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クラウド会計のメリット・デメリットをご紹介!経理の仕事がこんな楽に!?

HUPRO 編集部
クラウド会計のメリット・デメリットをご紹介!経理の仕事がこんな楽に!?

インターネット上のクラウド会計ソフトを通して会計処理を行う、クラウド会計。近年はそんなクラウド会計を導入する会社が増えてきています。クラウド会計には、今までの会計ソフトとは違ったメリットが盛りだくさんです。今回はそのクラウド会計のメリットについて解説していきます。

クラウド会計とは?

クラウド会計とは、クラウド会計ソフトを利用して行う会計のことです。そしてクラウド会計ソフトとは、クラウドを通して利用ができる会計ソフトのことです。つまり、インターネット上のクラウドにある会計ソフトを利用して行われる会計のことを、クラウド会計と呼びます。

クラウド会計ソフトは、インターネットを介してクラウド会計ソフトを提供している会社からサービスを受ける仕組みです。インターネット上にある会計ソフトに仕分けを入力することで、貸借対照表や売上帳といった会計帳簿を作成することが可能となっています。

クラウド会計のメリット

クラウド会計には、今までの会計ソフトにはなかったメリットがたくさんあります。今までの会計ソフトは、ソフトをインストールしたパソコンでないと使用できない、クレジット決済などの仕訳を手作業で起票する必要がある、会計情報を出先で確認できない、などのデメリットがありましたが、クラウド会計はこの煩わしさから見事経理を解放してくれました。下記でクラウド会計のメリットについて詳しくみていきます。

時間・場所を選ばずに会計情報を確認できる

クラウド会計システムを利用する大きなメリットは、インターネットさえあればいつでも・どこでも会計ソフトにアクセスできる点です。タイムラグなしに企業の会計情報を確認できるため、決断にスピード感を求められる経営者の方にはとてもありがたい代物となっています。

時間・場所を選ばずに仕訳を計上することができる

インターネットさえあれば、いつでもどこででも利用することができるのがクラウド会計のいいところ。例えば、出張先のシンガポールからスマホでちょっと交通費の精算をといった使い方をすることもできます。24時間365日、世界中のどこからでも仕訳を計上することができるようになるのです。経費精算の速度がぐっと早くなります。また、自宅で利用ができるため、リモート勤務を導入したい会社にもおすすめです。

銀行やオンラインでの支払い、クレジットカードのデータを連携できる

銀行の入出金データやクレジットカードの明細など、「今まで一つ一つ手打ちしていた…」という経理の方もいらっしゃるのではないでしょうか。クラウド会計を導入すると、今まで何時間もかけていた入力業務にほとんど手をかける必要がなくなります。
最初に銀行やカード会社からクラウド会計ソフトへのデータ連携の設定をし、そのデータが振り分けられるべき科目を設定。すると、そのフォーマットに沿ったデータが連携されてきた場合は、ボタン一つでシステムが自動的に仕訳を計上してくれます。入力時間、そして費用判定の時間までも短縮できることになります。登録してあるフォーマットから外れたものは手動で登録する必要がありますが、全件手動だった時代と比べると大きな変化です。

簿記の知識がなくても簡単に使える

クラウド会計ソフトは、会計帳簿をつけるのが初めての方でも簡単に利用できるような工夫がなされています。システム自体も従来の会計システムより初心者が使いやすい上に、手厚いヘルプページやオンラインでのチャット相談などが用意されています。

バックアップの保存、専用のサーバーを用意する必要がない

「クラウド」会計とその名にある通り、クラウド会計ソフトに入力したデータは、全てクラウド上に保存されることになります。そのため、自社に強固なサーバールームを設置したり、バックアップを複数用意したりする必要もなくなるのです。

いつでも最新のソフトを使用することができる

クラウド上に会計ソフトがあるため、仕様変更があるたびにパソコンのデータをアップロードする必要がありません。税法が変わった場合の対応も、クラウド会計ソフトのサービス提供会社が行ってくれます。

クラウド会計のデメリット

良い事だらけにみえるクラウド会計ですが、その反面デメリットも存在します。

維持費用がかかる

クラウド会計ソフトはサービス提供会社に月々、または年額でサービス料を支払うシステムです。そのため、今までの会計ソフトと違って、一度ソフト購入金額を費用として計上したら終わりというわけにはいきません。サービスを利用するために固定で費用が発生することになります。長期間の利用が想定される場合、トータルでみると今までの会計ソフトを超える費用となる場合も想定されます。

今までのソフトに慣れていると使いづらい

クラウド会計ソフトは、初心者でも使いやすいように作られています。そのため、今までの会計ソフトに慣れている方にとっては、逆に戸惑う部分もあります。しかし、これは何か新しいものを利用する際には起こりうることです。使っていくうちに次第に解消されてくるデメリットでしょう。

クラウド会計を導入する場合は、メリット・デメリットの考慮が必要

クラウド会計ソフトは今まで煩雑な処理の多かった経理の仕事をぐっと楽にしてくれるツールです。それに加え、「会計」を時間や場所といった制約から解放してくれるものでもあります。今後ますますの浸透が期待されますが、一方デメリットがあるのも事実。導入の際はメリット・デメリットをしっかり考慮した上で判断するようにしましょう。

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この記事を書いたライター

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