皆さんは公認会計士という職業を知っていますか?国内では医者、弁護士についで高い年収の資格職業として有名ですが、実際何をしている職業なのかわからないという方も多いと思います。そこで今回ヒュープロスタッフが一般の人になじみの薄いこの職業を簡単にまとめてみました。
公認会計士とは一般に会社などの会計業務の監査をする仕事です。監査とは監督し、検査するという意味です。公認会計士はそれぞれ会計士事務所に属していて、そこに来た仕事の依頼を受けて会社などの監査に向かうという仕事の形態をとっています。弁護士や税理士など他の士業と同じですね。
いわば会計の専門家である公認会計士は、税理士と同じような仕事を受けおうこともあります。公認会計士であれば税理士でなくても、税理士登録したり税理士会に入ったりすることで税務をこなすこともできます。また、会計業務をこなしながら会計学の観点から会社を支える経営コンサルタントとして会社の経営戦略を練ったりします。こういった公認会計士は専門的な知識を持ち、さらにそれを幅広い分野で生かすことができるので結果的に最高峰の年収を受け取れるということなのでしょう。
年収も高い専門的な職業ということで、公認会計士になるためには大変な努力が必要です。年に一度行われる公認会計士試験の合格率は非常に低く、前年はたったの10.3パーセント。これは同じ士業の税理士よりも8パーセントも低い結果です。公認会計士試験は税理士と違い、複数科目の同時合格が求められるため、試験勉強をしなければならない範囲が非常に広く、大学生の資格受験生では学生生活よりも優先して勉強をする方がとても多いです。
公認会計士試験は二つに分かれていて、一次試験(マークシート)に合格した者だけが論文式の二次試験を受けることができます。一次試験の合格した場合、二次試験への受験権利は合格後しばらく有効なため、一度駄目でもその間に何度か論文式二次試験に挑戦することができます。厳しい合格率の試験であるためか、すでに大学や専門学校を卒業している受験者もとても多く、普段は会社員、会計事務所員、または税理士として働きながら毎年受験する人も珍しくありません。昨年度はなんと65歳以上の方が88人も受験され、そのうち二人が無事公認会計士として合格しています。まさに一生をかけて受験勉強を続ける人もいる様な難しい資格です。
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