監査法人から転職したい公認会計士にオススメの転職先は?

HUPRO 編集部2019.03.22

目次

まずは監査法人。ではその次は?

公認会計士試験に合格したら、最初にキャリアパスとして選ぶのはやはり監査法人でしょう。試験で勉強したことが最も直接的にかかわってくるルートですし、今までもこれからも「王道」といえます。多くの受験生の方々もそう考えているかと思います。
では、その先はどうお考えですか?監査法人の中でパートナーを目指しますか?かつての筆者がそうであったように、「ずっとはいないだろうけど、その先はピンとこない」という方も多いのではないでしょうか。今回は、「監査法人からの転職」という観点からどのような選択肢があるか、いくつかご紹介したいと思います。

転職先①:コンサルティングファーム

さらなるステップアップを目指してこの道を選ぶ方は多いです。監査法人の兄弟会社としてコンサルティングファームが存在する場合も多いです。いわゆる会計コンサルか戦略コンサルかで業務の色は異なりますが、デューデリジェンスや内部統制監査など、監査法人で得られる知識・経験は役立つと思います。
メリットとしては、まずは高収入。程度の差はあれ、概ね上回るといえるでしょう。そして、経理担当者・経理部長目線などではなく「経営者目線の」経験を数多く積むことができます。デメリットとしては、今なお労働環境は今なお過酷です。加えて、刹那的に数多くの案件をさばいていくため、目の前の仕事に追われるあまり「点」の知識が集まるばかりで自分の中で財産として活用できないおそれがあるように思います。

転職先②:税理士法人

監査法人と並ぶプロフェッショナルファームとして、税理士法人に転職する場合もあるでしょう。コンサルティングファームと同様、監査法人の兄弟会社として組織されていることが多いです。監査の頃は概括的なレビューにとどまっていたり、それこそ外注していたりした「税務」業務に真正面からぶつかるわけですね。
メリットは専門知識の親和性だと思います。監査法人で得られる会計・監査の知識に税務が合わされば、基本的に企業の数字まわりに関してはゼネラリストといえるでしょう。デメリットとしては、監査法人からの転職という意味において、あまり働く環境に代わり映えはしないことです。また、移転価格税制・組織再編税制など重要かつ高難易度の業務に携わる場合、激務な傾向があるようです。

転職先③:一般事業会社(ベンチャー企業)

一般事業会社への転職のうち、特に役職付きでいわゆるベンチャー企業に転職するパターンです。ご存知の通りIPO市場は近年活況であり、このキャリアパスも特に首都圏を中心に増えてきています。その企業の上場準備段階にもよりますが、スタッフというよりは管理部長やCFOなど要職としての採用が多いです。玉石混合のベンチャー業界では公認会計士の存在は企業にとってもよい箔付けになるようです。
メリットは、企業の中で経営者に近いポジションで経験を積むことができ、ベンチャーで
ができた場合、他のベンチャーからも引く手数多となり収入も大きく格上げされます。ストックオプションの可能性も魅力的ですね。そしてデメリット。先ほども触れましたが、やはり玉石混合です。その社長や事業に魅力を感じるか、場合によっては心中できるか、見定めは難しいです。まさにハイリスクハイリターンですね。

転職先④:一般事業会社(上場企業)

各種メディアでも徐々に取り上げられ、定番の一つとなりつつあるのが大手上場企業への転職です。サラリーマンやOLとして働くわけです。最近では「企業内会計士」という呼称が浸透してきていますね。筆者もこのネットワークには何かとお世話になっています。
「企業内会計士」を選んだ筆者の考えるメリットは「安定」「選択肢の多さ」「箔付け」です。事業会社でも成熟している大手企業で働くことは他のキャリアパスよりは安定ですし、会計士の求人は先人たちの活躍もあって増加しています。また、その先のキャリアパスとして独立開業やベンチャーを選択するとしても、大企業の看板が信用を高めてくれると思います。デメリットとしては、監査法人からの転職で収入が上がることは少ないです。基本的には共通の給与体系に組み込まれるわけですので。また、仕事の内容も「作業者」としての割合は相対的に高いかもしれません。

その他の転職先

上記以外にも様々な活躍のフィールドがあります。たとえば、CFOや経理財務として転職するのではなく、CEOとして独立開業する方も多数います。また、人材が非常に流動的な会計士業界ですので、異なる監査法人に転職したり、どこかに転職後当初の監査法人に出戻りしたりする方もいるようですね。
そのほか裏のメジャーなキャリアパスとして、親の事務所を継ぐという割合が相当程度占めている印象です。監査法人の同期を見ても、2割くらいは親が税理士or会計士、という場合が多いのではないでしょうか。

多様化する公認会計士の転職先

コンサルティングファーム、税理士法人、ベンチャー企業、上場企業、独立開業、他の監査法人、世襲、等々。色々ありますね。そうです、そこが公認会計士のキャリアパスの魅力です。さらに他の専門職に比べて、それぞれのキャリアパスの障壁は少ないように思います(たとえば、インハウスローヤーを選択した方が数年後に裁判官や検察官を選ぶことは基本的には困難でしょう)。
最後に一つ忘れがちな選択肢を挙げておきます。「転職しない」です。これがあらゆる選択肢の一番手前にあります。転職者が多い監査法人だからこそ、転職自体を目的とすることなく悔いのないキャリアパスを描くようにしてください。


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カテゴリ:転職

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