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資格なしでも監査法人に転職できる!20代から始めるキャリアガイド

HUPRO 編集部
資格なしでも監査法人に転職できる!20代から始めるキャリアガイド

「資格がなければ監査法人には入れない」は本当?

監査法人=公認会計士の職場。そんなイメージを持っている方は少なくありません。確かに、監査業務の中心を担うのは公認会計士ですが、実は資格を持たなくても働けるポジションが監査法人には数多く存在します。

近年では、未経験者や会計資格を持たない新卒・第二新卒でも応募できる職種が広がっており、特に「監査アシスタント」や「アドバイザリー職」「事務職」などは、20代の若手人材を中心に積極採用が行われています。

資格なしで働ける監査法人の主な職種

資格なしでも就職できる監査法人の「職種」にはどんなものがあるのでしょうか。​
主なポジションは次の4つです。

いずれの職種も公認会計士資格がなくても応募可能であり、20代の未経験から挑戦できるポジションです。それぞれ具体的に仕事内容や求められるスキル、年収の目安やキャリアプランを見ていきましょう。

監査トレーニー

監査トレーニーは、公認会計士試験の受験生を対象にした見習い職で、監査法人で働きながら学習支援を受けられ、一定の監査業務にも従事します。​

年収と待遇

年収:​300万円~500万円程度

月収:​20万円~25万円程度

賞与:​年2回(業績や評価による)​

予備校費用の補助や試験前の特別休暇制度など、学習支援制度が整備されている場合が多く、働きながら資格取得を目指す受験生にとって魅力的な環境が提供されています。 ​

キャリアパス

監査法人内での昇進:​公認会計士試験合格後、監査アソシエイトに昇格し、さらにシニアアソシエイトやマネージャーへの昇進が可能

他業種への転職:​経理・財務職やコンサルティング業界へのキャリアチェンジ

独立開業:​公認会計士として独立し、会計事務所を開業​

特に、実務経験を積みながら資格取得を目指すことで、将来的なキャリアの幅が広がります。 ​

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アドバイザリー職

アドバイザリー職は、監査法人のコンサル部門で、内部統制やM&A・IFRS導入など企業の経営課題を解決する仕事です。​

年収と待遇

年収:​500万円~1,000万円程度

月収:​30万円~60万円程度

賞与:​年2回(業績や評価による)​

専門性の高い業務に従事するため、IT・金融などの専門スキルを持つ経験者は高年収が期待できます。 ​

キャリアパス

監査法人内での昇進:​スタッフからシニアスタッフ、マネージャー、シニアマネージャーへの昇進

他業種への転職:​事業会社の経営企画や財務部門へのキャリアチェンジ

独立開業:​コンサルティングファームを立ち上げ、独立して活動​

特に、資格よりも分析力・提案力が評価されるため、“スキルの専門家”として監査法人内外でキャリアアップできるポジションです。 ​

監査アシスタント

監査アシスタントは、公認会計士の監査業務をサポートする職種で、資格がなくても応募可能です。主な業務内容には、監査調書の作成補助、証憑の収集・整理、データ入力、資料作成などが含まれます。​

年収と待遇

年収:350万円~500万円程度

月収:20万円~25万円程度

賞与:年2回(業績や評価による)

残業代や交通費、社会保険などの福利厚生も整備されている場合が多く、安定した雇用形態が特徴です。​

キャリアパス

監査法人内での昇進:シニアアシスタントやチームリーダーへの昇格

資格取得によるステップアップ:公認会計士試験やUSCPAの取得を目指し、監査アソシエイトへの転身

他業種への転職:経理・財務職やコンサルティング業界へのキャリアチェンジ

監査アシスタントも監査トレーニーと同じように実務経験を積みながら資格取得を目指すことで、将来的なキャリアの幅が広がります。​

事務職(管理部門)

監査法人の事務職は、総務・人事・経理などの管理部門での業務を担当し、監査業務自体には関与しません。資格がなくても応募可能で、一般企業のバックオフィス業務と類似しています。

年収と待遇

年収:300万円~450万円程度

月収:18万円~25万円程度

賞与:年2回(業績や評価による)

福利厚生や勤務時間の安定性が魅力で、ワークライフバランスを重視する方に適しています。​

キャリアパス

管理職への昇進:チームリーダーやマネージャーへの昇格

専門職への転身:人事・労務・経理などの専門性を高め、他企業への転職

資格取得によるスキルアップ:日商簿記や社会保険労務士などの資格取得を通じたキャリアの深化

事務職は、安定した環境で専門性を磨きながら、長期的なキャリアを築くことが可能です。​



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資格なし社員のキャリアアップの現実

監査法人では、資格を持たずに入社した場合でも、スキルや経験を積み重ねることでキャリアアップを目指すことが十分可能です。特に監査アシスタントや事務職、アドバイザリー職といったポジションでは、日々の実務を通じて専門性を高めることができます。

たとえば、監査アシスタントとして経験を積みながら、公認会計士試験やUSCPA(米国公認会計士)の取得を目指すことで、監査アソシエイトへの昇格が期待できます。アドバイザリー職であれば、ITや金融などの専門知識を活かし、マネージャーやシニアマネージャーへのステップアップも可能です。

さらに、監査法人での経験は、経理・財務職への転職やコンサルティング業界へのキャリアチェンジ、あるいは将来的な独立開業といった道にもつながります。資格がない状態からスタートしても、実務経験とスキルを積み重ねることで、キャリアの選択肢は大きく広がっていきます。

監査法人に転職する際のポイント

自己分析をする

転職活動においては、自身の強みや弱み、監査業務に活かせるスキルや資格、特異な経験、力が発揮できる環境、起こしやすいミスの傾向などを客観的に分析し、明確な自己像を持つことが重要です。​これにより、効果的な自己アピールが可能となり、入職後のキャリアプランを伝える際にも説得力が増します。​

また、給与や福利厚生、労働環境、キャリアアップのしやすさなど、転職活動において何を重視するのかを明確にし、優先順位をつけることで、自分に合った求人を見つけやすくなります。​

転職エージェントを活用して情報収集する

監査法人への転職活動では、転職エージェントの利用がおすすめです。​求人情報の提供だけでなく、書類添削や面接対策、キャリアビジョンの形成など、多方面でサポートを受けられます。​

また、転職エージェントを通してでしか応募できない求人もあるため、選択肢を広げるという意味でもエージェントの活用は効果的です。​特に、監査法人への転職に強いエージェントを選ぶことで、より的確なアドバイスやサポートを受けることができます。​

資格なしから監査法人を目指すなら「ヒュープロ」がおすすめ

会計・税務・経理・監査など、専門職に特化した転職支援を行っている「ヒュープロ」では、資格がない方でも応募可能な求人を多数取り扱っています。監査法人の求人についても、未経験から挑戦できるアシスタント職やアドバイザリー職の紹介実績が豊富です。

また、履歴書や職務経歴書の添削、面接対策などのサポートも充実しており、未経験でも安心して転職活動を進められます。資格がなくてもキャリアアップを目指したい方は、まずはヒュープロに無料登録して、自分に合った求人をチェックしてみてはいかがでしょうか。

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まずは無料相談から↓↓

ヒュープロで無資格から監査法人へ転職した成功事例

事例①:23歳男性・大学卒業後フリーター

転職先:​中堅監査法人(監査アシスタント)

年収:​280万円(前職なし)

成功のポイント:​大学卒業後、アルバイトをしながら就職活動を続けていたが、ヒュープロのサポートを受けて監査法人の監査アシスタント職に応募。面接対策や職務経歴書の作成支援を受け、未経験ながらも採用に至った。​

事例②:24歳女性・事務職経験1年

転職先:​大手監査法人(事務職)

年収:​300万円(前職260万円)

成功のポイント:​一般企業での事務職経験を活かし、監査法人のバックオフィス業務に挑戦。ヒュープロのキャリアアドバイザーと共に希望条件を明確にし、ワークライフバランスの取れた職場への転職を実現。


事例③:27歳男性・小売業からのキャリアチェンジ

転職先:​中堅監査法人(監査アシスタント)

年収:​320万円(前職280万円)

成功のポイント:​小売業で培った接客スキルやチームでの業務経験をアピール。ヒュープロのサポートを受け、未経験でも応募可能なポジションに挑戦し、転職に成功しました。​

事例④:30歳女性・事務職経験者

転職先:​中小監査法人(事務職)

年収:​300万円(前職270万円)

成功のポイント:​事務職としての経験を活かし、監査法人の管理部門への転職を希望。ヒュープロのキャリアアドバイザーと共に、自己PRや志望動機をブラッシュアップし、内定を獲得しました。



これらの事例からもわかるように、ヒュープロを活用することで、無資格者でも監査法人への転職が可能です。​自身のスキルや経験を活かし、適切なサポートを受けることで、希望するキャリアを実現できます。​

まとめ

これらの職種は、資格がなくても応募可能であり、未経験からでも挑戦できるポジションです。​実務経験を積みながら資格取得を目指すことで、将来的なキャリアの幅が広がります。​また、転職エージェントを活用することで、自身のスキルや経験に合った職場を見つけやすくなります。​

監査法人でのキャリアは、多様な選択肢と成長の機会に満ちています。​自身の目標やライフスタイルに合わせて、最適な道を選択してください。

この記事を書いたライター

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