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起業の際の社労士の重要性とは?

HUPRO 編集部
起業の際の社労士の重要性とは?

会社法が改正されてから10年以上経ち、起業が身近になりました。本記事では起業の際の社会保険労務士の役割「良い社会保険労務士の定義」についてご紹介します。

会社法改正

2006年5月1日に会社法が新しくなり、会社設立が容易になりました。
従業員は取締役1人のみ、加えて資本金は最低1円からの株式会社を作ることができるようになったため、起業は今や私たちの身近なキャリアイベントです。

士業と呼ばれる企業管理部門に長けた専門家たちはこの起業において重要な役割を果たします、今回は特に国家資格者であり、労務管理の専門家である社会保険労務士(社労士)に注目しました。

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社労士の詳しい業務内容については以下の記事を併せてご覧ください

起業に関して社労士が手伝えること

社労士の起業に関する専門家としての役割には様々なものがあります。
主に社会保険の加入手続き、給与手続きや入退社の手続き、さらには労働保険に関してや雇用保険への加入など、社労士は会社を設立し人を雇う段階では必ず必要になってくる労務に関する手続きを専門的に担当します。
また厚生労働省労働局の雇用助成金の申請手続きなども社労士が手伝うことができます。
参考:雇用調整助成金の申請手続き及びテレワーク導入に関する個別相談会(無料・予約制)の実施について【神奈川県】|厚生労働省 神奈川労働局

よりよい会社維持につなげるために!社会保険労務士ってどんな仕事?

起業の際に加入しなければいけない保険とその手続き

社会保険

会社を設立した場合必ず社会保険、つまり健康保険と厚生年金保険に加入しなければなりません。また会社は正社員、または正社員とほぼ同時間働くパート、アルバイトに社会保険に加入させる義務があります。

この社会保険についての書類などを作成し、行政機関に代行して申請してくれるのが社労士の役割です。

労働保険

会社がアルバイトなどを含め、一人でも雇用する場合は必ず労働保険に加入しなければなりません。労働保険には労働者災害補償保険と雇用保険があります。前者は労災保険とも呼ばれます。

これは従業員の人権を守る大切な保険です。残業などの時間外労働や休日労働が発生する可能性があればまた別に「時間外・休日労働に関する協定届」も提出する必要があります。社労士に助けてもらうことで、会社を設立してから雇用の段階での法律違反を未然に防ぐことができ、より良い会社維持に繋がります。

まとめ

普段あまりなじみのない社会保険労務士ですが、起業を行い、人を雇う際に欠かせない専門家です。
社会保険労務士は、国民誰もが関係ある労働に関する専門家です。働き方改革が推進され、ますますキャリアが多様化する現代において、社会保険労務士の重要性は増すばかりです。

もし企業勤務やフリーランス、副業など労働において困ったことがあれば、近くの社会保険労務士に相談してみましょう!またこれをきっかけに社会保険労務士に興味を持ち、勉強をして、自分自身が社会保険労務士になることも1つの働き方です。

この記事を書いたライター

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