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RPAを人事に活用した場合の事例と内容をご紹介!

HUPRO 編集部
RPAを人事に活用した場合の事例と内容をご紹介!

RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)という言葉が多く聞かれるようになってきました。新型コロナウイルスの影響もあって、RPAを導入した企業も増えてきています。
具体的にどのように人事に活用できるのかを、事例紹介と内容紹介で詳しく見ていきます。これから検討を考えている方や、既に活用していてさらにいい活用方法を模索している方は、ぜひ参考にしてみてください。

RPAとは何?

そもそもRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)とは何かですが、バックオフィス業務をロボットによって機械ロボット化することを指します。
新型コロナウイルスで自宅勤務が増えたことや人手不足、働き方改革などによってもRPAが推進されています。新しい時代の働き方になっていくでしょう。

「AI」と「RPA」の違いは?

よく言われるAIとRPAの違いについても知ってみませんか。
AI(artificial intelligence)は、人口知能というもので、人工知能をもとにした様々な技術、ソフトウェア、コンピュータシステムを意味します。
RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)は、人工知能のAIとは異なり人間の指示によって動くもので、そこに大きな違いがあります。
主体となって考えるのが誰かと言う点が異なります。

RPAの人事への導入とは?まずは人事部門からRPAの導入という考え方

まず人事部門からRPA導入をスタートするという考え方があります。意外と事務作業が多い人事部門ですので、ロボットでできることはロボットに任せて、人はもっと創造性のあることをやろうという考え方です。
1人1台でロボットを活用して人事業務を行っていこうという金融機関も登場してきています。
RPAの人事への導入については、人事は様々な業務を行いますのでそれに対応したRPAがあればとても有効でしょう。
人事の仕事は採用関係、人材育成、人物評価、勤怠、労働時間の管理、健康診断、福利厚生、安全衛生管理の諸手続きなどの労務管理と多岐にわたります。
基本的な判断は人間がやるとして、これらの多くの処理や手続きなどをRPAを導入して行うことができれば仕事が随分軽減されるでしょう。人手不足や働き方改革に大きく役立ちます。

RPAの人事への導入とは?まずは人事部門からRPAの導入という考え方

人事の仕事内容にRPAを具体的に導入した場合の事例

具体的にどのように人事の仕事内容にRPAを導入できるかですが、具体的に人事の仕事内容別に紹介していきたいと思います。

採用業務にRPAを導入した場合の事例

採用業務の場合には、採用に関する判断は人が判断しても、面接官の手配や面接の設定連絡や進行という面倒な部分はロボット化することが可能です。そうした業務をRPAで行う企業も増えてくるでしょう。
また採用判断にしても、面接などで見ているポイントをある程度標準化してロボットで一定のところまでは判断させることもできます。
業務フローを考えて、タスクごとに洗い出し細分化していくことでロボット化が可能です。

給与計算にRPAを導入した場合の事例~AIの導入も可能に

給与計算に関しては、多くのデータを収集して給与ソフトで計算することをRPAに任せることができるでしょう。
給与明細をメールで送る企業も増えていますが、送信作業もロボットに任せることができます。
また、ゆくゆくはAIでの給与計算も行われる可能性もあり、AIを導入するためには全ての給与計算をマニュアル化する必要があります。人や部署による例外となるような給与計算もできなければなりません。
それができるようになると、RPAだけでなくAIで判断して様々なパターンの給与計算に対応可能になります。

勤怠管理にRPAを導入した場合の事例

最近では働き方改革なども言われていて、労働時間のチェックも人事の大変な仕事です。RPAを活用して多くの社員の労働時間をチェックすることで、休養を取らせたり健康診断を呼び掛けたりすることを人がスムーズに判断できるようになります。

人事労務にRPAを導入した場合の事例

入退社の手続きも煩雑なものが多く、RPAでルーティン化すればすんなりと進むようになります。
特に人事の忙しい時期である入退社が多い時期も、ロボットに任せておけば安心です。夜も24時間稼働してくれて作業をしてくれ、人事の残業も減らせます。

人事は社員、部署とのコミュニケーションも大事な仕事

RPAに人事の事務作業や一連のルーティン作業を任せることで、人事の人間は、他の仕事がやれるようになります。これが大きなメリットと言えます。
人事は、社員や部署とのコミュニケーションを取ることも大事な仕事です。それぞれの課題や問題を知っておく必要があり、RPAを導入することで、それらのコミュニケーションのための時間が増やせるメリットが生まれます。

RPAを活用しながらの人事総務の今後

あくまでも人がロボットを使いこなすという観点で仕事を進めていくことができれば、多岐にわたる人事業務の効率化が図れます。人事は、RPA導入がふさわしい部署と言えます。
また人事だけでなく、総務も同じように事務作業を中心にしてRPAの活用が推進しやすい場所ですので共に活用をしてみるといいでしょう。

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