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ベテラン公認会計士に直撃インタビュー!尾崎充先生に聞いてみた

HUPRO 編集部
ベテラン公認会計士に直撃インタビュー!尾崎充先生に聞いてみた

 今回は、弊社も常日頃からお世話になっている、『アクティベートジャパン税理士法人・公認会計士事務所』、代表のベテラン公認会計士 尾崎充(おざきみつる)先生にインタビューさせていただきました!平成10年に独立・個人事務所を開業して以来、事務所の経営者としての目線を活かし、数多くのベンチャー起業の創業支援や経営サポートを行う尾崎先生。
今までのご自身の人生を振り返り、会計士としての仕事の醍醐味やどのような会計事務所を目指しているのかを熱く語ってくださいました。

公認会計士を目指されたきっかけは?

—今までのキャリアを教えてください。
 はい。大学卒業から今までを年表をもとにご説明します。
年|学歴
—|—
1988年|早稲田大学 政治経済学部 経済学科卒業
1989年|公認会計士第2次試験 合格
|KPMGあずさ監査法人 入社
1993年|公認会計士第3次試験 合格
1998年|尾﨑公認会計士税理士事務所 開設
|税理士登録
|協立監査法人 入社

年表で表すとこのような経歴になります。

—尾崎先生はどのような学生時代を過ごされたのですか?
 中学生まではそこそこ勉強が出来たので、学区内では比較的進学校である県立相模原高校に入学するも、入学後は全く勉強しなくなり、3年後現役で受けた大学受験は全滅してしまいました。そこで心をいれかえて猛勉強し、翌年には早稲田大学の政治経済学部に合格することができました。

—怒涛の集中力を発揮されたんですね!そこから公認会計士の資格を取ろうと思われたきっかけはなんだったのですか?
 大学在学中に、『会計士の資格があれば、会社が嫌になってやめても食べていけるかも…』と思ったので、大学4年生の時に会計士の資格取得を決意して、大原予備校に通い始めました。大学卒業後の夏に初めて受けた公認会計士試験では、それまで模試の結果が上位だったのにもかかわらず不合格となり、新たな発見をしました。

—新たな発見とはなんですか?
 『予備校の作ったマニュアル勉強では限界がある』ということです。そこで、大学教授たちの執筆した基本書を一から読み直すことにしました。そのまま、お正月も返上で1日11時間の勉強生活を1年間続け、翌年に公認会計士第2次試験に合格することができました。

—またまた怒涛の集中力を発揮されたわけですね!合格された後はどうされたんですか?
 この頃はバブル期で、資格取得と同時に監査法人からのお誘いが数多く来ましたね。いろんなところにお誘い頂いたのですが、四大監査法人の一つでもある『KPMGあずさ監査法人』に入社を決意しました。しかし監査法人での業務が肌に合わず1週間でやめたいと思うようになってしまい、モチベーションの低下から社内での評価も上がらず、5年で退社することにしました。

—退社されたあとはどういった選択肢を選ばれたのですか?
 今までとは全くちがう、都内の個人税理士事務所で働き始めました。中小企業の経営者の方々への税務コンサルティングや、上場支援を行う業務にとてもやりがいを感じましたね。彼らの困っていることを一緒に解決し、上場支援等を通じて一緒に会社を育てていくのが楽しく思いました。

—個人税理士事務所に移られて、経営を支える楽しさを感じられたんですね。その後は独立されたんですよね?
 はい。上場支援の税務コンサルを始めてから5年ほど経ち、独立を決意しまして、自宅の一室を事務所にして開業しました。独立直後は他の監査法人の監査業務もパートで行っていくことにして、この監査業務を通じて、決算書類の監査の重要性を再確認することができましたね。その後は、事務所を五反田、広尾、現在の半蔵門に移し、今では東京、さいたま、横浜と3地区に事務所を構えることができました。

—ずっと成長を続けられているんですね。原点の資格試験の勉強で学んだことは日々の仕事で活かされていると思われますか?
 そうですね、資格試験で勉強した基礎知識は仕事でもすごく活かされていると思いますよ。例えば原価計算の構築を必要とするコンサルティング業務などは今でも日々使います。

—今取り扱っている仕事内容のスキルはどのように会得していかれたのですか?
 監査業務は、監査法人に勤めて見よう見まねで覚えてきたと思います。税務も会計事務所に勤めて、大体1、2年で覚えました。税務の知識や上場支援は、沢山本を読んで調べながら進めていきました。

開業した会計事務所、アクティベートジャパン

—アクティベートジャパンはどのような業務に強みを持っているのですか?
 私達は、税理・会計に強い、数字ベースでの事業計画のコンサルティングサポートや、ベンチャー企業の株式公開・黒字化支援などを行っています。数字ベースでアドバイスできることが強みですが、私自身事務所運営を行う経営者としての目線も持ち合わせていますので、経営者同士として同じ目線でのコミュニケーションのとりやすさやアドバイスへの信頼性も強みの一つだと思います。他にも相続対策や不動産の有効活用、企業の事業継承のお手伝いなどをさせていただいております。

—仕事を行う上でのモットーは?
 お客様を徹底的にサポートすることと同時に良心に従い誠実さを貫くことですね。転ばぬ先の杖として、これからの経営の際に起こりうる問題のマネジメントリスク、アラート発信を早めの段階で行っています。

—アクティベートジャパンは、現在3つの事務所を構えていますが、事務所拡大のために気をつけてきたことはありますか?
 これからは拡大の前にまずは、一人一人のキャリアゴールと、事務所としての目的・方向性が合致するように気をつけていこうと考えています。
毎年従業員一人一人に数字ベースで目標を打ち出してもらい、その目標に対して実行とそのフィードバックを繰り返します。あとは社内のPDCA委員会の人たちに事務所の業績のPDCAサイクルの実践をお願いしていますね。自分たちで自分たちをコンサルティングする、自己チェックです。このように、社内の現状の人材レベルを細かく評価する仕組みを設けることで、5年後の社員の人物像なども考えつつ事務所経営を進めております。

今後のビジョンと受験生へのメッセージ

—今まで綿密な計画に沿って事務所経営が行われて来ているのですね。今後の事務所経営にどんなビジョンをお持ちですか?
 今は事務所数を増やすつもりはありません。無理な成長は追わず、今いる社員が仕事の生きがいを感じ、活き活きと仕事をこなせる日本一価値のある幸せな会社にすることが一番の目標です。

—最後に、勉強中の学生に向けてメッセージをお願いします。
 ゴールに向けて計画を立て、逆算して勉強を進めることが大切です。時には軌道修正を加えながら、目標達成に対する執着心を忘れず最後まで頑張ってください!

この記事を書いたライター

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