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総務のキャリアプランはどう描く?

HUPRO 編集部
総務のキャリアプランはどう描く?

総務部は何でも屋さんと言われますが、いざ転職して働こうと言うときに、キャリアプランを考えておかないと、本当に何でも屋さんで終わってしまいます。総務でのキャリアアップを志すのであれば、どのような仕事や役割を果たし、最終的にどのような人材になりたいかというキャリアプランをあらかじめ考えて転職活動をおこなっておくことで、転職後のミスマッチを防ぐことができるのです。
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総務のキャリアプランとは

総務の仕事は、会社の規模や経営方針によって異なります。しかし、企業の規模によってある程度の傾向がありますので、自分がどのような仕事をこなしていきたいかによって就職・転職先を選びましょう。

(1)マネジメント経験までを比較的早くつめる中小企業

中小企業であれば、そもそも対応すべき人数が少ないため、場合によっては人事や経理などバックオフィス部門をまとめて一つの部門としているところも少なくありません。

そうなると、業務をこなすことは大変かもしれませんが、総務だけでなく人事や経理の業務経験を積むことができます。
マルチなキャリアを積みたい、もしくは今から総務一本やりで絞るのも今後の事を考えるとちょっと怖いという方には、規模の小さい企業の方がおすすめです。

自分がどの部門に特化して良いかわからないという場合は、幅広い業務をこなしながら、自分の適性を探ってみてはいかがでしょうか。なにより、中小企業は、大企業よりも入社しやすく、出世しやすいという利点があります。

30~40代での転職を考えたときに、マネジメント経験までを比較的若いうちにこなした経験のあるなしは大きな差となってきます。

(2)専門業務に特化しやすい大企業

従業員数が多い大手企業の場合は、担当者ごとに業務を細分化して割り当てるのが一般的です。人事や経理などバックオフィス部門はそれぞれ独立しています。結果的に担当業務について専門化していくことになります。

例えば、私が以前勤務していた会社では、総務部の中にファシリティマネジメント(施設、設備の管理)だけを担当する課があって、オフィスの移転やレイアウト変更、社員の移動に伴う部署の引っ越しなどを、固定資産管理と併せて担当していました。

年間を通して、異動する人のほかに、オフィスの移転や同じビル内でも組織変更によって部署の階が変わるなどするので、期末が特に忙しい部署です。
移転時には、社員ごとに備品を詰める段ボールを配布したり、運搬会社・オフィス内装の手配、部内のレイアウト変更に伴うパーテーションの位置の変更工事やキャビネットの移動などを手配したりなど、本当に細々とした部分まで差配していました。

この例の場合は、担当者はファシリティマネジメントの専門家として経験を積むことになります。ただし、この担当者が例えば、株主総会の実務をやりたいという希望を持っていたとしても、異動希望は必ずしも叶えられるとは限りません。

大企業の場合は、割り当てられた業務に特化するしかないので、他の業務を経験したいとなると、部内の業務分担の変更を待つか、転職するかしかないのです。

(2)専門業務に特化しやすい大企業

キャリアプランに沿った転職を計画しよう

求人募集をかける企業の状況によって、どのような経験を求められるかは異なります。しかし、どのような部門に配属されるかがわからなかった新卒の時とは違って、転職時には職種や具体的な仕事内容などの要件から、キャリアプランに沿った募集に応募するのが、キャリアを伸ばすコツといえます。

総務は今後、IT化からのAIによる業務改革で、単純作業などはどんどん淘汰されていくと言われています。そのような状況の中、できる業務を増やしておくに越したことはありません。年齢が若い20代のうちに様々な業務を経験することで、今後のキャリアの強みにつながります。

また、未経験でも今後のポテンシャルを考えた場合に、未経験でも採用されやすいのが20代の強みです。

総務のキャリアに限った話ではありませんが、自分の適性と今後のキャリアプランを考えておくということは、若いうちから取り組むべきでしょう。また、将来の進路希望にあわせて、必要な資格の勉強をおこなうのもおすすめです。

当コラム内では、総務の転職に有用な資格についての記事を公開しています。あわせて是非ご覧ください。

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