現在、会計事務所に勤務もしくは過去に会計事務所に勤務経験がある方に、転職の際のお話や今までの会計事務所での業務内容などを聞いてきました!
これから会計事務所への転職を考えている方、もしくは今までの会計事務所の経験を生かして今後キャリアアップしたい方など、ぜひ参考にご覧ください。
従業員は所長を含め4名でした。いろいろな業種の顧客がおりましたが、医療法人と社会福祉法人を得意としておりました。そのため所長は医療コンサルタントの資格も有しておりました。そんな所長ありきの事務所でしたので、仕事のやり方も基本的には所長が決めるという社風でした。
初めての就職で右も左もわからなかったため、まずハローワークに行き、会計事務所を片っ端から紹介してもらいました。
その中から2割くらいは面接に呼んでいただけました。
最終的には、面接の際に受けた所長の印象が良かった事務所を選びました。
今までに2度転職をしており、現在3社目になります。最初の就職先が上述の会計事務所で、2社目は通信会社でした。
そして現職の3社目は、食品の製造小売会社になります。
転職の際は、いずれも同じ転職サイト(リクルートエージェント)を利用しました。
会計事務所から事業会社へ鞍替えした理由は、自社のために経理を行いたいと思うようになったからです。
会計事務所は複数の顧客から、経理業務を依頼されます。あらゆる業種の経理に触れられるというのはメリットでもありますが、私は自分の会社で、その会社のために経理を行いたいと思うようになりました。
それが最大の理由です。
食品製造小売会社に就職しております。やはり経理を担当しております。
法人税、消費税をメインとした税金関係を担当しております。
特に消費税については、増税対策や、社員向けに軽減税率の説明会を開いたりしております。
食品製造小売業の経理なので、自社の製品が製造されてから、お客様の手に届くまで、全ての工程を見ることができるという点に大変魅力を感じ、現職に決めました。
やはり1番は、税金関係に対して専門性を発揮できるという点です。
会計には強くても、税金は苦手という経理マンは多いです。
決算申告書作成に対して、抵抗がないだけでもかなりの強みだと思います。
会計事務所時代のあの顧客は、確かあんな税制を利用していたななど、引き出しを多く持ってアイデアを提示できるというところも、会計事務所時代の経験をフルに活かせている点だと思います。
上述しましたが、会計事務所は複数の顧客の経理業務を行ったり、コンサルティングを行ったりします。
そうすることで、様々な業種について深く知ることができますし、専門的な知識が嫌でも身についてきます。
そこで培った知識や経験は、会計事務所で働き続けるにしても、途中で事業会社に転職するにしても、とても貴重なものになります。
会計事務所を志望しているということは、少なからず会計の知識をお持ちか、もしくはこれから勉強していこうという意気込みをお持ちだと思います。
勉強したものがそのまま仕事に活かせるというのも、この業界の魅力だと感じております。
2002年1月より会計事務所にて税理士補助業務を行っています。
今まで2回転職経験があり、現在の会計事務所に勤める前は印刷会社の事務と大手英会話スクールにて英会話講師を行っていました。幼少期より親の仕事の関係で海外生活が長かったのでどちらも言語を活かせる仕事でやりがいを感じていましたが、結婚を機に自宅に近い所での仕事を探すことにして、たまたま今の事務所の所長と知り合いというのもあり、声をかけていただいたこともあり、転職を決めました。
そして、今の会計事務所には勤務して、丸18年が経ちます。
初めは分からないことも多くひとつひとつ教えていただきながら仕事をこなしていました。仕事を始めてしばらくしてから日商簿記の勉強を始めましたが、簿記を勉強したことで、仕事内容が一層理解できるようになり仕事がどんどん面白くなりました。会計業務は数字のパズルを合わせていくような仕事で、そのパズルがピタッと合った時はやりがいを感じます。またクライアントとのやり取りを続けるうちに、信頼していただけていることを感じ嬉しく思っています。
主にクライアントの会計業務を行っております。記帳代行から月次決算、関与先企業の巡回監査などを行っていますが、これは実際に関与先企業へ伺い、巡回監査を行います。その際に帳簿の書き方や会計処理の仕方を指導することもあります。また年末調整の時期には年末調整事務、確定申告の時期には確定申告業務も行っています。今の事務所に入ってから日商簿記3級、2級を取得し、その時に得た知識は普段の業務に大いに役立っています。
私の勤める会計事務所は所長税理士1名、事務員(税理士補助業務)は私を含めて3名という小規模事務所です。業務内容としましては、まずクライアントの日々の会計業務指導があります。「正しい会計帳簿は企業会計の基本」という所長税理士の理念の下、法令に完全準拠した会計帳簿の作成、指導をはじめ、迅速そして正確な月次決算の実施を心がけています。
また税務業務において、税理士による税務対策、クライアントのニーズに合わせた税務アドバイスを行っています。また近年では、会社閉鎖、相続などのご相談も増えており、法律の変更も頻繁にあることから、日々学ぶことがたくさんありますが、所長税理士に相談しながら、事務員同士も互いに協力しながら業務を行っています。
私の努めていた会計事務所の規模は社員数約100名、中小企業に特化した記帳代行業、監査業務、及びさまざまな業種への派遣代行業も請け負っておりました。
当時の会計事務所はハローワークで探し、業務請負という形で契約をしました。
学校で簿記の基本から応用まで学び資格取得もしていく中で、一つの取引の流れがつながっていく簿記の仕組みについて、実践の中で活用していきたいと思ったからです。
記帳代行業務をメインに7年間働かせていただきました。
転職した回数は、5回あります。現在の世の中より20年ほど前に遡りますが、女性の社会の中での立ち位置はまだ厳しく、家庭との両立においては、常に時間との闘いが求められていたと思います。幼稚園、小学校、中学、高校と子供達の成長に合わせての仕事選びをする必要性がありました。
家族の介護の為、在宅での仕事に変更しています。
そのためフリーとしてさまざまな企業のお仕事を業務提携という形で行っています。在宅で記帳代行業務も請け負っています。
現在は、ウェブライター業務が多いのですが、10年教育分野でパソコン教室関連の会社を運営していた関係で得意分野は、人に何かを伝えたり、目標に向かって指導していくことです。
会計事務所での経験は、経理や総務全般の事にそのままつながる為、一般の会社へ務めた時も事業を経営して時も、常に収支決算の感覚、売掛金、買掛金でのお金の流れなどの把握ができ、仕事をしていく上ではとても役立つことが多かったと思います。
さまざまな企業の日々のお金の流れや月次決算に携わっていくことで、売上の変化や経費の内容などから、業界の動き、社会の動きを読み取ることができる財務分析の力を得ることができ、各企業の求めている方向性やゴールに向けて、生きた情報と提案をしていくことができる点です。