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簿記2級の資格は女性の転職に有効!簿記2級で出来る仕事

ヒュープロ編集部 川辺
簿記2級の資格は女性の転職に有効!簿記2級で出来る仕事

女性が転職を考える際に、自身のスキルとして簿記2級の合格資格を提示することは非常に有効です。様々な資格がありますが、簿記2級の合格資格を仕事において生かす場面は多いと考えられます。
今回の記事では、簿記2級の内容や、その合格資格によってどのような仕事に就くことができるかについて解説していきます。

女性の転職における悩みや不安を解決する簿記2級

女性が安定した収入を得ようと転職を考える際に、どうしても気がかりとなるのが出産、育児、介護等での一時的な就業からの離脱です。女性の社会進出を目指す世の中においても、これらのライフイベントを担う役割は女性である、という認識が未だに強くあります。
一時的な就業からの離脱が避けられず、再度就業したいと考える場合において、様々な資格を取得していることは、資格を取得していない人と比較をすると、企業で評価をされ、就業を歓迎される傾向にあります。様々な資格がありますが、その中でも簿記2級は多くの場面で仕事に生かすことができ、企業から評価をされやすい資格だと考えられます。

簿記2級を生かすことの出来る仕事とは

簿記2級の合格資格は、経営管理に役立つ知識として、企業から最も求められる資格のひとつです。高度な商業簿記と工業簿記を修得し、財務諸表の数字から経営内容を把握できる、企業活動や会計実務を踏まえ適切な処理や分析を行うために求められる資格です。よって、企業における経理職や、会計事務所等で転職にあたり評価をされる資格となります。

経理職や会計事務所への転職は女性におすすめ!

簿記2級の合格資格を生かすことの出来る経理職、会計事務所の仕事は女性におすすめの仕事といえます。その理由として3つのことが挙げられます。

①求人数が多いこと
②体力を要求されない仕事であること
③休暇がとりやすい職種であること

次に、1つずつ詳しく解説していきます。

求人数が多い

企業は法人、個人に関わらず決算及び申告が必要です。その際に必要な決算書や申告書を作成するにあたり、日頃の企業活動の記録としての経理作業を行う人材が必要です。ゆえに、どのような業種であっても必要な人材であるので、求人数も必然的に多くなります。このことから、転職において経理職を目指すということは、職種の選択の中でも転職に有利な選択といえます。

体力を要求されない仕事である

経理職や会計事務所の仕事は、主にデスクワークです。男性と比較をすると体力が少ない女性にとって、大きく体を動かす必要のない職種というのは、長く勤めるにあたり有利な仕事といえます。

体力を要求されない仕事である

休暇がとりやすい職種である

顧客の都合に合わせて移動や訪問の必要のある営業職等と比較をすると、経理職は企業内部の事務員に当たるため、企業の設定する定休日と同様に休暇をとることが可能な場合が多いです。
また、有給休暇の使用も、経理職や会計事務所の仕事は繁忙期が想定しやすい仕事であるため、あらかじめ休暇のとりやすい日を想定することが出来ます。
休暇がとりやすい職種というのは、子供の行事参加や介護における病院付き添い等の家族の要求に応える役割が求められがちな女性にとって、非常に就業のしやすい職種であるといえます。

以上3点の理由により、経理職や会計事務所の仕事は女性におすすめすることが出来る職です。

簿記2級の難易度

簿記2級の合格資格が転職において有効であることは上記の通りですが、簿記2級の合格資格を得るには、相応の努力が必要となります。商工会議所が主催する日商簿記検定は3級、2級、1級が用意されており、3級が一番難易度の低い試験です。

経理職や会計事務所等の勤務経験がない人や、簿記の知識が全くない人については、3級からの受験をおすすめします。3級の合格資格も一定の評価を得ることが出来ますが、言うまでもなく3級より難しい2級に合格をしていた方が、高く評価をされます。
簿記2級の合格率は概ね30%未満、簿記3級合格者の簿記2級に合格をするための勉強時間は一般的に、独学の場合は250から350時間、通学や通信講座の場合は150から250時間といわれています。概ね30%未満の合格率の試験ですが、得点順位によって合否が決まるものでは無く、70%以上の正答率で合格することが出来る試験です。よって勉強をすれば必ず合格できる試験です
 

簿記2級の試験日

簿記2級の試験は例年2月、6月、11月となっており、その合格発表は試験から約1ヶ月後です。転職を行う際に簿記2級の合格資格を履歴書に記載することや、面接の際にアピールしたい場合には、試験実施日と合格発表日に留意をする必要があります。場合によっては試験勉強中であっても、経理職や会計事務所では意欲がある人として評価がされることもあります。

まとめ

上記のように、簿記2級の合格資格を用いて経理職や会計事務所の仕事に転職することは、女性にとってとても有効であることといえます。
資格取得は一生消えることの無いスキルの提示方法のひとつです。是非ご参考になさってください。

この記事を書いたライター

HUPRO MAGAZINE編集部の川辺です。転職エージェントとして多くのご登録者様からご相談をいただく際に伺った転職に際しての悩みや不安、疑問を解消する記事をご覧いただけるよう、日々奮闘中です!ご相談はヒュープロ公式Xまでどうぞ!
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