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社会保険労務士試験対策!労働基準法で高得点を狙うには?

HUPRO 編集部
社会保険労務士試験対策!労働基準法で高得点を狙うには?

4月末に令和2年度の社会保険労務士試験の概要が発表されます。世間は新型コロナウイルス拡大感染で慌ただしい毎日ですが、社労士試験は毎年8月に実施されます。今回は、労働保険の基礎となる労働基準法について、社労士試験での得点状況や学習方法について解説します。

労働基準法の平均点は?

最初に、過去の労働基準法の平均点を見ていきましょう。

科目別の得点状況

過去5年間の科目別得点状況をみると、選択問題、択一問題ともに労働保険の科目が、社会保険の科目を上回っています。その中でも労働基準法(労働安全衛生法を含む)の平均得点が最高です。理由は、学習範囲が比較的狭く基本問題中心に出題されているからです。

労働基準法の平均点は?

労働基準法の得点目標

労働基準法の得点目標は、選択問題、択一問題ともに70%以上です。過去の合格ラインは総得点の60%~70%ですから、全科目合計の目標は70%となります。社会保険科目の方は一般的に難易度が高いため、社会保険科目で70%を下回った分を労働基準法など労働保険科目で補うというイメージです。

労働基準法と労働安全衛生法は社労士試験では同一科目となっており、選択問題は5問中3問が、択一問題は10問中7問が労働基準法となります。人によって合格に必要な点数は違いますが、選択問題では最低2問、可能ならば3問の正答が目安となります。択一問題では最低5問、可能ならば6,7問の正答が目安です。

労働基準法のポイントは?

次に労働基準法のポイントについて解説します。

労働基準法とは

労働基準法は、労働者を守るために労働条件の最低基準を定めた法律です。労働法の基礎となる法律で、第1~4章(総則・労働契約・賃金・労働時間など)と第9章(就業規則)が特に重要です。

労働基準法の試験は、条文がそのまま出題されることもあるため、一通り学習したあとは、条文を直接読み込むことをおすすめします。

参考:電子政府の総合案内e-Gov|労働基準法

労働基準法は労働者の味方

労働基準法は労働者の味方です。労働基準法2条では「労働条件は、労働者と使用者が、対等の立場において決定すべきもの」と定められていますが、実際には立場の強い使用者が労働条件の決定権を持っています。立場の弱い労働者が不利益を受けないように、労働基準法が労働条件に制約を設けているのです。

労働基準法の主旨を理解することがポイント

労働基準法の近年の傾向として、判例や通達の出題が増えています。試験で初めて見る問題もありますが、条文の主旨を理解していれば回答できます。条文を暗記するよりも、「労働基準法は労働者の味方」という観点で条文を理解することが正解への近道です。

労働基準法とは

労働基準法で高得点を狙う学習方法

労働基準法で高得点を狙う学習方法は次の通りです。

労働基準法の学習スタート前に

労働基準法の学習をスタートする前の確認事項です。

ほかの科目とのバランスも重要

労働基準法の学習に時間をかけすぎないよう、他の科目とのバランスが重要です。労働基準法は、選択問題8科目と択一問題7科目のうちの1科目です。労働保険の科目は頑張ったが、社会保険の科目まで手が回らなかった、とならないよう気をつけましょう。

テキスト学習より過去問が中心

合格者の多くは過去問を中心に学習しています。一通りはテキストで学習しますが、その後は過去問で分からなかったところをテキストで確認する、という形です。暗記はテキスト学習段階ではなく、過去問をやってポイントをつかんでから行うのが効率的です。

教材はテキスト1冊と過去問

基本教材は、メインテキスト1冊と過去問で十分です。テキストが複数あると、同じ内容を慣れない別のテキストで再学習することになります。同じテキストを使う方が、再読するにも調べものをするにも、スピードがあり頭にも入ります。

過去問は最低5年分、時間が許せば10年分が理想的です。それ以外は、法改正や暗記用教材、模試など必要に応じて追加します。

労働基準法の学習のポイント

1,テキスト学習で全体像を把握する

まずテキストを一読して、労働基準法の全体像を把握します。わからないところは流して、主要単元である「労働契約」「賃金」「労働時間」「就業規則」のつながりを大雑把につかめれば大丈夫です。「労働契約」の主な内容が「賃金」と「労働時間」で、その内容が契約書や「就業規則」に反映する、という関係です。

2,条文を理解する

条文の内容を暗記するという意味ではなく、条文の目的(主旨)を理解することが重要です。
前述の通り、「労働基準法は労働者の味方」という観点で条文を理解することができれば、
試験ではじめての問題が出ても対応可能です。

また、社労士六法やネットで条文を読むことをおすすめします。労働基準法の全体像が理解しやすくなり、また各条文の目的を考えながら読むことが主旨把握の訓練になります。

3,過去問の繰り返しで理解が深まる

①②でテキストを2回読んでも労働基準法をマスターできませんが、次は過去問に入ります。再度、テキストを使って理解しようとしていたら合格まで何年もかかります。考え方を切り替えて、テキストは過去問で分からないところを調べる辞書として使います。

過去問は少なくとも3回以上は繰り返します。何回繰り返しても間違うところは同じなので、出来るところと出来ないところが明確になります。

4,仕上げの暗記

過去問を繰り返していると、暗記しなければいけないところが分かってきます。過去問と並行して暗記作業で知識の仕上げをしましょう。労働基準法では暗記するところは少なめですから、他の科目と比較して負担は少ないでしょう。

時事問題に関心を持つこと

労働基準法の試験では時事に関連した出題も、ときどき見られます。働き方改革に関連した「労働時間」や「残業問題」、新型コロナウイルスの影響による「解雇問題」が事例問題としてでる可能性もあります。労働基準法は社会生活に密接に関係した法律ですので、時事問題に関心を持つことが活きた学習につながると思います。

まとめ

社労士試験合格に向けた労働基準法の目標は、総得点の70%以上です。しかし、ほかの科目とのバランスを考え労働基準法の学習は効率的に進めなければなりません。

学習のポイントは、条文の主旨の理解することと過去問を中心とした学習を行うことです。
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この記事を書いたライター

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