転職市場で注目を集めているM&A業界において、最大手に君臨する「日本M&Aセンター」は、知名度・人気ともに高い転職先となっています。今回はそんな日本M&Aセンターについて、企業情報はもちろん、気になる転職難易度や年収、激務というイメージが強い働き方まで、業界特化エージェントの視点で徹底解説します!
ご紹介したように、日本M&Aセンターは国内最大手のM&A仲介会社です。主にクライアント企業の戦略的なM&Aを支援し、相手企業の選定から交渉、契約締結まで幅広いサポートを行っています。
日本M&Aセンターは、中堅・中小企業の友好的M&Aを支援しています。事業規模はもちろん、実績についても友好的M&A支援でNo.1の企業です。また、M&Aフィナンシャルアドバイザリー業務の最多取り扱い企業として、3年連続でギネス世界記録に認定されていることからも、規模の大きさがお分かりいただけるのではないでしょうか?
基本情報につきましては、以下の表にまとめておりますので、ご参照ください。
会社名 | 株式会社日本M&Aセンター (Nihon M&A Center Inc.) |
設立 | 2021年4月1日(1991年4月25日 創業) |
上場区分 | 東証プライム上場 |
代表 | 代表取締役会長/三宅 卓 代表取締役社長/竹内 直樹 |
従業員数(連結) | 1,116人 |
平均年齢 | 33.8歳 |
所在地(国内) | 東京、大阪、名古屋、福岡、広島、札幌、那覇 |
所在地(国外) | シンガポール、インドネシア、ベトナム、 マレーシア、タイ |
資本金 | 40億円 |
日本M&Aセンターの事業内容は下記の通りです。
M&A仲介会社の業務内容について、詳しく知りたいという方は下記の記事をご参照ください。
日本M&Aセンターへの転職難易度について結論から申し上げますと、かなり高いと言えるでしょう。そのように結論づける理由を紹介します。
日本M&Aセンターを筆頭としたM&A業界は、業界経験者はもちろん、業界未経験者からの人気も非常に高い業界となっています。人気の理由として日本有数の高年収を稼げる業界であることや、業務内容の専門性の高さから習得できれば大きなスキルアップに繋がることなどが挙げられます。
そのためM&A業界の転職市場は如実な買い手市場となっており、転職難易度が高い傾向にあります。
ただでさえ転職難易度が高いM&A業界の中でも、日本M&Aセンターへの転職は特に難しいとされています。知名度が高いだけでなく、業界最大手であるということから年収や福利厚生、企業の持続性についても信頼できるため、多くの業界への転職希望者が応募先として検討することが、要因となてっています。
上記2つの理由に伴って、採用倍率は非常に高くなります。中でも業界未経験者の倍率が高く、その分求められる要件も高く設定されます。ですので業務未経験者の場合は、営業成績で上位10%以内であったことが最低条件となっていることが多いです。またその中でも、M&A業務との相関がある金融機関出身者、業務レベルが高い営業会社出身者などが有利とされているため、そうでない場合はカバーできる何かしらのアピールポイントが無い限り、転職成功は難しいでしょう。
日本M&Aセンターの年収はどのくらいなのでしょうか?平均年収と転職した場合の初任給について見ていきましょう。
企業公開値によると、2023年の平均年収は約1,114万円でした。M&A業界の中では特筆すべきほどの高年収とは言えませんが、日本の給与平均は2022年時点で458万円ですので、2倍をゆうに越える年収と言えます。
M&A経験者の場合は前職の年収や経験に応じて大きくばらつきがありますが、業務未経験だとある程度基本給の範囲は決まっており、400~500万円程度と言われています。こちらも300万円程度と言われている未経験者の年収に比べると高水準と言えます。
また、日本M&Aセンターはインセンティブ制度を取り入れておりますので、順調に実績を積んでいけば、大きな年収アップも実現できます。
激務かどうかを表す主な指標として、残業時間と年間休日があります。それぞれ見ていきましょう。
日本M&Aセンターの残業時間は月80~90時間になることが多いようです。場合によっては100時間に迫ることもあるとのことなので、残業時間だけで見ると間違いなく激務であると言えるでしょう。ただしM&A業界は業務の特性上、残業時間が同程度の企業がほとんどなのが現状です。
日本M&Aセンターの年間休日は120日です。また、完全週休二日制なので、休日については一般的な企業と同じように取得できるということになります。
残業は多いものの、オンオフの切り替えはしっかりとできるようです。
今回ご紹介した日本M&Aセンターを筆頭にM&A業界への転職は非常に難易度が高いです。ですので、選考においては細心の注意を払って対策をしておく必要があります。
ご自身での対策は限界があるかと存じますので、人材エージェントの活用をオススメします。当社ヒュープロは業界特化のエージェントなので、当社独自の情報に基づいて、キャリア支援をさせて頂いております。M&A業界にご興味がある方は、是非一度ご相談いただけますと幸いです。
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