士業・管理部門のキャリアコラムが集う場所|HUPRO MAGAZINE
士業・管理部門のキャリアコラムが集う場所

カテゴリ

ベンチャーキャピタルが求める人って?転職理由について

HUPRO 編集部
ベンチャーキャピタルが求める人って?転職理由について

「ベンチャーキャピタルが求めるのはどんな人だろう?」と、疑問に思ったことはありませんか?ベンチャーキャピタルが必要とする人材が分かれば、ムダなく効率的な転職活動が可能になります。経理や財務職からベンチャーキャピタルへの転職を考える人に向けて、今回はベンチャーキャピタルの転職事情について解説をいたします。
▶︎ 転職・求人情報を探す|最速転職HUPRO

ベンチャーキャピタルの魅力

成長率の高い企業や未上場の分野に投資を行うのが、ベンチャーキャピタルです。積極的にハイリターンを求めて、資金を投下します。金融機関や事業会社から投資事業組合を通じて、企業に投資し、その企業が上場等した後で株式を売却して利益を生み出しています。

有能な経営者との出会いや給与水準の良さだけでなく、成功のためのノウハウを手に入れることができるのが、ベンチャーキャピタル最大の魅力です。
ベンチャーキャピタルの仕事内容についてはこちらのコラムでも詳しく紹介していますので、気になる方は見てみてください。

関連記事:ベンチャーキャピタルとは?その種類と仕事内容を解説します

ベンチャーキャピタルが求める人って?

ここでは、ベンチャーキャピタルが求める人について解説したいと思います。

コミュニケーション力

ベンチャーキャピタルの顧客は、おおよそミドル層以降の経営陣です。
自分の年齢よりも一回り上の起業家でも、経営に関するアドバイスを行うなど、良好なコミュニケーションを図れることが重要です。

数値分析力

財務諸表を読めることはもちろん、ファイナンスや資本戦略などにも精通していなければ、IPO(新規公開株)にまで導くことが難しくなります。
ベンチャーキャピタルで働くためには、企業のデータ情報に基づき、高い実証分析力が求められます。M&Aの仲介を行う投資銀行出身者などが活躍しています。

マネジメント経験

アーリーステージの経営者に対しては、事業戦略だけでなく人材採用・育成・配置といった組織戦略へのアドバイスも求められます。複雑に絡み合った問題を解きほぐし、決断を後押しできるのも、豊富なマネジメント経験があってこそです。経営支援を行うベンチャーキャピタルとして、マネジメント経験は欠かせません。

ベンチャーキャピタルの転職には、年齢が関係あるのか?

ベンチャーキャピタルに転職する際に年齢制限はありませんが、20代から30代が中心です。

20代では、金融機関で融資や与信を担当していたり、コンサルティングファーム出身者が採用されるケースが多くなります。30代では、プロジェクトマネジメントの経験の有無が求められます。

両者に共通しているのは、税理士・公認会計士・中小企業診断士などの資格があっても実務経験や本人の志向性がベンチャーキャピタルにマッチしているかが問われます。

ベンチャーキャピタルの転職には、経験、資格の有無は関係あるのか?

経験の有無

未経験者のベンチャーキャピタルへの転職は、結論から言えば可能です。しかし、金融に関する経験が全くないのであれば、第二新卒までが現実的なラインと言えます。

それ以上の年齢になると、ある程度金融やコンサルティングに関する経験が求められるケースが多いです。理由としては、会社の成長を予測し、投資先を選定した上で実行する仕事であるため、金融に関する専門知識が必須であるからです。

資格の有無

ベンチャーキャピタルに転職する際、必要となる資格はありません。実際、採用要件に資格が含まれていることはさほど多くありません。ただし、財務分析力等金融に関する知識や、海外案件に対応する場合に必要な英語力などの素養はアピールしておくのがよいと言えます。これらをアピールする資格は、簿記二級や証券アナリスト、TOEICなどが挙げられます。

一方でこれらの資格が採用に直結するというわけではありません。いわゆる「地頭」を見るために学歴を重視する会社もなかにはありますので、注意が必要です。

ベンチャーキャピタルが求める人って?転職理由について

公認会計士はベンチャーキャピタルに向いているの?

監査法人に入社して、企業の株式公開支援業務を担当した公認会計士が、ベンチャーキャピタルに転職するケースは珍しくありません。内部統制やガバナンスなどの監査業務を通じて、上場企業に必要な組織体制を学ぶことができます。

企業の成長段階に応じて、評価額や投資額を見積もるのも数字に強い会計士だからこそ活かされる能力とも言えます。事業計画書のチェックにしても、収益構造・変動費・固定費などから事業の実現可能性を割り出せたりします。

ただし、初期マーケティング段階であるシードステージでは、営業キャッシュフローもマイナスになりがちです。会計士として培った専門性を現場レベルで臨機応変に活用できれば、ベンチャーキャピタルでも活躍できるはずです。

ベンチャーキャピタルは激務!?

ベンチャーキャピタルの取引先は、1日16時間労働は当たり前のような社長もいれば、ほとんど会話をせずプログラミングに熱中する社長もいたりと、さまざまなタイプが仕事相手です。

どんな経営者のタイプであっても、決まりきった対応ではなく、臨機応変に対応するコミュニケーション力がなければ、経営陣からの信頼を得ることはできません。ベンチャー企業の経営者は、休みなく働き、プライベートの時間を全て仕事に当てている人ばかりです。

ベンチャーキャピタルもファンドを形成して出資を募っているため、支援者としてやはり忙しくはなりがちです。ただし、やることさえできていれば、割と柔軟な働き方が認められている業界でもあります。

関連記事:ベンチャーキャピタルは激務って本当?

ベンチャーキャピタルへの転職理由は?

ここでは、ベンチャーキャピタルへの転職理由をご紹介したいと思います。
ベンチャーキャピタルへの転職希望者に聞いた内容の一部ですと下記のものが挙げられます。

「地元の優良ベンチャー企業の発掘や投資活動を行い、企業成長を支援することで地元経済を活性化させたい!」
「利益を出した結果、全ての関係者が喜べる仕事がしたくて、ベンチャーキャピタルを希望した」
「企業のイノベーションを支え、成長に貢献することで、新しい雇用を生み出せれば、社会貢献ができる。だからベンチャーキャピタルを志望した」

まとめ

ベンチャーキャピタルが求める人について解説をしてきましたがいかがでしたでしょうか?ベンチャーキャピタリストは、信頼関係を構築するために、日々悩みを共有し、タイムリーな解決策の提供が求められます。

投資先の企業価値を向上させることと同じほど、起業家を見守り成長させる役割も担っているため、数字に強いだけでなく人に強いベンチャーキャピタリストを目指しましょう!

▶︎ 転職・求人情報を探す|最速転職HUPRO

士業・管理部門に特化!専門エージェントにキャリアについてご相談を希望の方はこちら:最速転職HUPRO無料AI転職診断
空き時間にスマホで自分にあった求人を探したい方はこちら:最速転職HUPRO
まずは LINE@ でキャリアや求人について簡単なご相談を希望の方はこちら:LINE@最速転職サポート窓口

この記事を書いたライター

HUPRO MAGAZINEを運営している株式会社ヒュープロ編集部です!士業や管理部門に携わる方向けの仕事やキャリアに関するコラムや、日常業務で使える知識から、士業事務所・管理部門で働く方へのインタビューまで、ここでしか読めない記事を配信。
カテゴリ:コラム・学び

おすすめの記事