士業・管理部門のキャリアコラムが集う場所|HUPRO MAGAZINE
士業・管理部門のキャリアコラムが集う場所

カテゴリ

働きながら税理士を目指したら何年で合格できる?

HUPRO 編集部
働きながら税理士を目指したら何年で合格できる?

税理士事務所で働きながら、税理士試験を受験する人は多いです。気になるのは、最終合格までどれくらいかかるのかということでしょう。仕事と勉強を両立させるのは簡単なことではありません。

したがって、ある程度の年数はかかると考えた方がいいでしょう。今回は、働きながら税理士を目指した場合の平均合格年数について解説します。

働きながら税理士を目指した場合の平均合格年数

働きながら税理士を目指した場合の平均合格年数はおよそ3~5年間ほどです。

仕事を辞めて受験勉強に専念する専業受験生や学生であれば、1~2年で最終合格も可能かもしれません。

しかし働きながら勉強をする場合は、1年に1~2科目ずつの合格を目指すのが一般的となります。

働くなら会計事務所がおすすめ

働きながら税理士を目指すのなら、やはり会計事務所がおすすめです。理由は会計事務所で働けば同時に実務経験を積むことができるからです。

社員税理士として就職する場合でも、将来は独立開業する場合でも、実務経験は必須です。

そうであれば、試験勉強と同時に実務経験を積むことで、試験合格後も速やかにキャリア形成を図ることができます。何も実務経験のない同期合格者と比べて大きくリードをしていることになります。

働きながら税理士試験勉強できる!オススメの税理士法人

ここでは、働きながら税理士を目指す職場として、税理士法人高津会計をご紹介します。

税理士法人高津会計は北海道根室市に本社を構え、札幌支店および東京にも西日暮里支店を展開している税理士法人です。
中小企業のクライアントが中心で、以下の業務を行っています。

1. 大規模法人のグループ通算税制の指導、税効果会計および決算業務
2. 中小企業の月次巡回監査と決算業務
3. 経営改善計画作成などの業務
4. 労働基準法・就業規則・労災保険・雇用保険・厚生年金・社会保険の業務の補助
5. 相続税・株価評価・贈与税・土地譲渡などの資産税
6. その他税務・会計に関する業務

実働7.5時間残業が発生するケースも少ないことから、試験勉強のための勉強時間の確保や、専門学校への通学などがしやすい環境といえます。また、未経験者への指導も丁寧に行っているため、実務経験を積みながら勉強も進めていきたい、という方にもオススメの職場です。

税理士法人高津会計の詳細については、以下より事務所様のサイトをご覧ください。
税理士法人高津会計│HP

予定を組むときの注意点

最初から5年で最終合格を目標とする計画を立てるのはやめましょう!最速3年で最終合格を目指す計画を立てて下さい。
仕事をしているとどうしてもイレギュラーなことが起こって、予定通りに勉強が進まないときがあります。そうするとずるずると勉強期間が伸びることになりかねません。

短い期間で集中的に進めて終わらせることを目指しましょう!

税法科目の選択について

税理士試験では、税法科目の受験について科目合格制が採用されています。どの科目を選ぶべきか悩ましいところです。この場合も働いていることを意識して税法科目を選択するのがいいと思います。

実務を重視するのなら、法人税法、所得税法、相続税法、消費税法の国税4法から選択するのがいいでしょう。

このうち所得税法と法人税法はどちらか1つを必ず選択することになっています。

法人税と所得税の申告業務は、税理士のメイン業ですから、両方受験するのが理想ですが、勉強の負担が非常に大きくなるのであまりおすすめできません。

会計事務所で働いているのであれば、自分が担当している業務内容に合わせて選択するのがよいでしょう。

なお、相続税関連は今非常に需要の大きい分野です。日本はこれからいわゆる「多死社会」を本格的に迎えることになります。相続業務が多くなるのは必然的でしょう。

税法科目の選択について

独学で税理士試験に合格することは可能か

独学で税理士試験に合格すること自体は可能でしょう。しかし税理士試験は難関の国家試験であることを考えると、やはり予備校を利用した方するべきです。予備校は受験対策に関してはプロです。過去問を研究し尽くしその対策法を受験生に対して伝授します。

また、試験に関する情報も豊富に持っています。
何よりも難解な税務関係についての知識を分かりやすく解説してくれます。これを独学でやるのは非常に骨が折れます。コスパを考えると予備校を利用した方がいいでしょう。

税理士を目指す人が減っている

税理士試験の受験者数は年々減少傾向にあります。

そして、初めて税理士試験にチャレンジする人が受ける「簿記論」と「財務諸表論」の受験者数が大きく減っているのです。
これは、税理士試験そのものを目指す人が減っていることを意味します。
こういう状況では、そもそも年齢は関係ないともいえるかもしれません。
しかし、近年は受験資格の緩和などにより、この傾向は改善に向かってきています。
状況さえ許せば、是非積極的に税理士試験にチャレンジしてみましょう。

まとめ

税理士試験は難関な試験です。ましてや仕事をしながら目指すとなるとなおさらです。しかし、自分の置かれている状況を客観的に分析して計画を立てれば決して不可能なことではありません。早く合格して早くリターンを得るには入念に計画を立てることがまず大事です。

この記事を書いたライター

HUPRO MAGAZINEを運営している株式会社ヒュープロ編集部です!士業や管理部門に携わる方向けの仕事やキャリアに関するコラムや、日常業務で使える知識から、士業事務所・管理部門で働く方へのインタビューまで、ここでしか読めない記事を配信。
カテゴリ:転職・業界動向

おすすめの記事