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コンサルティングファームに転職したい人必見!転職の難易度は実際どのぐらい?

HUPRO 編集部
コンサルティングファームへの転職したい人必見!転職の難易度は実際どのぐらい?

コンサルティングファームへの転職というと響きはかっこいいものの、実際どのくらいの難易度か気になるところです。今回は、コンサルティングファームへの転職の難易度、さらに30代、40代でどの程度の年収なのかについて解説します。
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コンサルティングファームの種類

まず、コンサルティングファームの種類について簡単に説明します。
コンサルティングファームは概ね次のようなものが代表的です。

・総合系コンサルティング
・戦略系コンサルティング
・財務アドバイザリーコンサルティング
・シンクタンク系コンサルティング
・IT系コンサルティング

なかでも経理等の会計関係の方々が多く転職をするのが財務アドバイザリーコンサルティングとなります。
この財務アドバイザリーコンサルティングはBIG4と呼ばれる監査法人の系列のコンサルティングファームが代表例ですが、独立系のコンサルティングファームも全国に存在します。

コンサルティングファームへの転職の難易度

ではコンサルティングファームへの転職はどのようなルートがあるのでしょうか。コンサルティングファーム以外からの転職を前提にお話します。

監査法人からの転職

会計系のコンサルティングファームでは、公認会計士を募集していることが多いです。これは、高度な会計能力を求められるために、公認会計士等の有資格者が即戦力と考えられているからです。

公認会計士のほとんどは監査法人で事業会社等の監査をしていて、一通り帳簿を見たり会計処理を提案したりする能力は担保されています。ですが、今まで監査として見てきた仕事から提案する仕事がすぐにできるか不安になるかもしれません。ですが、ほとんどの人はコンサルティングファームで働いたことが無く転職をするので、それほど心配する必要はないでしょう。転職の難易度としてはとても低く、基本的には監査法人の実務経験3年以上であれば採用されると考えてよいと思います。

経理からの転職

経理からコンサルティングファームへ転職することもよくあります。
経理では、普段記帳から決算の作業まで行っていますが、コンサルティングファームではどちらかというと将来計画を作ったり、改善提案をしたりします。ですので、一見すぐにできるのか、公認会計士と比べると転職しづらいのではないかという疑問を持つ人もいるかもしれません。

経理は公認会計士との最も大きな違いは、決算を自身で組む経験が豊富にあるかどうかです。公認会計士は基本監査の仕事でチェックする側ですが、決算を実際に組んだことある人の方が少ないと言えるでしょう。一方で経理では具体的な実務を知っているので、実務もスムーズに行えるという長所があります。

では経理からコンサルティングファームへの就職の難易度はというと、やはり経験や資格があると強いと言えます。
経験で言えば一通りの決算ができると強いですし、事業計画の作成や税金の申告まで経験していると転職にとても有利に働きます。簿記1級や税理士試験の科目合格もあると優先して採用されることでしょう。

その他からの転職

それ以外にもコンサルティングファームでは様々な人材を募集しています。
金融業界経験者、他のコンサルティング経験者、会計事務所出身者等、意外と広く募集があることに気づきます。

今までの自分の経験が活かせるところを大切にすることも重要ですが、顧客に信頼されることもとても重要です。ささいなことですが、コミュニケーション能力や清潔感など少しずつ自分のできることから行っていくことが重要でしょう。全く経験や能力がないとなるとさすがに難易度も上がりますが、一つ特化した能力が募集とかみ合えば採用までは近いと言えます。

経理からの転職

コンサルティングファームの30代、40代の年収は?

転職で気になるのがコンサルティングファームでの年収でしょう。
コンサルティングファームでは年功序列というよりも今までの背景やスキルに応じて年収が決まるところがほとんどです。ですので、30代だからいくら、40代だからいくらという明確なものはありません。

ですが、例えばこんな事例があります。

30代公認会計士の年収

公認会計士試験合格後、10年間監査法人に勤めて大手コンサルティングファームに転職した事例では、年収1,000万円超の事例があります。
監査法人で10年間勤めるとマネージャーになっているかどうかというところで、ちょうどこの1,000万円近い年収になっているはずですので、同じかやや高い転職事例でしょう。
ただ、コンサルティングファームによっては同様の能力でも800万円程度のところもありますし、仕事量や質の差で一概には言えない部分もあるでしょう。

40代経理から転職の年収

40代で前職が経理課長からコンサルティングファームへの転職をした事例があります。
この事例では年収900万円程度の転職となりました。前職の経理経験と、事業計画を作成するスキル、そしてコミュニケーション能力を見ての採用と考えられます。

特段資格があったわけでも経験があったわけでもないですが、申告書も含めておおよそ全ての経理業務に精通しているところがポイントだったのでしょう。
このように全てができなかったとしても、コンサルティングファームでは強みを生かしたチーム編成で動きますので、まずは自分にできることを考えましょう。

まとめ

コンサルティングファームは様々で、どのような経歴でどのようなコンサルティングファームに行くかによって転職の難易度も変わってきます。また、未経験からの転職組がほとんどですので、コンサル経験が無いから転職ができないということはありません。
まずは自分自身の経歴やスキルを確認して、足りないものがあっても長所でカバーして良い転職をしましょう。
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この記事を書いたライター

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