが毎月お金もお渡ししていました。その方がお互いに頼るのも頼られるのも気持ちよくできるので。小学校に入ってからは自分で登下校できるようになってすごく楽になりました。
【普段の生活】
6:30 起床
8:00 子ども達の登校とほぼ同時に自分も出勤
9:00-17:30 勤務 (子ども達はそれまでに帰宅。隣の義実家にいたり、友達と遊んだり)
18:30 帰宅
19:00 夕飯、お風呂など
23:00 就寝
自分の担当の決算申告が多い9月や11月、そして確定申告時期の一時期は、帰りが21時過ぎることもあり、子ども達が寝た後帰宅することも時々ありました。家族の協力あってのことで、それは本当に恵まれていたと思います。
税理士になりたくてなりたくて、ここで勤務している途中で税理士になれて…。でも税理士登録した頃が一番辛かったようにも思います。名刺に「税理士」がつく、それは私がずーっと欲しかったものなのに、いざ「税理士」とつくと、その重みに緊張もしました。もちろんそれまでも責任感を持って仕事をしていたのですが…。通常のルーティーンをこなすだけではなく、自ら気付いて提案しなくてはいけないことなど、それができなくて上司に怒られることもありました。ものすごく凹むこともありました。でも不思議と「辞めたい」と思ったことは一度もありませんでした。事務所の仲間が温かく励ましてくれたからだと思います。ミスをして凹んだ時には、それを親しい同僚や先輩に話すと「私もそういうことあったよ!」とか。逆に私が励ますこともあったかなと思います。
つまり辛いことがあっても、楽しいことも多かったからですね。顧問先から感謝されること、誰かの役に立てること。それから、事務所の仲間で、みんなで浴衣を着て神楽坂祭りに行ったり、休みの日に海に行ってSUP(スタンドアップパドル)をしたり…。楽しいこともたくさんありました。何より、少しずつでも成長を感じられる環境にやりがいを感じていました。
あらためて思い返してみても、ここにいた3年半で身に付けたすべてが、学びであり、よかったと思います。自分で考えて、担当顧問先に対してアドバイスや提案をすること。それができなくて上司や先輩に助けてもらったこともあります。でもそういう経験を通して、だんだん「税理士」になっていきました。開業した今でも、まだ知らないこと、分からないことに直面することがありますが、それらを解決していく基本的な姿勢をここで学べたことが、今の財産になっています。
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