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中小企業診断士試験の合格発表日2025年最新(令和7年)

Hupro Magazine編集部 剱持
中小企業診断士試験の合格発表日2025年最新(令和7年)

この記事では2025年(令和7年)の中小企業診断士試験の合格発表日や発表方法について解説します。1次試験、2次試験(筆記・口述)の合格発表日や時間、合格後にすべきことまで詳しくまとめました。試験結果を待つ方、これから受験を考えている方はぜひ参考にしてください。

中小企業診断士試験の合格発表日2025年最新(令和7年)

2025年(令和7年)の中小企業診断士1次試験の合格発表日は、2025年9月2日(火)でした。

2025年度(令和7年度)の中小企業診断士2次筆記試験の合格発表日は、2026年1月14日(水)の予定です。

2025年度(令和7年度)中小企業診断士2次口述試験の合格発表日(最終合格発表日)は、2026年2月4日(水)の予定です。

以下ではそれぞれの日程や合格発表の方法などについて詳しく見ていきます。

  • ・1次試験の合格発表日:2025年9月2日(火)
  • ・2次試験筆記の合格発表日:2026年1月14日(水)
  • ・2次試験口述の合格発表日:2026年2月4日(水)

※参考:中小企業診断士試験日程2025年最新!申込み方法なども解説!

1次試験の合格発表日:2025年9月2日(火)

2025年(令和7年)の中小企業診断士1次試験の合格発表日は、2025年9月2日(火)でした。

発表時間は例年午前10時に、一般社団法人中小企業診断協会のホームページ上で合格者の受験番号が掲載される形式で発表されます。

後日、合否にかかわらず結果通知書が郵送で届きますが、いち早く結果を知りたい方はホームページを確認しましょう。

2次試験筆記の合格発表日:2026年1月14日(水)

2025年度(令和7年度)の中小企業診断士2次筆記試験の合格発表日は、2026年1月14日(水)の予定です。

中小企業診断協会のホームページで受験番号が公表され、後日、筆記試験の合格者には口述試験の案内が、不合格者には成績が記載された通知書が郵送されます。

2次試験口述の合格発表日:2026年2月4日(水)

2025年度(令和7年度)中小企業診断士2次口述試験の合格発表日(最終合格発表日)は、2026年2月4日(水)の予定です。

最終的な合否がこの日に確定します。発表方法としてはこれまでと同様に、中小企業診断協会のホームページに合格者の受験番号が掲載されます。最終合格者には、合格証書が簡易書留郵便で発送されます。

2025年中小企業診断士試験1次試験の結果について

2025年(令和7年)の1次試験の結果について、発表された公式データを基に以下の項目を分析します。

  • ・受験者数、合格者数および合格率
  • ・合格者の男女別割合
  • ・合格者の最年長・最年少
  • ・昨年と比較して合格率は上がったのか?
  • ・直近10年の受験者数および合格者数の推移

受験者数、合格者数および合格率

令和7年度の1次試験では、申込者数26,211人に対し、全科目を受験した方の人数は18,360人、合格者数は4,344人でした。その結果、合格率は23.7%となりました。

中小企業診断士試験は科目合格制が採用されているため、複数年かけて合格を目指す受験者も多くいます。例年、合格率はおおむね20%~30%台で推移しており、難易度の高い試験であることがわかります。

合格者の男女別割合

合格者の男女別割合は、男性が大多数を占める傾向が続いています。令和7年度の合格者4,344人のうち、男性は4,76人(93.8%)、女性は268人(6.2%)でした。

合格者の最年長・最年少

令和7年度の合格者において、最年長は77歳、最年少は19歳でした。中小企業診断士試験は、年齢や実務経験に関わらず、幅広い層の方が挑戦し、合格を手にしている資格です。

経営に関する普遍的な知識が問われるため、多様な年代の受験者がそれぞれの経験を活かして試験に臨んでいます。

昨年と比較して合格率は上がったのか?

令和7年度の合格率23.7%は、前年度である令和6年度の合格率29.6%と比較して5.9ポイント下降しました。

中小企業診断士試験の合格率は年によって変動があり、問題の難易度によって左右されることがあります。過去の合格率の推移を分析し、難易度の変動に対応できるような学習計画を立てることが重要です。

直近10年の受験者数および合格者数の推移

中小企業診断士試験の近年の受験者数および合格者数の推移は以下の通りです。

年度 受験者数 合格者数 合格率
平成27年 13,186人 3,426人 26.00%
平成28年 13,605人 2,404人 17.70%
平成29年 14,343人 3,106人 21.70%
平成30年 13,773人 3,236人 23.50%
令和元年 14,691人 4,444人 30.20%
令和2年 11,785人 5,005人 42.50%
令和3年 16,057人 5,839人 36.40%
令和4年 17,345人 5,019人 28.90%
令和5年 18,755人 5,560人 29.60%
令和6年 18,209人 5,007人 27.50%

ここ10年の合格率のピークは令和2年の42.50%であり、これと比べると今年令和7年の合格率は低下しています。

一方、10年の値からトレンドラインを引いてみると緩やかに上向き、すなわち合格率は上昇傾向にあることが見て取れます。

【過去分】2024年中小企業診断士試験2次試験の結果について(令和6年)

2024年(令和6年度)の2次筆記試験の結果について、以下の項目に沿って解説します。

  • ・受験者数、合格者数および合格率
  • ・合格者の男女別割合
  • ・合格者の最年長・最年少
  • ・昨年と比較して合格率は上がったのか?
  • ・直近10年の受験者数および合格者数の推移

受験者数、合格者数および合格率

令和6年度の2次筆記試験では、受験資格者数8,442人のうち、受験者数は8,119人、合格者数は1,516人でした。合格率は18.7%と、1次試験よりもさらに低い水準になります。2次試験は記述式の事例問題が出題されるため、より高度な分析力や思考力が問われる厳しい試験です。

合格者の男女別割合

2次筆記試験の合格者の男女別割合も、1次試験と同様の傾向を示しています。令和6年度の合格者1,516人のうち、男性は1,395人(92.0%)、女性は121人(8.0%)でした。

専門性の高い知識が求められるため、実務経験豊富な男性の合格者が多い傾向にありますが、女性の活躍も着実に増えています。

合格者の最年長・最年少

令和6年度の2次筆記試験合格者において、最年長は72歳、最年少は19歳でした。1次試験と同様に、幅広い年齢層の方が合格しており、年齢に関係なくキャリアアップを目指せる資格であることがうかがえます。

企業の経営課題を解決するという業務の性質上、多様な人生経験が強みとなり得ます。

昨年と比較して合格率は上がったのか?

令和6年度の2次筆記試験の合格率18.7%は、前年度である令和5年度の18.9%と比較してほぼ横ばいの結果となりました。

2次試験の合格率は例年20%弱で安定して推移しており、毎年一定の難易度が保たれていることが特徴です。安定した実力を身につけることが合格の鍵となります。

直近10年の受験者数および合格者数の推移

2次試験の近年の受験者数および合格者数の推移は以下の通りです。

年度 受験者数 合格者数 合格率
2024年(令和6年度) 8,119人 1,516人 18.7%
2023年(令和5年度) 8,241人 1,555人 18.9%
2022年(令和4年度) 8,712人 1,625人 18.7%
2021年(令和3年度) 8,757人 1,600人 18.3%
2020年(令和2年度) 6,388人 1,174人 18.4%
2019年(令和元年度) 5,954人 1,088人 18.3%
2018年(平成30年度) 4,812人 905人 18.8%
2017年(平成29年度) 4,279人 828人 19.4%

中小企業診断士試験に合格したら次にすべきこと

中小企業診断士試験に合格した後、その資格を最大限に活かすためには、速やかに行動を起こすことが重要です。主に以下の2つの選択肢が考えられます。

  • ・資格を活かして就職活動をする
  • ・実務講習受講or15日の実務経験を経て登録する

資格を活かして就職活動をする

試験合格後は、中小企業診断士試験合格の資格を活かして速やかに就職・転職活動を始めるのがおすすめです。

中小企業診断士資格は経営に関する高度な知識の証明となるため、コンサルティングファームや金融機関、事業会社の経営企画部門など、多様なキャリアパスが開かれます。

なお、特に専門性の高い求人を効率よく探すためには、業界に特化した転職エージェントの利用が有効です。
中でも M&Aコンサルティングや事業再生など、診断士資格の専門性が活かせる求人に強みを持つ転職エージェントヒュープロは、効率よく希望に合ったポジションを探せるため特におすすめです。資格を武器にキャリアの幅を広げたい方は、まず相談してみるとよいでしょう。

実務講習受講or15日の実務経験を経て登録する

中小企業診断士として正式に登録するためには、2次試験合格後3年以内に「実務補習」を15日間以上受けるか、診断実務に15日間以上従事する必要があります。

多くの方が実務補習を受講し、実際の企業を診断する経験を積んで登録要件を満たします。この経験を通じて、同期の合格者とのネットワークを築くこともできます。

なお、登録手続きを終えない限り「中小企業診断士である」と名乗ることはできません。但し、試験に合格した旨を述べることは可能であるため、並行して就職活動などをする場合は試験に合格して登録に向けて手続き中である旨を表明すべきでしょう。

中小企業診断士試験に不合格の場合次にすべきこと

残念ながら不合格だった場合でも、落ち込む必要はありません。次の合格に向けて、効果的な対策を立てることが大切です。

  • ・予備校の利用も検討する
  • ・経営コンサルタントなど実務経験を積んでおく

予備校の利用も検討する

独学での合格が難しいと感じた場合、次年度の合格を目指して予備校の利用を検討するのも有効な手段です。

プロの講師による質の高い講座や、最新の試験傾向を反映した教材を利用することで、学習効率を大幅に上げることができます。同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨することで、勉強のモチベーション維持にも繋がるでしょう。

経営コンサルタントなど実務経験を積んでおく

学習と並行して、経営コンサルタントのアシスタントなど、関連する実務経験を積んでおくことも一つの手です。実務を通じて、試験で問われる知識がどのように現場で活かされるのかを肌で感じることができ、学習内容への理解が深まります。また、合格後のキャリアを具体的にイメージすることで、学習への意欲も高まるでしょう。

中でも、M&Aコンサルや事業再生など、診断士資格の専門性が活かせる求人に強みを持つ転職エージェントヒュープロでは、学習と並行しての実務経験や合格後のキャリア形成に役立つ情報やサポートが得られます。資格を最大限に活かし、希望に沿ったポジションを効率よく探したい方はヒュープロで無料の転職面談を申し込んでみましょう。

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中小企業診断士試験、本当にお疲れ様でした。合格という目標に向かって努力を重ねてきたご自身を、まずは誇りに思ってください。

見事合格を勝ち取った方は、その専門知識と努力を正当に評価してくれる場所で、新たなキャリアをスタートさせる絶好の機会です。

今回、惜しくも目標に届かなかった方も、その挑戦で得た知識や経験は決して無駄にはなりません。実務経験を積みながら学習を続けることで、来年の合格はより確実なものになるはずです。
どちらの道に進むにしても、これからのキャリアを考える上で、専門家のサポートは大きな力になります。

私たちヒュープロは、コンサルティング業界をはじめとする士業・管理部門に特化した転職エージェントです。中小企業診断士の資格が活かせる非公開求人も多数保有しており、一人ひとりのご希望や経歴に合わせた最適なキャリアプランをご提案します。
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この記事を書いたライター

株式会社ヒュープロにてオウンドメディア「Hupro Magazine」のライティングなどを担当。大学法学部法律学科卒業後、銀行にてエネルギーや金属など"コモディティ"の取引、司法試験を中心とした資格試験予備校にてWEBマーケターとしての記事ディレクションなどを経て現職。法令や金融、資格試験の知識も活かしつつ、分かりやすくもためになる記事の作成に注力しています!士業や管理部門、FASなどの業界に就職・転職をご検討されている方は、ぜひ業界特化の転職エージェント「ヒュープロ」をご活用ください!
カテゴリ:資格試験

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