今回は35歳女性からのキャリア相談です。税理士になりたいと思い、学生時代から勉強を積み重ねて簿財は在学中に合格。大学院で科目免除を2科目受け、事業会社に就職することなく、金融機関に転職しました。税理士の実務経験を積むために転職を考えています。下記の具体的なご相談内容をもとに、の税理士・税務スタッフご転職相談を年間通じて多数受ける『最速転職HUPRO』がご回答します。
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35歳女性。学生時代から勉強を積み重ねて簿財は在学中に合格。その後大学院へ進学し、科目免除を2科目受けましたが、事業会社に就職することなく、金融機関に転職しました。年齢的に今回が税理士になる実務経験を積むラストチャンスだと思い転職を考えています。
いずれは税理士になりたいと思い、学生時代から勉強を積み重ねて簿財については在学中に合格。大学院で科目免除を2科目受けました。
本来であれば、大学院で1科目合格して、そのまま実務経験を積んで開業する予定だったのですが、待遇に惹かれて合格した金融機関が思いのほか忙しく、国税徴収法にチェンジしてようやく科目を取得した後もズルズルとこの年齢まで来てしまいました。
税理士になるために実務経験を積むなら、これがラストチャンスではないかと思い転職を考えています。
この度はご相談いただき、ありがとうございます。
すでに税理士試験を突破しており、職歴も金融機関で10年勤続されていると言うことで、会計事務所・税理士事務所への転職については問題なくできるでしょう。
しかし、問題としては、現在の大手金融機関の待遇から比べると、会計事務所では給与や福利厚生はかなり見劣りしてしまう点です。場合によっては、数百万円もダウンしてしまうことが考えられます。
実務経験を積んで早めに独立を目指し、給与の差額は勉強量と思って取り組む必要があるでしょう。
おすすめの転職先としては、現在の職歴と経験をプラスできる事務所が良いでしょう。
・ある程度規模の大きな会計事務所や税理士法人
・法人中心のお客様
・企業や事業継承も取り扱っている
・法人税や消費税など、自分が受験していない科目の業務も任せてもらえる
すでに税理士資格を持っているので、転職にはかなり有利ですが、規模の大きな会計事務所や税理士法人は、それだけ転職希望者が多いです。
大手ならどこでもいいのだと判断されないように、転職希望先の業務などについてしっかりと研究しておくことと、自分の今持っているスキルをどのように生かし、どうやって事務所の発展に役立てるかという、志望動機をしっかりと作っていきましょう。
会計事務所の志望動機については以下の記事でも解説しています。併せてぜひご一読ください。
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