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ミートアップ採用とは?採用ブランディングにも効果的!

HUPRO 編集部
ミートアップ採用とは?採用ブランディングにも効果的!

ミートアップ採用というビジネス用語をお聞きになったことはありますか?ミートアップ採用は、近年、企業の間で注目されている採用方法の一種で、企業と入社希望者を自然な状態で結びつけることができるものです。今回は、人気のある採用方法として知られているミートアップ採用について、詳しく解説をしていきます。

ミートアップ採用とは

最近、注目されているミートアップ採用ですが、実際にはどのようなものでしょうか?ミートアップ採用の内容や状況について、順番に見ていきます。

ミートアップとは交流会のこと

ミートアップは、2001年に創業されたアメリカの「ミートアップ社」が作り出した造語で、WEB上で自分が興味のあることを選び出し、オフライン上で気の合った仲間とコミュニケーションを取れるサービスです。

SNSを使い共通の趣味を持つ人などに対してイベントの告知を行い、集まった人達が互いにコミュニケーションを取り合います。
お互いに顔を見ながら交流できるシステムが特徴です。

広がるミートアップ採用

近年では、採用活動にミートアップを取り入れる企業が増加しています。

2016年にメルカリがミートアップを取り入れたイベントを開催して成功して以降、2017年にSansan株式会社がお寿司パーティーを開催するなど、採用活動で取り入れる企業が広がってきているのです。

ミートアップが広がった背景には採用難が関係していると言われています。

求人をする際には、ミートアップを行うことで、自社の採用ターゲットにぴったりの人材を探し出そうとする企業が増えているのです。

ミートアップ採用を取り入れるメリット

ミートアップ採用を取り入れると、様々なメリットがあります。
ここでは、特に大きな3つのメリットをご紹介していきましょう。

①自社に興味を持ってもらえる

まず、第一のメリットは、自社に興味を持ってもらえることです。
現代はインターネットが活躍している時代ですが、直に会えるオフラインでの交流会も大きな魅力を持っています。
ミートアップによって、自社に興味を持つ人が増えていけば、企業の魅力や仕事内容について、幅広く知ってもらうことができるのです。

②社風を理解してもらえ採用しやすくなる

ミートアップの会場では、現役の社員と交流することが可能です。
実際に社員とコミュニケーションをすることにより、ネットの情報だけでは分からない社風や職場環境などを理解してもらえます

ミートアップは、少人数のアットホームな雰囲気で開催されるので、会社説明会のような堅苦しさはありません。
そのため、参加者が打ち解けやすくなる傾向があり、結果として優良な人材を採用しやすくなります

③採用コストがかからない

採用コストがあまりかからないのも良い点です。

採用に関するミートアップは、社内で開催することが多く、大きな会場を借りる必要もありません。
気楽な雰囲気の中で交流できるようにするため、食事も立食など軽めの形式ですから、費用をかけずに開催することができます

採用コストがかからない

ミートアップ採用の開催方法

ミートアップ採用の開催には、いくつかの方法があります。
ここでは、代表的な3つの方法をご紹介していきましょう。

①規模を小さくして定期的に開催する

ミートアップ採用は、少人数で開催するのをおすすめします。
理由は、大人数で行うと顔と名前が一致しないことが多いからです。印象が良かった人がいても、名前がわからないとアプローチをかけられません。
採用担当者が1人1人と話をして相手のことを理解できるように、20名以下で開催するのが良いとされています。

また、会社を知ってもらうためにも場所は社内で、定期的に開催するのがポイントです。

②集客にSNSを利用する

集客する際には、採用ホームページフェイスブックツイッターなどのSNSを利用しましょう。

上記に挙げたもの以外にも、Meetupconnpass/コンパスなどの告知に適したメディアに出稿するのが効果的です。

③参加者の大学名などで選別をしない

ミートアップは会社の選考会ではありません。
そのため、参加者の大学名などで選別をしないようにしましょう

あくまでも採用ブランディングの一環として行うイベントなので、学歴や新卒だけにこだわらず、例え入社を希望していない人でも呼び入れるようにしてください
希望者が多いときは抽選で選び出すのもおすすめです。

ミートアップ採用を活用している企業事例

実際に、ミートアップ採用を活用している企業事例を2社ご紹介していきます。
ぜひ、その活用事例を参考にしてみてください。

①メルカリ

ミートアップ採用を活用している企業で有名なのがメルカリです。
メルカリでは自社のファンを増やす取り組みのひとつとして、テーマを設定した「ミートアップ」イベントを月に3回ほど実施しています。

結果的に、取り組みを始めて10ヶ月で700人以上がミートアップに参加し、メルカリのファンが増えたのは言うまでもありませんが、参加者のつながりから採用されたケースもあり、戦略として成功していると言えるでしょう。

②Sansan

SansanやEightなどの名刺管理アプリを開発しているSansanも、定期的にミートアップを開催している企業です。他の企業と合同でミートアップを開く場合もあり、ミートアップを上手く活用していると言われています。

2020年5月にもユーザ限定イベント「Sansan User Meetup 特別編」の開催を決定しており、自社のファンを増やそうと積極的に活動している企業です。

まとめ

今回は「ミートアップ採用」について詳しく解説をしました。

ミートアップ採用は、SNSだけではなく直に交流することによって、自社のファンを増やし、優秀な人材を確保しようとする斬新な手法です。
ネットだけでは得られない、人間同士のコミュニケーションを図ることによって、自社の採用ブランディングを高めていくメリットがあります。

これからは企業も受け身の態勢ではなく、優秀な人材を獲得するために積極的に活動を行わなければなりません。
ミートアップ採用は、企業と入社希望者のマッチングを実現する方法として、これからよりスタンダードになっていく採用方法でしょう。

この記事を書いたライター

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