
ここでは、2025年度(令和7年度) 管理業務主任者試験の合格発表について、発表日はいつ・何時?、確認方法は郵送・ネット・官報?などまとめています。現時点で2025年度は、まだ合格発表前のため、過去データをもとに合格率や合格基準点についても解説しています。ぜひ参考になれば幸いです。
2025年度の管理業務主任者試験の合格発表日は2026年1月16日(金)です。
ここでは、以下3つの観点で解説していきます。
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
2025年度の管理業務主任者試験の合格発表日は2026年1月16日(金)です。
発表時間は、例年、午前9時前後にマンション管理業協会のHPで公開されます。
管理業務主任者試験の合否確認方法は、主に以下の3つです。
受験者全員に、「合否通知書」が郵送されます。
なお合格者には、合格証明書なども送付されます。
マンション管理業協会HPにて、合格者の受験番号が公開されます。
例年、午前9時ごろの公開となります。
発表当日は、協会HPにアクセスしにくくなるため、HPを経由せずに、合格発表専用ページからも合格者の受験番号や合格基準点をスムーズに閲覧することができます。
インターネット版官報では、発表日の午前8時30分に受験番号一覧が公告されます。これが、一早く確認できる方法です。
管理業務主任者試験の合格発表時に、合格点や合格率は、公開されます。
マンション管理業協会のHPでは、合格者一覧の掲載と同時に、
などが掲載されます。
出典:一般社団法人 マンション管理業協会「管理業務主任者_試験」
2025年度(令和7年度)の管理業務主任者試験は、まだ合格発表前のため、参考までに過去データをもとに、下記3点について詳しく見ていきます。
それぞれ、詳しく解説していきます。
2024年度(令和6年度)の管理業務主任者試験の結果をまとめると、以下のとおりです。
管理業務主任者試験の結果について、過去5年分の推移は以下のとおりです。
| 実施年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格点 | 合格率 |
|---|---|---|---|---|
| 2024年度 (令和6年度) |
14,850名 | 3,159名 | 38 | 21.3% |
| 2023年度 (令和5年度) |
14,652名 | 3,208名 | 35 | 21.9% |
| 2022年度 (令和4年度) |
16,217名 | 3,065名 | 36 | 18.9% |
| 2021年度 (令和3年度) |
16,538名 | 3,203名 | 35 | 19.4% |
| 2020年度 (令和2年度) |
15,667名 | 3,739名 | 37 | 23.9% |
上記の結果をみると、受験者数・合格率・合格点は年ごとに緩やかに変動していることが分かります。
合格率については、
と、20%前後で推移しています。
決して簡単な試験ではなく、年によって基準点や問題難易度が変化するため、一定の学習量が求められます。
合格点については、35〜38点の間で推移しており、年度ごとの問題傾向によって多少の上下がみられます。
出典:一般社団法人 マンション管理業協会「令和6年度 管理業務主任者試験 結果報告」
管理業務主任者試験の難易度を理解するために、代表的な不動産系の国家資格と合格率を比較してみましょう。
現在、不動産関連の主要資格としては、下記の4大資格が挙げられます。
*2021年に賃貸不動産経営管理士が国家資格化
以下は、4つの資格試験における受験者数・合格率などの比較一覧です。
| 資格名 | 受験者数 | 合格者数 | 合格点 | 合格率 |
|---|---|---|---|---|
| マンション管理士 | 10,955名 | 1,389名 | 37点(50問中) | 12.7% |
| 宅建士 | 241,054名 | 44,992名 | 37点(50問中) | 18.6% |
| 管理業務主任者 | 14,850名 | 3,159名 | 38点(50問中) | 21.3% |
| 賃貸不動産経営管理士 | 30,194名 | 7,282名 | 35点(50問中) | 24.1% |
上記の表から、管理業務主任者の合格率は約21%台であり、4資格の中では中間あたりの難易度であることがわかります。
そのため、管理業務主任者試験は、決して簡単ではありませんが、しっかり対策すれば十分合格が狙える国家資格と言えるでしょう。
管理業務主任者試験に合格したあとは、次の2つのステップに進むことが一般的です。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
管理業務主任者として実務に従事するには、登録が必要です。
合格者には、合格通知とあわせて必要書類の案内が届きますので、内容に沿って手続きを行いましょう。
また、以下の2点についてもお伝えします。
登録にあたっては、以下のどちらかの条件を満たす必要があります。
そのため、2年間の実務経験がない場合は、実務講習を受講したうえで修了試験に合格するという方法もあります。講習代は、2万円前後が目安となります。
登録にかかる主な費用は次のとおりです。
| 登録手数料 | 4,250円 |
| 切手代 | 404円 |
登録の期限はないため、ご自身の都合に応じて手続きを進めましょう。
管理業務主任者は、マンション管理会社を中心にニーズの高い資格です。特に管理会社では、以下のような業務で主任者資格が求められることが多く、資格保有者は採用面でも評価されやすいのが特徴です。
転職活動を進めるなかで、履歴書・職務経歴書には「管理業務主任者 登録済」などと記載しましょう。
面接では、資格を取得した理由や今後どう活かしたいのかを伝えられると、意欲や実務への理解という点でもアピールになります。
もし今回合格に届かなかったとしても、次年度に向けて計画的に取り組むことが重要です。
ここでは、下記3つをご紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
管理業務主任者試験は出題範囲が広く、独学では抜け漏れが出やすい試験です。
例えば、「法令系が苦手」「民法が理解しきれない」など、弱点がはっきりしている場合は、短期講座や分野別対策コースを使うと効率が上がります。
過去問を見返し、「どの科目で取りこぼしたのか」を整理しましょう。
管理業務主任者試験は毎年似た傾向の出題があるため、弱点克服がそのまま得点アップにつながります。
特に法令系や計算系は、繰り返し触れることで理解が定着しやすくなります。
管理会社では、管理組合とやり取りしたり、建物管理の流れを把握するなど、試験の知識と密接に関わる業務が経験できます。
未経験からも可能な求人も一定数あるため、実務経験を積みながら次年度の試験に挑戦するという選択肢も有効です。
本記事では、管理業務主任者試験の合格発表や、試験結果の推移などを見てきました。
管理業務主任者試験は年1回の実施で、合格率は例年およそ20%前後。試験突破は決して簡単ではありませんが、合格後はマンション管理会社をはじめ、キャリアの選択肢が広がります。
転職を検討されている方は、転職エージェントを活用することで、管理業務主任者資格を活かせる求人にアクセスしやすくなります。
たとえば、求人例として以下のようなものがあります。
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