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外資系企業の人事への転職について徹底解説!

HUPRO 編集部
外資系企業の人事への転職について徹底解説!

外資系企業には高年収の企業も多く、人事系キャリアのステップアップの1つとして考えている人も多いことでしょう。一方で、外資系企業にどのように転職すればよいのか分からない人もいるかもしれません。そこで、今回は外資系企業の人事への転職について、転職方法や必要なスキルなどについて解説していきます。

外資系企業と日系企業の人事の違い

外資系企業と日系企業とでは、一口に同じ人事と言っても、似ている部分もあれば異なっている部分もあります。その点を理解することは、外資系企業への転職を成功させるための第一歩とも言えるでしょう。ここでは、特に異なっている部分について紹介していきます。

採用

まず、外資系企業と日系企業とでは、社員の採用の進め方が異なっています。日系企業では、いわゆる「新卒一括採用」が行われており、春から夏にかけての一定の時期に集中して採用を行います。近年では中途採用が増えてきましたが、この風習は未だに根強く残っています。

一方で、外資系企業では新卒採用というものは一般的ではありません。大きな企業では新卒採用も行われていますが、「中途採用による通年採用」がメジャーとなっています。これは、年功よりも実力を優先する外資系企業ならではの企業文化が表れているためと言えるでしょう。

人事異動

次に、人事異動に関しても違いがあります。日系企業では、その部署のトップや人事部など、主に会社側の意向・意見で人事異動が決められる傾向にあり、社員の希望・意見はあまり反映されない傾向にあります(全ての会社がそうというわけではありませんが)。また、ジョブローテーションという考え方で、数年毎に職種を変えることもしばしばあります。

一方で、外資系企業では、異動の主導権は人事部にはなく、社内の自己申告制度や社内公募などを用いて社員主導で行われることが多いです。そもそも、外資系企業では特定領域でのスペシャリストを目指している人が多く、職種を超えた人事異動というものがあまり多くありません。

労務管理

また、労務管理の面でも違いがあります。社員の勤怠管理などについて、日系企業では人事部が担当していますが、外資系企業ではそれぞれの部署のマネージャーが部下の労働時間などを管理しています。外資系企業の人事部では、労務管理についてはサポート的な役割となっていますので、仕事のボリュームとしても日系企業よりも少ない傾向にあります。

外資系企業の人事に転職する方法

ここでは、外資系企業に転職するための主な方法を3つ紹介していきます。

転職サイトから求人を見つける

まず考えられる方法が、転職サイトなどの情報媒体から求人を見つける方法です。色々な転職サイトが存在しますが、その中には外資系企業の求人を数多く取り扱っている転職サイトもありますので、それらを活用した方が効率的に転職活動を進めることができるでしょう。

転職エージェントを活用する

次に考えられる方法が、転職エージェントを活用する方法です。転職エージェントを活用することのメリットとしては、専門的な知識を持った担当者のアドバイスを受けられ、効率的な転職活動を進められるという点です。また、それぞれの転職エージェントにはそこでしか取り扱っていない独自案件を持っています。

知人・友人から紹介してもらう

もし知人や友人の中に、外資系企業の人事部で働いている人がいれば、そこから紹介してもらうという方法もあります。最近では「リファラル採用」という、社員の紹介による人材採用という手法が一般的になりつつあります。優秀人材の確保や入社後のミスマッチを未然に防ぐという観点からも、企業側にとってもメリットのある採用手法と言えるでしょう。

外資系企業の人事に転職する方法

外資系企業への転職に必要な能力

外資系企業への転職を成功させるためには、どのようなスキルが必要となるのでしょうか?

ビジネス・コミュニケーション能力

外資系企業では、日系企業以上に自らの意見を述べることが求められる機会が多いです。自らの意見を主張しなければ、その企業での存在意義が無いとさえ言われることもあります。そのため、自らの意見を明確かつ端的に伝える能力や、相手の主張を正しく読み取り、折り合いをつける能力などが求められます。

語学力

外資系企業である以上、英語などの語学力は高いに越したことはありません。しかしながら、より重要なことは上記で触れた「ビジネス・コミュニケーション能力」であり、語学はあくまでツールであるという点には留意する必要があるでしょう。

専門知識・スキル

前職で培った人事に関する専門知識やスキルも、外資系企業への転職活動を進める上でのアピールポイントとなり得るでしょう。ただし、上記でも触れましたとおり、外資系企業と日系企業とでは人事の仕事の進め方にも違いがあるということは、気を付けておいた方が良いでしょう。

外資系企業への転職に必要な資格

外資系企業への転職に必須な資格というものは特に存在しません。しかしながら、人事部は比較的経営に近い位置で仕事をするということを考えると、「MBA(経営学博士)」を持っていた方が転職後の昇進に有利に働くことも考えられます。

日系企業ではMBAを持っていなくても差し支えないケースがほとんどですが、外資系企業では「MBAを持っていないとマネジメントになれない」という企業も多く存在します。そのため、外資系企業の中で更なるステップアップを図りたい場合には、取得を検討してみても良いかもしれません。

まとめ

今回は、外資系企業の人事への転職について、転職方法や必要なスキルを解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
今回の記事が、外資系企業の人事への転職を考えている人にとっての参考情報となれば幸いです。

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この記事を書いたライター

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