税理士・公認会計士の仕事やキャリアに関する記事を掲載する HUPRO MAGAZINE で
専業主婦から税理士資格を取得し、現在開業税理士としてご活躍中の脇田弥輝先生に
税理士の働き方の実態についての連載企画を実施しております。
第二回の本記事では、働きながら育児をされている脇田先生に「育児と仕事を両立する際に気をつけていること」をあげていただきました。
第一回はこちら:専業主婦から開業税理士に。美人ママさん税理士脇田先生〜私の税理士年表〜
こんにちは!税理士の脇田弥輝(わきたみき)です。
今回は、「育児と仕事を両立する際に気をつけていること」についてお話したいと思います。といっても全然立派に両立できているわけではありません。全部色々適当なのです…。ただ、とりあえず子ども達は順調に育っている(と思う)し、私の仕事も軌道に乗っている(ような)ので、書いてみようと思います。
夫…42歳(同い年) 毎日夜遅くまで仕事する「ザ・日本のサラリーマン」、やる気に満ち溢れ楽しく仕事をしている様子。優しいが急に怒り出すこともある気分屋。
長男…16歳(高校1年生)、おっとりマイペース、優しい、よく物をなくす。
次男…12歳(小学6年生)、やる気が出ればやる、頑固、よくなくした物を探している。
→結果、三角定規やコンパスがいくつもうちにある。
1. 仕事と子供、どちらが優先か考えない
記事を書くにあたってものすごく考えてみたのですが、どちらが優先とは言えず、ズルいようですが「仕事も子供も大事」だと改めて思いました。ただ、仕事の手を抜きたくないけれど、育児の手は抜くので、「行動面」では仕事優先と言えるかもしれません。でも「気持ちの面」ではどちらも大切で、日々の育児は手抜きが多いですが、いざという時の絶対的な守り神でありたいと思っています。
2. いざとなったら子ども優先という覚悟は持っている。
1と矛盾しますが、仕事も育児もそれなりにうまくいっているときは「どちらも大事」なのですが、もしも子供に何か起きたら、その時には子供優先にする、最悪のときには仕事を辞めることも選択肢にするという覚悟を持っています。決して仕事を投げ出していいやと思っているわけではなく、両立の最善策を考えますが、それでも解決しないようなことがあれば、です。実は4月に次男が6年生になって色々なプレッシャーからか「学校に行きたくない」と言ったことがありました。結局休んだのはたった1日で、今となっては笑い話ですが、まさか自分の子供が不登校になるなんてことは…と色々と考えて対応した数日間でした。子供への対応、接する時間を増やすなど心がけて、今はとても落ち着いていますが、今後も何かあれば全力で対応したいです。
3.育児はたいてい手抜き。手を抜くことに引け目を感じない。
おうちがいつもピカピカにきれいで、おいしそうなお料理が何品も食卓に出されて…という憧れの母親像とはかけ離れた生活です…。掃除なんてほとんどしないし、子供のもの(だけじゃないか…)で散らかっていて、うちがきれいになるのは来客があるときくらいです。もともと料理は好きな方なのですが、仕事から戻ってパパっと作りたいから普段はどうしても手抜きです。メインは魚を焼くとか、唐揚げを揚げるとか。副菜は一度にたくさん作って2、3日連続で出したり。品数は少なく、一品ずつをどーんと出します。それでも子供たちは不満はなさそうです。きっとこれが普通だと思っているだけなのでしょうけど。。
4. たまにとっても丁寧にやる。
たまに時間があって疲れてもなくてやる気があるときは、丁寧にご飯を作ります。『丁寧な料理』と言っても私の言うのは、餃子やハンバーグ、具沢山豚汁、などです。特に子供たちは餃子が大好きで、少し手間はかかりますが「うまいうまい」と食べてくれるのでたまに作りたくなります。多分、将来あの子達にとってのおふくろの味は餃子ではないかと思います(笑)。
5.子供を自分の所有物と思わない。
これは「仕事と育児の両立」になるのか分かりませんが、時々自分に言い聞かせることが、「子供は親のものではない」ということです。子供にはもう立派に個性があって、考えがあって行動をしています。私だったらやらないようなことを平気でします。そのたびにイライラ怒っていると時間と労力の無駄です。(時々キーっと怒ってしまいますが。)そんなときは、母目線ではなく、子供目線になって考えるとうまくいくことが多いです。(でもなんでいつもあんなに物をなくして探してばかりいるんだろう…?苦笑)
6.周りの協力に感謝しつつ甘える。
うちの場合、共働きを見越して、9年前に義実家の隣に引っ越しました。義母の協力は大変有難いです。今は子供たちも大きくなったので、私が夜の外出があっても、ご飯を作って置いておけば2人で食べたりできますが、子供たちが小さい頃は義母にお願いしていくこともありました。また、今でも特に何かお願いしなくても、隣に住んでいるというのは心強いです。夫は平日はほとんど家にいないので家事は頼れないですが、毎朝私が2つお弁当作ってバタバタしているので、洗濯物を干すのだけお願いしています。それだけでだいぶ楽です。協力してもらうのは甘えとも言えるかもしれないけど、応援してもらう力は、前向きに努力している人にしか与えられないと思っています。自分が頑張っているからこそみんな協力してくれる。みんなで子供(孫)を育てる。それでいいのだと思います。
7.仕事の話を家族にする。
私は子供にも夫にも、お客様との話題や、こんな依頼があった、こうしたら喜んでもらえた、こんな風に言われて傷ついた、こんな仕事の話があるけど〇円なら受けようかなとか…けっこうなんでも話します。楽しく仕事していることが伝わっているようですし(時々愚痴も言ってしまいますけど)、子供のアドバイスってけっこう良いのです!「まぁそういう人もいるよ」とか「意外にそういう人が成功するかもよ?」とか。根拠のない意見とはいえ、子供の素直な損得なしの、まっすぐな意見を聞いてハッとさせられることも多々あります。
8.ママが働いていることが、子ども達にとっても誇り、らしい。
仕事の話を普段しているからかもしれませんが、私が誇りを持って仕事をしていることが伝わり、子供たちも私が仕事をしていることを誇らしく思ってくれているようです。先日、1回だけ、次男が「いいな~、将来税理士になろうかな~」と言って、税理士にさせたいとか全く考えていませんが、私を見ていてそう思ってくれたと思うと、そのセリフは素直に嬉しかったです。
9.子どもと過ごす時間+稼ぎ=一定(かも)。
子供が小さいうちは、子供と過ごす時間を多く取れば収入は少なくなるかもしれませんが、子供が大きくなってくれば徐々に手が離れ、その分仕事にかける労力が増えて収入が増えていくといいなと考えています。子どもが大きくなってから、なんなら夫が定年退職する頃に、がっつり稼げるようになれたらいいな、焦らなくていいかなと思っています。
10.自分のこと、子供のことを信じる
ここまで書いておいてなんですが、育児と仕事との両立に、完璧な正解はありません。でもどんな働き方、子供との関わり方をしていても、「これでいいんだ」と信じていれば、それは間違いではないはず。仕事の内容や子供の状況の変化に合わせて、いつでも自分が正解と思うやり方で進めていけば、その選択がベストなはずなのです。
色々書きましたが、育児も仕事も長く続けるなら、「無理をしない」ことだと思います。母親がストレス溜めて苦しまないように。人生一度きり!育児も仕事も楽しんだもの勝ちです!
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