科目合格制という制度を取っている税理士試験ですが、それぞれの科目で予備校に通うとなると相当な出費を覚悟しなくてはなりません。そこで独学を考える人も多いのではないでしょうか。本記事では、必修科目である簿記論と財務諸表論を2科目について独学で勉強するためのおすすめ問題集をご紹介します。
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ネットスクールによる、簿記論および財務諸表論の教科書。初めて税理士試験の勉強をする人にも無理なく進められるように、内容が重複する簿記論と財務諸表論を一体型のテキストにまとめています。
同シリーズは『基礎完成編』・『応用編』と続き、3冊で必要な知識を効率的に身に着けることができる構成。1.5科目の労力と時間で学習が可能なため、限られた時間をより効率的に使いたい人におすすめです。
財務諸表論で必須の会計基準の重要語句を穴埋め式で完全マスターできる一冊。赤シートもついているので暗記に最適。空欄補充問題をこなすことで甘梅形式で重要会計基準を覚えることができます。
充実した注釈の内容を合わせて読むことで理解を深めていきましょう。
TACで使用している各種教材の内容をコンパクトにまとめた、税理士試験財務諸表論対策の要点整理テキスト
「理論編」と「計算編」に分けた2部構成となっており、出題頻度も3段階で明示。
財務諸表論の理論答案について、その思考過程と回答手順を開設した一冊。問題文の着目すべきポイント、解答の作成の基本文章の作り方を具体的に学ぶことができます。
TACの税理士試験合格メソッドを書籍化したシリーズ。簿記論は全4巻、財務諸表論は全5巻で構成されています。教科書&問題集という組み合わせなので、インプットとアウトプットが1冊でできるお得な構成。教科書と問題集のリンクがあるので、それぞれの項目についてどういった出題がされるのかということを学ぶことができます。
さらに、同シリーズの簿記論と財務諸表論はたがいにリンクしているので、理論・計算両面から効率的に学習ができます。
論点ごとの知識を定着させることを目的としたトレーニング問題集。各問題には回答時間制限を設け、受験時の回答時間の構成に役立ちます。簿記論は総合計算問題集のほか、過去問題集まで同シリーズは4冊構成。
重要度がABCで示されているので、重要度の高いものから学習していくことも可能。2019/10からの新消費税率にも対応済みです。
こちらはTACと双璧を成す大原簿記専門学校の税理士受験対策問題集。
基礎編・応用編・個別計算問題集という3冊で構成されています。自分の弱みや強みを把握したうえで使い分けると良いでしょう。
ネットスクールがその年の問題を予想して作成する簿記論で出題される個別問題、および総合問題の予想問題集。本試験の形式を忠実に再現することで、本試験により近いかたちで問題を解く練習をすることができます。財務諸表論も別にあります。
解説もわかりやすいと評判です。毎年5月に発行されますので、その年のものをチェックしましょう。
予備校5校が予想するその年の問題が収録されています。
この次に紹介する「出る順予想号」とあわせておさえておきたい問題集です。
中央経済社の雑誌「会計人コース」における税理士試験の問題予想号。毎年その年の税理士試験問題に合わせて発行されます。その年の傾向を確認しておきたい方に。
独学で受験するにしても、自分の勉強の進み方や立ち位置を知るために、予備校で実施している模試を受けることをおすすめします。試験の傾向や雰囲気をつかむことができますし、最新の法改正を取り入れた予想問題に触れることもできます。
大手予備校など税理士試験対策に優れたところが出しているものは、見せ方が違うだけで本質的には同じもの。
テキスト・問題集は様々な種類がありますが、自分が見て「見やすい」「できそうだ」と思えるものが一番。一度決めたらコツコツと取り組むのが学習を続けるコツです。
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