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シェアードサービスを導入している企業の事例を紹介します!

HUPRO 編集部
シェアードサービスを導入している企業の事例を紹介します!

シェアードサービスのメリットは理解していても、実際に企業でどのように導入されているのかが気になりますよね。導入したからといって思うような効果が出るかどうか分からないですし、問題が発生する可能性もあります。
今回は、企業別のシェアードサービスの導入事例と導入するためのポイントについて解説します。

企業別シェアードサービスの導入事例

シェアードサービスを導入した企業は多いですが、すべての企業で成果が出たわけではありません。成果が出た企業では、どのようにシェアードサービスを導入したのか、成功した要因はなにかを確認しておきましょう。

P&Gの導入事例

P&Gにおけるシェアードサービスの導入方法は、既存の業務をシェアードサービスへ移行する、あるいは業務の標準化をおこなってから移行するといった一般的な方法ではなく、業務の移行と標準化を同時におこなうという方法です。

導入を開始した2000年では14の業務だけでしたが、2013年には170もの業務の集約に成功し、10億ドル以上のコスト削減に成功しています。導入にあたり世界中から優秀な人材を集結し、6ヶ月という短期間で業務の移行と標準化を一気に推し進めたことが成功の要因だったようです。

株式会社NTTデータの導入事例

株式会社NTTデータでは、人事・財務・総務・購買の間接部門業務のシェアードサービス導入をおこなっています。各グループ企業から担当社員を出向させることで業務のノウハウを蓄積し、業務の生産性・効率性を向上することを目的として実施しています。現在では集約する業務の幅を広げ、アウトソーシング事業にまで拡大しています。

サッポロホールディングス株式会社の導入事例

サッポロホールディングス株式会社では、2007年にシェアードサービスの導入をおこなっています。サッポロホールディングスとグループ会社で共通しているサポート業務を集約し、業務品質の向上とコスト削減を目的としています。

株式会社LIXILの導入事例

株式会社LIXILでは、2012年に子会社105社の会計システムを統合するというシェアードサービスの導入をおこなっています。シェアードサービスの導入のポイントは、105社の子会社が持つ基幹システムの中から、会計システムだけを分離して集約したことです。

105社の子会社が持つ基幹システムは、各社の競争力の源であり、システムの違いも大きいため集約するメリットはありませんでした。しかし、会計システムについては共通する要素が多かったため、集約することに成功しています。

シェアードサービスを導入するためのポイント

シェアードサービスを導入するためのポイントは以下の3点です。

• 対象となる業務を選択する
• 目的を明確にし達成度を検証する
• 業務の標準化とシステム変更

シェアードサービスを導入するためのポイント

対象となる業務を選択する

シェアードサービスを導入するには、どの部門のどんな業務を集約すべきかを決定する必要があります。

シェアードサービスの対象になるのは間接部門の財務・経理・総務・人事・情報システム・法務・事務などになります。業務の見直しや標準化をしやすい業務がシェアードサービスで集約する対象です。

目的を明確にし達成度を検証する

シェアードサービスを導入する場合には、目的がどのくらい達成できたのか、どのように改善していくべきかを検証しながら運用することが重要です。

シェアードサービスは、コストの削減や業務の効率化、品質の改善を目的として行われます。導入することによってどのくらいのコストを削減できたのか、業務は効率化されたのか、品質の低下は発生していないかといった検証作業が必要になります。

業務の標準化とシステム変更

シェアードサービスを導入するためには、各グループ企業でおこなわれている業務を標準化する必要があります。グループ会社では異なったやり方で業務をおこなっているため、シェアードサービスへ業務を集約するには事前に業務を標準化しておくことが重要です。

また、情報システムの構築や変更をおこなうことで、効率よく標準化を進めることができる場合もあります。

各グループ企業で最適化されているシステムでは、業務を集約し標準化するためにはうまくいかないかもしれません。システムの変更や新規に構築することで、業務管理・システムの強化・処理の自動化といった効果を見込めます。

まとめ

シェアードサービスの導入には、コストの削減や業務の効率化、品質の改善といったメリットがあります。しかし、導入したからといって必ずしも思うような効果がでるとは限りません。実際にシェアードサービスを導入して成功している企業の事例を確認したおきましょう。

• 対象となる業務を選択する
• 目的を明確にし達成度を検証する
• 業務の標準化とシステム変更

上記のシェアードサービスを導入するためのポイントを理解することで、高い効果を期待できるようになります。

この記事を書いたライター

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