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人事の転職に適した時期とは?年間で考えるといつ?

HUPRO 編集部
人事の転職に適した時期とは?年間で考えるといつ?

求人情報を見ていると、営業やエンジニアなどに比べると人事は求人情報が少なく出る時期も偏っているように感じることがありませんか?実は人事の求人には波があるので、その波と時期を把握して転職活動することが大切です。今回はそんな人事の転職時期について解説していきます。
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人事の求人に波がある理由とは?

人事の業務というのは、年間でスケジュールが決まっています。
採用であれば新卒採用が6月から開始して翌年まで続きますし、採用活動をしながら内定者の受け入れや研修、4月の入社式までノンストップです。

更に給与や労務は4月の新入社員の入社手続きだけでもかなりの工数がかかりますし、7月に社会保険の算定があり、労働保険の更新があり、11月から12月にかけては年末調整があり、年明け早々には給与支払報告書の作成があり、と事務仕事がピークになる時期がたくさんあります。

併せて既存社員の異動や評価、賞与もあるのですから、その作業量の多さはかなりのものです。

このような忙しい時期は手が足りないと感じるため、人員補強をしなければと考えるのは普通のことです。

しかし実際は採用活動をしたくとも、人事担当者が忙しすぎて自部門の募集や選考に時間を割けないという現状があります。

どうしても採用活動は優先度と緊急度のバランスを取りながら行わなければならないため、他の部門の人員補強が先で人事は後になりがちなのです。
このような理由で、人事の求人には波があるのです。

人事の求人が出やすい時期とは?

しかし本当に人員の補強が必要であれば、当然募集をしなければなりません。
その場合は、人事が繁忙期である時期を避けて採用を行い、できるだけ短期間で育成をして次の繁忙期には戦力になってもらおうと考えます。

一年間のうちに少しでも時間が取れる時期、決して暇ではないけれど多少は時間が取れそうな時期を選んで募集を出す人事部門が多いのです。

具体的には1月~3月、5月~7月、10月~11月にかけてです。
この時期は新卒採用が少し落ち着いている時期ですし、労務も大きな仕事が少ない時期です。

当然なにも仕事がないということはありませんが、この前後にピークを迎える業務が多いため、その山と山の間に人事の採用活動を強化する傾向にあるのです。
これが人事の求人が出る時期に波がある理由です。

人事は会社にとって大切なポジションだからこそ、募集企業も丁寧に選考を進めたい、だからバタバタする繁忙時期を避けて募集をするのです。

転職活動に適した時期はあるのか

そしてこの人事の求人の出る時期というのは、現職で人事に従事している人であれば自身もピークの谷間ですから転職活動がしやすい時期です。 
つまり、キャリア採用においては募集する方も応募する方も、活動に適した時期ということになります。

同じ時期に人事の求人が増えて転職活動する人も増えるため、募集企業は応募者を集めるのが大変だったり、転職者はライバルが増えたりというあまり喜ばしくない現象も起こりやすい時期ではありますが、お互いに活動しやすい時期に注力した方が良い採用ができますので、この時期の募集は理にかなっているわけです。

人事で転職を考える人は、この時期に集中して転職活動をした方が良い転職先に巡り合えるのではないかと思います。

もちろんこの時期以外にも求人は出ていますので、忙しい時期も積極的に情報収集と転職活動をするべきですが、転職は職業人生における大きなイベントなのですから、自身も落ち着いて活動できる時期を選ぶ方が良い転職ができる可能性が高まるのではないでしょうか。

転職活動に適した時期はあるのか

人事業務の繁忙時期には転職しない方が良いのか

では人事業務の繁忙時期には転職活動をしない方が良いのかというと、そうではありません。繁忙時期に全く人事募集の求人が出ないということはないので、気になるものには応募をしていくべきです。

むしろ繁忙時期に転職活動をして内定を確保しておき、業務が少し落ち着いた時期に退職をして次の職場に移るようにすることで、転職がスムーズにいきます。
このパターンは、転職先の人事も受け入れや引き継ぎに時間が取りやすい、という利点もあります。

ただ、採用をする方が忙しくて選考が遅れ気味になる、自身も面接に行くための時間の確保が難しいという問題もあります。そういった事情をお互いに加味し、上手くスケジュールを合わせて焦らずに活動を進めていくことが大切です。

特に複数企業で選考を進める場合は、現職とバランスを取りながらのスケジュール調整が肝になりますので、転職先として志望度の高い順から無理のない範囲で面接日程を組むなどの工夫が必要です。

転職したい、と考えるのは何らかの理由で今の職場に不満があるわけですから、その不満を抱えながら繁忙時期の業務を乗り越えるのは容易ではないかもしれません。しかしそれから逃げ出したい一心での転職活動は、失敗する可能性が高いのも事実です。繁忙時期の転職活動は、より慎重に行うのが望ましいと思います。

まとめ

このように年間で見た場合の人事の求人数に波があるのは、業務の繁忙時期が関係しているからです。

繁忙時期の転職活動か閑散時期の転職活動かで転職できるかどうかが左右されるわけではありませんが、やはり求人が多く出る時期の方がチャンスは広がりますし、業務の閑散期の方が転職活動の時間が確保しやすいのではないでしょうか。

双方が良いタイミングで進められる時期であることが、人事の転職においては大切だということを転職活動のヒントにしていただければと思います。

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