社会保険労務士試験の試験日は、毎年8月の第4日曜日に実施されています。
そのため、2023年度(令和5年度)第55回社会保険労務士の試験日は8月27日(日)です。
本記事では、合格するまでの流れや申し込みの際の注意事項を記載しておりますので是非ご参照ください!
(郵送申込)願書・試験案内の請求期間 | 令和5年3月1日(水)~5月31日(水) |
インターネット 受験申込 | 令和5年4月17日(月)10:00~令和5年5月31日(水)23:59:59 |
郵送 受験申込 | 令和5年4月17日(月)10:00~令和5年5月31日(水)消印有効 |
試験日 | 令和5年8月27日(日) |
合格発表 | 令和5年10月4日(水)*公開時間は未定 |
合格証書授与 | 令和5年10月16日(月)*簡易書留郵便で発送されます。 |
①まず最初に気を付けるべきことは、郵送申し込みをする際に願書の請求を行う期間です。
実際には5月31日(水)まで行っていますが、お手元に届くまでに数週間かかる場合もございます。
そのため、郵送で受験申込をする際は念のために申し込み終了までの2週間前には資料請求を行いましょう。
②受験申込を行う前に受験資格を有してる証明書を準備しましょう。
例えば、「大学、短期大学又は高等専門学校(5年制)を卒業した者」の場合、「卒業証明書又はその写し」や「卒業証書の写し」、「学位記の写し」のうちいずれか1つを提出しなければなりません。
また「実務経験を証明する」場合は、実務経験証明書又はその写しを準備する必要があります。
詳しくはこちらでご確認ください。
*受験料 一律15,000円
*インターネット 申込 払込み手数料396円
*郵送 申込 払込み手数料313円 別途、簡易料金(320円)に加えて、郵便料金が受験者負担となります。
社労士の試験は大きく分けて二つに分かれており、午前に選択式、午後に択一式が実施されます。
一日通して行われる試験なのでしっかり確認しておきましょう。
午前:選択式
開場時間 | 9:00~ |
着席時刻 | 10:00 |
注意事項・説明時間 | 10:00~10:30 |
試験開始時刻 | 10:30‐11:50 |
昼食時間 11:50ー12:50
午後:択一式
着席時刻 | 12:50 |
注意事項・説明時間 | 12:50‐13:20 |
試験開始時間 | 13:20 |
試験終了時間 | 16:50 |
*試験時間が長いため、許可が降りた際にトイレ・飲水が可能です
社労士試験に受験するまでに、自分が受験資格があるかどうか確認しておきましょう。
わかりやすく分けると、以下の三点に分けることが可能です。
①学歴(学校教育法による大学、短期もしくは高等専門学校を卒業した者)
②実務経験(3年以上の実務経験がある方)
③厚生労働省の認めた国家資格を有している方
例え、どれか1つ足りなくても、その他の2つで補うことができれば受験資格はあります。
社労士の受験資格についてもっと知りたい方はこちらをご覧ください!
試験会場は以下から希望都道府県が選択できますが、具体的な試験会場までは選択することができません。自分の試験会場は受験票に記載されています。
試験形式は、「選択式」と「択一式」の二種類があります。
‣「選択式」の問題では空欄のある文章に用意されている複数の選択肢の中から、空欄にあった正しい選択肢を選び穴埋めしていくような問題です。
選択式は大問が全部で8つ(小問が5つずつ)あります。試験時間は80分なので大問一つあたり、10分のペースが目安となります。
‣「択一式」とは、一つの問いに対し、「正しいものはどれか」又は「誤っているものはどれか」といった問題や、誤っている選択肢の個数を数えるなど難易度が高くなるような問題も出題されます。
択一式は大問が全部で7つあり(小問が10問ずつある)、試験は210分なので大問1つあたり30分のペースが目安となります。
試験科目は以下の通りです。
出典:社労士試験オフィシャルサイト
社労士の試験内容についてはこちらで詳しく解説しておりますので、ご参照ください!
社労士試験には合格基準が設けられており、「選択式」「択一式」それぞれの試験において全科目合計点を指す「総得点基準点」と1科目ごとの合計得点を指す「科目別基準点」があります。
2つの総得点基準点ではいずれも6~7割が合格基準の推移となっており、毎年調整が行われています。
また1科目でも基準点が設けられていますので、勉強の抜け漏れがありますと落としてしまうので綿密に勉強する必要があります。
過去10年間の合格者の推移です。
出典:厚生労働省 第52回社会保険労務士試験の合格発表
受験者が減っているために比例して、合格者の数は減っています、基本的に合格率は6~7%となっており、非常に難しい試験であることがわかります。
平均3~4回といわれていますが、1,2回で合格している人と5,6回で合格している人がいるためです。なかなか両立するのが難しい方もいるので1,2年でとれるように時間を割くことが大切です。
社労士試験は一年に一度しかない大切な試験です。
そのため、申込を行う際に誤りがないよう、気を付けることが重要です。
今年の社労士試験申込、締切日まであと少しなので皆さん気をつけてください!