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IFRS検定ってなに?試験内容は?独学でも合格は可能?

HUPRO 編集部
IFRS検定ってなに?試験内容は?独学でも合格は可能?

「IFRS検定」という資格をご存知でしょうか。経理などの仕事に就きたいと考えている人にとっては魅力的な試験となっています。では、IFRS検定ではどのようなことが問われるのでしょうか。今回は、IFRS検定の試験内容や独学でも合格できる試験なのかということについて解説していきます。

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IFRS検定とはどういうもの?

IFRS検定のIFRSとは、「International Financial Reporting Standards Certificate」の略語です。日本語では国際会計基準検定といい、国際会計基準審議会(IASB)が定めている会計基準の幅広い知識と理解力を測るための認定試験です。IFRS検定は、IFRS適用国を中心として100以上もの国々に知られており、昔は英語による受験でしたが、今は日本語で受験することが可能です。国際会計基準認定試験は、ヨーロッパでも1番認知度の高い公認会計士が認める日本向けの試験であるとされています。

IFRS検定の試験科目とは?

IFRS検定の試験範囲は多岐に及びます。財務諸表の表示、有形固定資産、財務諸表の作成や表示に関するフレームワーク、キャッシュフロー計算などです。このIFRS検定は、受験者を落とそうとするような試験ではなく、IFRS検定の基本的知識を問われるもなので、IFRS検定についての基本をしっかりと頭の中で理解できていれば、合格できる試験であると考えられています。
しかし、独学によってIFRSについての知識を正しく理解することは、容易なことではありません。試験範囲も幅広いので、効率よく学習することが求められます。なお、IFRS検定の難易度は、USCPA(米国公認会計士)そしてCIA(公認内部監査人)試験よりも低いとされています。また、日本語でIFRS検定を受けることができるようになったことにより、以前よりもさらに難易度は下がったと考えられているのです。ちなみに令和元年6月の試験では合格率73.9%となっています。
IFRS検定の難易度についてはこちらのコラムを参考にしてください。

関連記事:IFRS検定の難易度は?どんな職場で有効利用できるの?

IFRS検定がおすすめな人とは?

IFRS検定がおすすめだといえる人は、就職活動を控えている大学生や大学院生、そして会計システムの開発に携わるという人、または経理財務実務経験者などです。IFRS検定を受けることにより、就活生であれば海外取引を行うような企業への大きなアプローチとなるでしょう。社会人でも、自分が今現在どれだけの知識をもっているのか確認することができますし、苦手分野を把握することも可能になります。

そして、コンサルタント、経理財務経験者、会計システムの開発者などへの転職やキャリアップを考えている人にも、IFRS検定はおすすめです。今の時代は海外との取引が活発に行われており、そのなかには金銭授受も関わってきます。そのような時、専門的な国際会計知識をIFRS検定によって得ることができていれば、よりスムーズに業務を進めることができるでしょう。コンサルタントの場合は、海外進出をこれからしようとしている企業に対するアドバイスも可能になり、新規顧客の獲得にもつながります。海外拠点へ転勤をしたいという人にも、IFRS検定の取得は、大きな武器となることは間違いありません。

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IFRS検定の概要について

IFRS検定は、特に受験資格はなく、誰でも受験が可能です。試験は60問のマークシートで、時間は2時間です。試験の願書申込み期間は年3回、12月上旬から2月上旬頃までに1回、4月上旬から6月上旬頃までに1回、9月上旬から11月上旬頃までに1回設けられます。そしてIFRS検定試験は、2月上旬、6月上旬、11月上旬の年3回です。受験地は東京または大阪となり、受験料は47,300円、早期に申し込んだ場合は先着30名まで割引が適用されて40,700円となります。そして合格発表日はIFRS検定日から1ヶ月より1ヶ月半頃の予定です。

IFRS検定は独学でも合格は可能?

先ほどもお伝えした通り、効率よくIFRSの知識を頭に入れるためには、講座などを受講することがおすすめです。通信講座もありますので、そちらを検討してもいいでしょう。IFRS検定を運営している「アビダス」という団体の講座がおすすめです。ただし、費用面や時間面などで独学によりIFRS検定を受けなければいけないという人もいるでしょう。そのような場合におすすめしたい教材をご紹介します。最初におすすめしたい教材は、白桃書房より出版されている「テキスト国際会計基準」櫻井久勝著です。そしてもう1冊挙げるのであれば、中央経済社より出版されている「IFRS会計学基本テキスト」橋本・山田著です。これらの教材は、IFRSのそれぞれの基準の説明があり、日本基準との違いが説明されたうえで、練習問題を解く流れとなっているので、理解がしやすいでしょう。この2冊を何度も解いて、とにかく問題に慣れることが重要です。

まとめ

IFRS検定は自身の勉強にもなりますし、スキルの証明にもなり、就職や転職に有利です。難易度もそれほど高いわけではなく、基本をきちんと押さえることができていれば合格できるような検定といえます。問題そのものもマークシート方式なので、国際会計基準に基づく経理関係の業務に携わりたい方は、ぜひ挑戦してみてください。

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この記事を書いたライター

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