第57回社会保険労務士試験の合格発表日は令和7年(2025年)10月1日(水)でした。発表の時間や発表法、試験結果などについて気になりますよね。
この記事では社労士試験の合格発表日や発表時間や発表方法、試験結果や合格・不合格の場合にすべきことなどを解説します。
社労士試験の2025年(令和7年)合格発表に関連して、
についてそれぞれ詳しく見ていきます。
2025年(令和7年)度の社労士試験は8月24日(日)に実施され、10月1日(水)に厚生労働省ホームページおよび社会保険労務士試験オフィシャルサイトにて合格者発表がされました。
受験者数は43,421名、合格者数は2,376名という結果となり、合格率は5.5%でした。
第56回社会保険労務士試験の合格者の年齢別の内訳は下表の通りです。
年代 | 占有率 |
---|---|
20代以下 | 12.7% |
30代 | 32.5% |
40代 | 27.5% |
50代 | 18.9% |
60代以上 | 8.4% |
また最年少者は19歳、最高齢者は78歳でした。例年と大きな変動はありませんが、社労士資格を取ってキャリアアップを目指したい30~40代の割合が引き続き6割以上を占めています。
第57回社会保険労務士試験の合格者を男女別にみると男性60.3%、女性39.7%でした。昨年とほぼ同じ割合であるものの、女性の合格者数は過去最高を更新しています。これは、女性社労士の活躍の場が広がっている近況に伴っているといえそうです。
昨年の合格率6.9%であったので、5.5%であった今回は昨年比だと1.4ポイント低くなったということになります。ここ5年程度、合格率は上がった翌年は下がるという流れが続いていましたが、今年もその傾向通り、昨年の合格率から下がりました。
受験者数や合格者数と併せて、昨年との比較は以下の通りです。
2025年(令和7年) | 2024年(令和6年) | 昨年からの増減 | |
---|---|---|---|
受験者数 | 43,421名 | 43,174名 | +247名 |
合格者数 | 2,376名 | 2,974名 | -598名 |
合格率 | 5.5% | 6.9% | -1.4pt |
直近10年の受験者数および合格者数は下表の通りに推移しています。
出典:社会保険労務士試験オフィシャルサイト
直近10年では、昨年令和6年(2024年)の合格者数が最も多くなっています。昨年に多くなったことを受けての調整なのか、今年令和7年(2025)の合格者数は減少しました。
2025年度社会保険労務士(以下、社労士)試験の合格発表日は令和7年10月1日(水)です。
以下では
に関して、それぞれ詳しく見ていきます。
2025年度社会保険労務士(以下、社労士)試験の合格発表日は令和7年10月1日(水)です。
当日の合格発表時間は何時でしょうか?結論としては9:30頃でした。公式HP等に記載されているわけではありませんが、この記事の執筆者が確認したところ当日朝9:30頃に公開されていました。
社労士試験の合格発表の確認方法は主に以下の4通り
特に、社労士試験公式HP、厚生労働省HPでなら最速で結果の確認が可能です。
社労士試験公式HP、厚生労働省HPでの合格発表では例年、受験者数や合格点、合格率なども同時に公表されます。
社労士試験不合格者に対しても、成績(結果)通知書は発送されます。途中棄権者、不正者を除く受験者に対し、令和7年10月14日(火)に普通郵便で発送予定です。
10月24日(金)までに届かない場合は、11月4日(火)までに試験センターへ連絡しましょう。期限までに連絡がない場合は、通知が到着したものとみなすとのことです。
社労士試験に合格したら、次は
をすべきです。
以下でそれぞれについて詳しく見ていきます。
社労士試験に合格したら、まずは社労士の登録手続きをすべきです。
社労士になる(対外的に社労士を名乗る)には、試験の合格に加えて全国社会保険労務士会連合会の名簿に登録することが必要です。
※登録完了していない人が社労士を名乗って業務を行うと社会保険労務士法違反になる場合があります。
また、この登録には条件もあります。以下では社労士登録に必要な手続きを
に分けてそれぞれ詳しく解説していきます。
社労士の登録をするには原則、実務経験が必要となります。
出典:社会保険労務士試験オフィシャルサイト 受験資格について
※詳細は社会保険労務士試験の「実務経験証明書」とは?参照
この実務経験が不足している場合、代わりに全国社会保険労務士会連合会が実施する事務指定講習を修了する必要があります。
という流れにて社労士の登録が完了します。これにて晴れて社会保険労務士になる(対外的に社労士と名乗る)ことができたといえます。
社労士試験に合格したら、その資格を活かしてより良い会社へと転職するのが良いでしょう。
社労士試験に合格したからといって、すぐに独立開業に進む人ばかりではありません。まずは企業に所属し、実務経験を積みながら資格を活かすというキャリアの選択肢も広く存在します。特に、人事・労務・総務といった管理部門や、専門性を磨ける社労士事務所では、資格を持つことで評価されやすく、給与やキャリアアップに直結するケースもあります。
ただし、これらの求人は「経験者優遇」とされることが多く、一般的な求人媒体では非公開になっている案件も少なくありません。そこでおすすめなのが管理部門・士業に特化した転職エージェントヒュープロです。
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社労士試験に不合格になったら、以下の2点を検討すべきです。
以下でそれぞれについて詳しく見ていきます。
社労士試験に不合格になったら、資格試験予備校の利用を検討すべきです。
社労士試験は例年合格率が10%を切る難関資格。独学で挑むのは特に難しいと考えられます。そのため、次回の受験までに資格試験予備校の利用を検討するとよいでしょう。
予備校を利用する主なメリット
資格試験予備校には、独学にはない数多くのメリットがあります。
・体系的なカリキュラムと質の高い教材
長年のノウハウが詰まったカリキュラムに沿って学習を進めることで、膨大な試験範囲を効率よく、かつ網羅的に学ぶことができます。頻出分野や法改正など、試験のポイントを押さえた教材は、学習の道しるべとなるでしょう。
・プロの講師による分かりやすい講義
複雑な法律や年金の仕組みも、専門の講師が分かりやすく解説してくれます。独学では理解に時間がかかる部分も、講義を聴くことでスムーズに知識を吸収できます。疑問点をすぐに質問できるサポート体制が整っている予備校も多くあります。
・学習ペースの維持とモチベーション向上
決まった日時に講義があったり、定期的なテストが実施されたりするため、学習のペースメーカーになります。「一人ではつい怠けてしまう」という方でも、強制的に勉強する環境に身を置くことで、学習習慣を維持しやすくなります。また、同じ目標を持つ仲間と出会えることも、大きな刺激になるでしょう。
独学での再挑戦も選択肢の一つですが、限られた時間の中で合格の可能性を最大限に高めたいのであれば、予備校の活用は非常に有効な戦略です。今回の経験を糧に、次こそは合格を勝ち取るための最適な環境を整えましょう。
社労士試験は合格率が例年10%を切るなど非常に難易度が高く、惜しくも不合格となってしまうことは珍しくありません。そのため、一度の結果であきらめるのではなく、次を見据えて頑張ることも重要です。
なお、勉強を継続しながら社会人としてのキャリアを積んでおくことは、合格後の活躍にもつながります。特に人事・労務・総務といった管理部門での実務経験は、試験勉強で得た知識を「実務の中で確認できる」という意味で大きな強みになります。
こうした管理部門のキャリアを考えるなら、管理部門専門の転職エージェントヒュープロを活用するのがおすすめです。ヒュープロでは、人事・労務ポジションをはじめ、社労士を目指す人に適した求人を多数扱っています。
未経験求人の紹介も可能です!試験勉強をしつつ実務経験を積むことも可能となるでしょう。
不合格を前向きなステップに変えるために、次の挑戦までの期間をどう過ごすかが重要です。資格取得を目指しつつ、管理部門でのキャリアを積みたい方は、まずヒュープロに無料相談をしてみてはいかがでしょうか。
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この記事では社労士試験の合格発表日程や発表の詳細、試験合格・不合格だった場合の次の行動などについて説明しました。
なお、社労士資格を活かして活躍するには、資格のみならず実務経験も重要となります。今回合格した人はもちろん、不合格の人もいわゆる「未経験求人」を中心に人事・労務・総務といった管理部門への転職を検討してみてはいかがでしょうか?
なお、そうした管理部門のキャリアを考えるなら、管理部門専門の転職エージェントトヒュープロを活用するのがおすすめです。ヒュープロでは、人事・労務ポジションをはじめ、社労士を目指す人に適した求人を多数扱っています。
まずは無料相談からでもいかがでしょうか。
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