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未経験でコンサルティングファームへ転職したい場合どうすれば?

HUPRO 編集部
未経験でコンサルティングファームへ転職したい場合どうすれば?

コンサルティングファームへ転職を考えている場合、どういうスキルや資格があると有利なのか気になります。未経験から転職を考えている方こそ、スタート地点に立つための知識は必ず抑えておきたいところです。今回はコンサルティングファームへ転職する場合のポイントについてご紹介いたします。

未経験の方でもコンサルティングファームへ転職することはできるのか?

結論から申しますと、もちろん可能です。むしろコンサルティングファームへ転職する方は、全くの未経験である方も少なくありません。そのため、たとえコンサルティングファーム業界は未経験だとしても、コンプレックスに感じる必要もなく、安心して転職することが出来ると言えます。
また、市場的に見て、年々コンサルタントに対する需要は増えています。このままの市場を見ていけば、コンサルティングファームへの仕事に就く人が増えていくことが予想されるでしょう。未経験の方こそ、転職するなら今という見方をすることもできます。

コンサルティングファームへ転職するのが向いている人の性格、特徴

コンサルタントの仕事が向いている人の特徴は3つあります。

一つ目は人とコミュニケーションを取ることが好きな方です。コンサルタントはクライアントがいてこその仕事とも言えます。
人見知りだったり、目を合わせないで業務を淡々と進めていく場合、クライアントにも嫌な雰囲気が伝わってしまいます。ときに、世間話を混ぜるくらいの気さくさが出せる方ほど、クライアントとも円滑に関係を築いていくことができます。

二つ目は向上心がある方です。コンサルタントは、仕事に対する経験を積んでいくことで、クライアントに対して、具体的な解決策を伝えられるようにもなります。「どうすると今以上にクライアントの力になっていけるか」と常に疑問を持ち、周りから吸収しようと頑張れる方がコンサルタントファームに就く上で強みとなるでしょう。

三つ目は論理的な方です。普段から物事を順に沿って考えることが好き、飽きずに一つのことを追求していく力がある方です。自分の考えをわかりやすく相手に説明する能力が高い方もコンサルティングファーム業界では重宝されます。曖昧な言い方はクライアントを不安にさせてしまいます。コンサルティングファームの仕事に就く人こそ、問題解決能力が高く、冷静に立ち振る舞える方は優秀な人材として扱ってもらいやすいです。

コンサルティングファームでの働き方

では、コンサルティングファームでは、実際にどういった働き方をするのかと疑問に思っている方も多いと思います。コンサルティングファームが行うことはクライアントの課題解決ですので、そのための情報収集や戦略立案、そしてそれを先方の担当者に提案する仕事が主となります。情報収拾は自社で解決することもあれば、外部のリサーチ会社を使うこともあります。
そして、その情報をもとに資料の作成を行いますが、資料作成能力は最初から高度なものが求められます。なぜこの構成なのか、なぜこの矢印の大きさを使って、なぜこの色にしたのかなど、他の業界と比べても非常に細かく緻密な資料作りが要求されます。未経験の場合、最初は苦労する点かと思いますが、慣れれば徐々に解決されるでしょう。
また、大きなプロジェクトだと、チームで行うことも多くなり、その分ミーティングの回数も増えるなど、クライアント先だけでなく社内コミュニケーションも求められます。やはり業界としては忙しいですので、時期によっては毎日終電というのも覚悟しておいた方が良いでしょう。その分、ビジネスマンとしての成長スピードは早いですので、スキルアップのために転職をする方も多いです。

コンサルティングファームへ転職する利点

コンサルティングファームの仕事は非常に給与が高く、年収1000万円以上を稼ぐ方も珍しくはありません。また、スキルとして仕事をする上で自分の意見をはっきり伝える力、物事を魅力的にプレゼンする能力が身につきやすいです。さらに、人を見る目がついたり、体力的にもタフになります。コンサルティングファームからさらに将来転職する場合でも、経歴としてプラスに映ることも多いです。

コンサルティングファームの面接で聞かれやすいこと

志望動機はまず一番に聞かれやすいです。なぜコンサルティングファームへ転職したいと考えたのか、仕事内容をしっかりと理解しつつ、熱く想いを伝えていきましょう。未経験の方は、コンサルティングファームの仕事をする上で、スキルアップしていきたい意気込みを語ると良いです。

エントリー時の志望動機の書き方についてはこちらのコラムにて詳しく紹介していますので、よかったら参考にしてみてください。

関連記事:コンサルティングファームに転職するときの志望動機の書き方は
関連記事:差がつくコンサルの志望動機の書き方を知ろう!

また、英語が話せるかどうかついても聞かれることがあります。向上心がある方かどうか判断する材料として扱われることも多く、もし流暢に話せなければ正直に打ち明けても構いません。しかし「英語の勉強はしている」など比較的前向きな意見も同時に伝えるようにしましょう。自分の強みや自分が成長できたエピソードなどもいくつか用意しておきましょう。堂々とした態度で面接に挑んでいくことが大切です。

転職の際、どういう資格が必要か?

結論から申しますと、資格はあるに越したことはないですが、必ず持っておいた方が良い資格は特にありません。コンサルティングファームは未経験の方でも比較的転職しやすい業界となっています。また、コンサルティングファームの中でも、特定の分野に特化している事業の場合、スキル、資格が採用する上で、一つの判断材料になることがあるでしょう。
何の資格が必要かはそのコンサルティングファームがどこに特化しているのかによって異なってきます。例えば、会計・財務コンサルティングファームにおいては、「税理士」「公認会計士」の資格を持ち合わせている方に有利です。とはいえ、“資格必須”としていない求人も多くありますので、コンサルティングファームへ転職する上で、その前に新たに資格を取得することを無理には考えなくても大丈夫です。また、元々持ち合わせている資格があるなら、コンサルティングファーム業界でどういう風に役立てられるかなどの道筋は考えていた方が良いでしょう。

コンサルティングファームへの転職は何歳までにすると良いか

コンサルティングファームへの転職は30代後半までには決めておいた方が良いです。未経験の方は、20代後半までには転職を考えていくようにしましょう。コンサルタントとして仕事がしたいという強い熱望がある方ほど、出来るだけ年齢が若いうちから動き出すべきです。若い年齢ほど成長が期待されますし、順応性も高いです。
また、会社によっては優秀な人材の方なら何歳でも大丈夫と考えているところもあります。40代からコンサルティングファームで働くことも不可能ではありません。事業拡大している会社であるなら、コンサルタントの人手が足りておらず、年齢不問、未経験の方でも歓迎という求人も出しています。

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この記事を書いたライター

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