資格試験に向けて頑張って勉強している方はなぜそんなに資格を取りたいのでしょうか?資格を取りたい皆さんの中には「資格さえ取れば一生うまくやっていける、生活も安定するし高収入を得られる!」そう思って勉強に励んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし!資格受験に合格することは簡単なことではありません。合格倍率の非常に低い国家資格試験などは、驚くほどの厳しさです。
それでも資格を取りたいという思いからひたすら勉強に励んでいる方の中には、もしかしたら何年も受験して、落ち続けているのに、諦め切れない方もいらっしゃるかもしれません。この記事では、そんな資格をあきらめた人たちの声をまとめています。
資格試験の勉強をして、たとえ試験に受からなかったとしても、勉強して得た知識は失われることはありませんし、合格しなければすべてがムダになるというわけではありません。資格試験に挑戦するということは、今後の生活や仕事に非常に役立つ知識や情報を頭にいれていることと同じです。勉強中に得た知識や情報は資格以外の実生活でも役に立つ場面が多くあります。
資格合格にまでたどり着かなくても、思わぬ形で勉強内容が役立つことがあります。例えば税理士や公認会計士試験を目指していた元受験生には簿記のスキルがあります。経理としての就職や、起業した時の確定申告など、その知識が使える場面はとても多いです。企業によっては公認会計士試験受験者に簡単な監査を任せる場合もあるようです。
また、国家試験には難解な日本語が使われているというのも注目ポイントです。元受験生にはその場その場に応じて適切な文章を書ける能力が自然と身についています。書類等にある難しい日本語の理解度も一般の社会人に比べて非常に高いでしょう。さらに、正しい日本語で正式な文書などを作成する場合にもこのスキルには役に立ってきます。元受験生は試験勉強の中で、正しい日本語を使うことができるスキルを身につけているのです。
資格試験というのは不合格を続けているうちに、諦めが付かなくなってくることがあります。なぜなら受験生の大半は試験のために自分の時間を削って何年も勉強を続けてきているからです。意地になっている場合もあるでしょう。今年落ちたからまた来年チャレンジしようと思うかもしれません。このとき犠牲になるのは受験生本人の私生活だけではありません。支えてくれる家族への負担も相当なものになります。
その例として挙げられるものは、まず、受験生の学費や生活費の負担です。両親が出しているにせよ、社会人となって自分の貯金から出しているにせよ、お金はどんどん減っていきます。予備校費や教材費など、落ちればまた一年分とどんどん負担を増やしていかなければなりません。
社会人として働きながら資格獲得を目指す場合は、時間もありません。土日返上で勉強に励み、空き時間を削って試験に臨みます。その結果家族との時間がなくなります。常に仕事か勉強しかしていられない状況に追い込まれるので、家事も育児も一切手伝えなくなってしまいます。そうなると家族との関係もギスギスしてしまいますね。
司法試験には五年間で三回までという明確な期限があります。そこで他の資格受験者には自ら家族と話し合って、司法試験のようにあらかじめ期限を設けることをお勧めします。期限があれば後がないという覚悟からしっかりと勉強に身を入れることができますし、どうしても無理だった場合の諦めがつきます。家族や自分自身に対する負担を減らすためにも、だらだらと受験を続けることはやめましょう。
いかがでしたか?厳しい資格試験ですが、受からないのであれば諦め時も肝心かもしれません。
ヒュープロは資格獲得を目指されるすべての人を応援します!