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社会保険労務士(社労士)試験に独学で合格できる?実用的な勉強法とは?

HUPRO 編集部
社会保険労務士(社労士)試験に独学で合格できる?実用的な勉強法とは?

社労士試験は決して簡単な試験ではありません。しかし、独学でも必ず合格できます。そのためにはしっかりと知識を身につけることが必要です。本記事では、社労士試験に合格するためにどうすれば良いか、役立つテキストはどれかなど、実用的な勉強方法について解説します。

社労士試験の概要

まず、社労士試験の概要について見ていきましょう。
社労士試験は選択式と択一式。試験範囲と科目はほぼ一緒です。
選択式は、「労働管理その他労働に関する一般常識」と「社会保険に関する一般常識」が別れており8科目となっており、択一式は、この2つの科目が1科目に統合され、7科目から構成されています。
点数は科目ごとに均等に配分されており、どの科目も平均して得点しなければなりません。

出典:社会保険労務士試験オフィシャルサイト 社会保険労務士制度

「選択式」について

選択式の試験は、は8問出題(「労働管理その他の労働に関する一般常識」と「社会保険に関する一般常識」がそれぞれ別の問いになる)で、試験時間は80分。
問題文の中に5つの空欄があり、選択肢の中から正解の番号を選択してマークシートに記入する方式です。1問5点とありますが、それぞれの科目で5問ずつ出題されるため、実際には40問あります。
それを80分で解くためには、1問2分程度の時間で解かなくてはなりません。
2020年の試験では表紙を含め19ページありました。

出典:社会保険労務士試験オフィシャルサイト 第52回(令和2年度)社会保険労務士試験についての情報

例えば、こちらは2020年第52回社会保険労務士試験から「労働者災害補償保険法」として実際に出題された問題です。A~Eまでの空欄に当てはまる文言を選び文章を完成させる問題となっています。

「労働者災害補償保険法」とは、いわゆる労災にまつわる法律です。労働者が勤務中や通勤中に事故や災害でケガや病気を負ったときの補償について定められています。

「択一式」について

択一式は70問出題の70点満点で、試験時間は210分
5つの選択肢の中から正解を選び、マークシートに記入します。全70問を210分で回答することから、1問につき3分程度の時間しかかけられません

具体的にどのような問題が出るのか、先ほどの選択式と同じく、2020年第52回社会保険労務士試験の「労働者災害補償保険法」として実際に出題された問題を見てみましょう。

出典:社会保険労務士試験オフィシャルサイト 第52回(令和2年度)社会保険労務士試験についての情報

このように、各法律について問1~10までの選択肢の文章においての正誤が問われます。
問題の分量が多く、択一式の問題はなんとトータル64ページ!最後まで集中力を切らさずに保つ必要があります。

「捨て問題」ができない社労士試験

試験範囲が広く問題数が多い場合は、得意分野で得点を稼ぎ、全体の点数を合格点に近づける……このような方法は社労士試験では通用しません。
先ほど、社労士試験の実際の問題と試験問題のページ数(選択式19ページ/択一式64ページ)を例示しましたが、もし時間切れで最後の科目までたどり着けなかったら、他の全ての科目が満点でも不合格になります。
というのも、社労士試験の合格基準は、総得点だけでなく、科目ごとの点数による足きりがあるからです。

例えば第52回(令和2年度)の場合は以下のような合格基準が設けられていました。

・選択式試験:総得点25点以上かつ各科目3点(ただし、労務管理その他の労働に関する一般常識、社会保険に関する一般常識・健康保険法は2点)以上

・択一式:総得点44点以上かつ各科目4点以上

出典:社会保険労務士試験オフィシャルサイト 第52回(令和2年度)社会保険労務士試験の合格基準及び正答

つまり、選択式は40満点中25点取得だけでなく、問ごとの5点配点中3点以上(科目によっては2点以上)をまんべんなく取り、かつ択一式は70点中44点かつ各問で10点中4点取らないといけないのです。

このどの条件も欠かしてはならず、選択式・択一式通して1科目でも合格基準を満たさなければ不合格。かなり厳しい試験であるため、しっかりと取り組む必要があります。

合格まで1000時間もの時間が必要と言われるのも納得です。

社労士試験独学に必要な心構えと勉強法

独学で社労士試験に合格するために必要な勉強時間

一般的に、独学で社労士試験に合格するために必要な勉強時間800~1,000時間と言われています。もちろん、合格した方の中には1,000時間以上勉強した方という方もたくさんいますし、逆に、短時間で効率良く合格を果たしたという人もいます。

また、社労士試験合格までに必要な勉強期間は1~2年とも言われています。弁護士や司法書士、税理士などの最難関国家資格とは異なり、社労士試験の試験範囲は広いものの、そこまでこれらの資格と比較すると難易度は低い傾向があるので、社労士試験合格のために3年、5年と長い期間をかけるのは適切ではありません。

ただし、すべての受験生が短期間で合格できるわけでもありません。なぜなら、受験生の中には、仕事や家事育児と両立しなくてもいい環境で、毎日10時間以上の勉強を継続できるような恵まれた人も含まれているからです。

将来的に社会保険労務士としてのキャリアを狙っているという方の多くは、仕事や家事と勉強の両立を強いられる方がほとんどでしょう。そのような状況にあるのなら、短期決戦で社労士試験に挑戦するのではなく、2年程度のスケジューリングで確実に合格を目指すのがおすすめです。

社労士試験に独学で合格することが難しい理由

社労士試験に独学で合格することが難しい理由は、勉強時間が確保できないことです。

上述のように、社労士試験に合格するためには、800時間~1,000時間の学習が必要です。そして、人によって習熟度は異なるので、これよりも短い勉強時間でクリアできる人も居れば、1,000時間以上の勉強時間が必要な人も居るでしょう。

社労士試験の勉強だけに毎日集中できる学生・主婦ならまだしも、社会人として働く人が1,000時間の勉強時間を用意するのは簡単なことではありません。

例えば、単純に1000時間を365日で割ると、1日あたり約2.7時間の勉強時間が必要です。つまり、1年で社労士試験に合格するには、毎日平均3時間の勉強時間を捻出しなければいけません。そして、毎日約3時間の勉強時間を確保するためには、仕事のある平日は睡眠時間を削ることになるでしょう。残業がなくても5時間睡眠、残業次第では2~3時間の睡眠時間しか確保できません。このような睡眠不足の状態を1年間継続してしまうと、効率的に勉強が進まないだけではなく、体調不良さえ招きかねません。

独学で社労士試験に合格するための秘訣

独学で社労士試験を目指す秘訣は、以下の3点です。
・毎日コツコツ勉強する
・早朝時間を活用する
・反復学習で知識の定着を図る
それぞれの秘訣について解説します。

毎日コツコツ勉強する

独学で社労士試験に合格するための秘訣は、毎日コツコツ勉強することです。なぜなら、学習進捗度を考えると、まとめて勉強するよりも毎日少しずつ学習を積み重ねた方が効果的だからです。

もちろん、中には、「平日の勉強時間を減らして休日にまとめて勉強する」というスケジュール管理を希望する受験生もいるでしょう。しかし、思わぬ休日出勤・冠婚葬祭・子供の学校行事が立て込んだり、平日の仕事の疲れが溜まって休日に勉強する気力がおきなかったりすると、勉強スケジュールが大幅に遅れてしまいます。遅れた勉強スケジュールを取り戻すのも簡単ではありませんし、遅れをとっているというストレスから悪循環に陥り、結果として、社会保険労務士として活躍するキャリアを諦めてしまう人も少なくありません。

早朝時間を活用する

独学で社労士試験への合格を目指すのなら、24時間をどのような時間軸で行動するかスケジューリングして、仕事と受験勉強の両立を図るのがおすすめです。

例えば、以下の1日のタイムスケジュールをご覧ください。

早朝起床 ⇒ 『勉強』 ⇒ 朝食 ⇒ 出社 ⇒ 「仕事(残業)」 ⇒ 帰宅 ⇒ 家事 ⇒ 夕食 ⇒ 『勉強』 ⇒ 就寝

このタイムスケジュールでは、勉強時間を2回用意しています。しかし、帰宅後の勉強は、疲れや仕事のストレスが理由であまり効率的には進みません。したがって、夜の勉強ではなく、早朝勉強に重点を置くことをおすすめします。

早朝勉強にはメリットが多いです。頭がクリアで学習効率が高い、仕事の疲れが蓄積されていないなど、良い環境で勉強を進められます。したがって、起床してから出社するまでの早朝勉強は、最強の隙間時間と考えられます。

反復学習で知識の定着を図る

試験範囲が広い社労士試験ですが、実は過去問などからある程度の出題傾向を読み取ることができるので、試験科目全範囲に対して同じ労力をかける必要はないという点を押さえておきましょう。

つまり、社労士試験に独学で合格する場合には、自分が使用する参考書・テキスト・問題集などを決めてしまって、それを何度も繰り返すことによって知識の定着を図るのがおすすめです。特に、過去問は何度も繰り返して解きこめば、自然と試験本番の限られた時間内での受験テクニックも定着するでしょう。

たくさんのテキスト等に手を出すのではなく、過去問を含めて自分の勉強素材を反復する、そして、間違えた問題や分野を重点的に繰り返して弱点を克服することこそ、社労士試験合格への鍵です。

なお、社労士試験の場合には、法改正によって試験範囲や試験内容に変化が生じることがあります。過去問を反復する際には、適宜情報を得ながら、法改正点には注意をしましょう。最新版のテキストを購入すればその点の配慮もされているので、安心です。

独学で社労士試験に合格するための勉強法

1000時間もの時間を、独学でやり抜くためには、いくつか勉強法についてポイントがあります。

1日あたりの勉強時間を割り出す

社労士試験に必要な勉強時間は、一般的に700~1000時間と言われています。
仮に1日2時間の勉強でも500日。1.5年かかりますね。1日3時間の勉強でも1年近くかかります。
社労士試験の受験者・合格者ともに会社勤めの方が多いです。もし1年かけるとしたら毎日3時間の勉強時間を確保することを「決意」しないといけません。

例えば、平日と週末の勉強時間の差をつけるとすると、

・平日1時間・週末5時間だとすると週に1×5+5×2=15時間(週) 月で60時間 年間720時間
・平日2時間・週末5時間だとすると週に2×5+5×2=20時間(週) 月で80時間 年間960時間

となります。社労士試験は毎年の8月最終日曜日に行われます。そこから逆算して必要な勉強時間を割り出し、毎日の勉強計画に落とし込んでいきましょう。
特に、通勤時間やトイレ休憩、お昼休み、移動時間、入浴中など、数分単位の細切れの時間を有効に活用することが必要です。

前半は理解するための時間

まずは手元に用意したテキストの総ページを、受験までの日数の半分で割り「1日に進むべき範囲」を決めます。

例えば受験までに半年かける場合だと、前半3か月でテキストの内容を理解する必要があります。仮に1200ページのテキストだと、1か月で400ページ、30日で割ると毎日13ページ~進まなければいけません。毎日、前日の復習+当日の学習とセットで行うことで理解と記憶を繰り返します。

しかし、あまりにも余裕のない日程でスケジュールを立ててしまうと、勉強予定の消化のために理解しないままに進んでしまうことになります。毎週1日はその週の勉強した分や、自分にとって理解が難しかったポイントの強化に充てられるようにスケジューリングしましょう。

後半は問題を解きながら知識の定着を図る

後半は、できれば教科書と同じシリーズの問題集を手に入れて、何周か繰り返して解いていきましょう。同じシリーズであれば、テキストと項目が準拠しているため見直しがしやすいためです。

理解が薄いと感じる部分はテキストに戻り、情報を整理します。実際に問題を解いてテキストで復習することで、知識の定着を図りましょう。

総仕上げは過去問題・予想問題にチャレンジ

最終的には、予想問題集を入手して多くの問題に触れていきましょう。予想問題集は、試験の3~4か月前くらいから発売されますので、Amazonや書店でのチェックを忘れずに。苦手分野については、最後までテキストを振り返って勉強し、場合によっては特定分野のテキストを購入するなどして知識を深めます。

社労士試験に向けた知識をしっかり仕上げ、自信をもって本試験に挑めるように仕上げていきましょう。

独学の社労士試験合格におすすめのテキスト・問題集

おすすめのテキスト

TAC みんなが欲しかった! 社労士の教科書 2022年度
資格学校TACが、初学者・独学者用に開発したシリーズ。Amazonではトップの売上を誇ります。

TAC みんなが欲しかった! 社労士 合格へのはじめの一歩 2022年度
「みんなが欲しかった! 社労士の教科書 2022年度」が「難しい」と感じた場合にはこちらから

資格の大原 読めばわかる! 社労士テキスト 2022年対策
社労士の試験範囲が広いため、テキストの総ページ数も多いです。「読めばわかる! 社労士テキスト」については、スマホで見れる電子版がついています。通勤電車の中など、外出先の細切れの時間を活用するのに良いでしょう。

おすすめの問題集

TAC みんなが欲しかった! 社労士の問題集 2021年度
資格の大原 解けばわかる! 社労士問題集 2022年対策

こちらもテキストと同じくスマホ版があるため、持ち運びに便利。
選択式の総仕上げには、合格のミカタシリーズ☆「2022年対策 解いて覚える! 社労士選択式トレーニング問題集」もあり、法律ごとに苦手分野を集中して勉強することも可能です。

社労士試験を独学で挑戦するときの注意点

社会人の方が社労士試験に挑戦する際には独学で勉強をするのがほとんどでしょう。その際には、以下の注意点を意識して勉強を重ねるようにしてください。
・落ち着いて勉強を積み重ねる
・睡眠時間を削らない
・独学にこだわりすぎない
・模擬試験などを活用する
・つまづいたところにこだわり過ぎない
・お金をかけることに躊躇しすぎない

特に、1,000時間以上の勉強を強いられる社労士試験では、ある程度長期戦を覚悟しなければいけません。したがって、あまり一つの勉強スタイルに縛られ過ぎると逆に効率性を失いかねないので、ある程度柔軟な姿勢を意識するのもポイントです。

それでは、各注意点について見ていきましょう。

落ち着いて勉強を積み重ねる

独学で社労士試験を目指すには落ち着いて勉強を積み重ねることが重要で、そのためには1年間という短い期間で無理に合格水準まで到達しようとせず、2年間という余裕をもって着実に合格を狙うのがポイントです。

自分の思うように勉強時間が取れない毎日の連続。膨大な試験範囲。難易度の高い出題内容。しかし、社労士試験は1年に1回しか実施されないし、試験日は確実に迫ってくる。このような状況の中では、独学で社労士試験に挑戦している人には、「不安」と「焦り」しか生じません。

不安な気持ちや焦りに心奪われてしまうと、勉強に集中できません。集中できずにただ机に向かっているだけでは、「勉強したつもり」になっているだけで、何も定着していないリスクさえ生じます。結局、確保した勉強時間が無駄になってしまいます。

したがって、確保した勉強時間は集中して学習することが重要ですし、集中して勉強できるように心にゆとりをもつことがポイントとなります。学習効果を高めて着実に合格水準に達するために、最初から独学期間を2年に設定し、確実な成果を求めるのがおすすめです。

睡眠時間を削らない

仕事と勉強の両立を目指すのなら、1日1.5時間の時間を捻出するために睡眠時間を減らすのは良くありません。なぜなら、睡眠は体を癒しながら疲労を回復させるとても大切なので、勉強時間確保を優先するがあまりに睡眠を削ってしまうと、勉強にも仕事にも悪影響が生じるからです。勉強時間は確保したものの、睡眠不足で体を壊したり、仕事でミスを連発してそのフォローに時間が掛かってしまっては本末転倒ですよね。

そして、忘れてならないのは、睡眠は「記憶を固定させる」という重要な働きがあります。勉強したことをしっかり脳に記憶させるには、良質な睡眠をしっかり取ることが必要です。

したがって、毎日確実に勉強し、確実に睡眠時間を作ることが第1目標です。そして、何かしらの理由で1日に1.5時間の勉強時間を確保できない場合でも、その日の勉強量を決めて、翌日以降に無理のない範囲で調整しつつ勉強を継続するような臨機応変な対応を実践しましょう。

独学にこだわりすぎない

「独学で挑戦する」と言っておきながら逆説的な指摘にはなりますが、「独学で最後までやりきる」と意気込み過ぎると逆にリスクが高まるので要注意です。

というのも、独学で資格試験に挑戦する際には、以下のデメリットが生じる点を忘れてはいけません。

スケジュール管理を自分でしなければいけない
モチベーションを維持しなければいけない
試験の最新情報を自分で入手しなければいけない

大切なのは「社労士試験に合格すること」であって、「独学をやりきる」ことではありません。したがって、モチベーション維持やスケジュール管理が難しいようなら、適宜予備校や通信スクールの助けを借りるのも間違えではありませんし、その方が法改正などの情報を入手しやすいでしょう。つまり「適宜必要な時に資格予備校などの力を借りること」が大切で、この勉強方法を自分の考えのなかに取り入れ、活用していくことが合格の近道です。

膨大な試験範囲の全ての科目を、バランスよく学習しなければならないのが社会保険労務士の試験です。仕事と両立しながら勉強するには、時間・学習「効率」重視の勉強スタイルが必須となることを心得る必要があります。

模擬試験などを活用する

社労士試験では、厳しい制限時間の中で、かなりの数の問題数をクリアしなければいけません。

したがって、普段自分で漫然と勉強をするのではなく、模擬試験などの機会を利用して、試験の戦略を作っておくのがポイントです。

つまづいたところにこだわり過ぎない

独学で勉強をしていると、理解できない箇所にぶつかることがあります。しかし、自分の力だけでクリアしようとすると、かなりの時間を要することもあるでしょう。

そんなときには、資格スクールや予備校、あるいはSNSなどを活用して、知識がある人のアドバイスを受けるようにしてください。自分だけの世界で勉強を重ねていると、時間の流れが掴めなくなります。他の人の視点からアドバイスをもらうことによって、効率的に勉強を進めましょう。

お金をかけることに躊躇しすぎない

独学で社労士試験に挑戦する場合には、参考書やテキスト代以外にはコストがかかりません。これは独学のメリットではありますが、その分、コストをかけないことにこだわり過ぎると効率性を失いかねないというリスクにもご注意ください。

「時間」と「お金」を天秤にかけ、どちらが大切かを見極めましょう。なぜなら、仕事と独学での勉強を両立するためには「勉強時間の確保」が必須だからです。

例えば、独学なら1,000時間必要ですが、資格予備校や通信スクールの実績あるノウハウを利用すれば、500時間で済む可能性があります。資格予備校には社会保険労務士試験に短期間で効率良く合格させるオリジナルのノウハウと実績があるので、適宜これを利用するのは悪くない選択です。

目的は「社会保険労務士試験に合格すること」です。そのために、利用できるものはすべて利用しましょう。独学と資格スクールの良いところを抽出すれば合格はぐっと近づくはずです。

独学が難しいと感じたら社労士の講座やスクールの受講も検討しましょう

独学で社労士の勉強を頑張っても、勉強がはかどらないと感じた場合には、社労士資格の講座や資格スクールの受講も検討しましょう。

確かにお金はかかりますが、社労士試験で資格スクールを活用すると、以下のようなメリットが得られます。

【資格スクールのメリット1】疑問点を解決できる

社労士試験で資格スクールを利用すれば、疑問点をすぐに解決できます。講師や専門のアドバイザーがいるので、勉強が滞らなくてすみます。

問題集を解いていくと、とにかくわからないことが沢山出てきます。わからないことをそのままにしておくこともできませんし、参考書のどこに書いてあるのか探すのにとても時間がかかります。その上、自分で調べたことが正しいのかそもそも判断することが出来ません。

社労士試験を効率的に突破するには、わからないことや質問に答えてくれる「場所・先生」が必要です。これによって、自分で調べる膨大な時間が削減され、時間効率の良い勉強ができます。

【資格スクールのメリット2】人脈作りのできる場所

社労士試験で資格スクールを利用すれば、人脈作りに役立つというメリットを得られます。

社会保険労務士としてのキャリアを歩むうえでは、同期や先輩・後輩などの人脈は欠かせません。資格スクールを利用すれば、同じようにキャリアを目指している受験生と切磋琢磨できるので、知り合いの幅を増やすことができます。そして、実際に仕事をする中で、仲間とのコミュニケーションはリスクマネジメントの観点からも重要です。

まとめ

社労士試験を独学でチャレンジする際の注意点や勉強方法については以上です。

多くの社会人の方が、働きながら資格勉強に挑戦しています。ただ、中には独学の罠にはまって途中で挫折してしまう人も少なくないのが実情です。

社会保険労務士は、独占業務のある専門性の高い仕事です。行政書士や司法書士資格などのダブルライセンスを取得すればさらに仕事の幅も広がりますし、キャリアアップを目指せます。

そのファーストステップとして、効果的に社労士試験への合格を目指しましょう!

日々の勉強・仕事・家事・育児など本当にお疲れ様でございます。
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この記事を書いたライター

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カテゴリ:資格試験

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