監査法人の年収徹底解説|BIG4・準大手・中小法人の違いとキャリア戦略

監査法人で働くなら、年収はどれくらいもらえるのか? BIG4と中小監査法人で大きな違いがあり、役職が上がると年収も倍増します。本記事では、役職ごとの具体的な年収、法人別の違い、年収アップの戦略まで、詳しく解説します。
監査法人の年収
監査法人の年収は、法人の規模・役職・経験年数によって大きく異なります。
監査法人の役職別の平均年収
監査法人では、以下のようなキャリアパスを進み、役職が上がるにつれて責任も大きくなり、年収も増加 します。
| 役職 | 年収 | 在籍期間 | 主な業務内容 |
|---|---|---|---|
| スタッフ | 350万~500万円 | 1~3年 | 監査業務の基礎を学び、上司の指示のもと業務を遂行 |
| シニアスタッフ | 450万~700万円 | 3~5年 | 監査チームの管理、スタッフの指導、クライアント対応 |
| マネージャー | 700万~1,000万円 | 5~10年 | 監査計画の策定、監査チームの統括、クライアント交渉 |
| パートナー | 1,000万~2,000万円 | 10年以上 | 監査法人の経営、新規クライアント獲得、監査の最終責任者 |
BIG4監査法人の役職別年収
BIG4では、以下のように 役職と年齢ごとに年収が大きく増加 していきます。
| 役職 | 平均年収 | 年齢の目安 |
| スタッフ | 500万~700万円 | 22歳~27歳 |
| シニアスタッフ | 600万~900万円 | 26歳~32歳 |
| マネージャー | 800万~1,200万円 | 30歳~38歳 |
| パートナー | 1,500万円以上(最大3,000万円) | 40歳以上 |
準大手・中小監査法人の役職別年収
準大手や中小監査法人では、BIG4よりも年収が低くなりますが、ワークライフバランスが取りやすい場合もあります。
| 役職 | 平均年収 | 年齢の目安 |
| スタッフ | 400万~600万円 | 22歳~27歳 |
| シニアスタッフ | 500万~700万円 | 26歳~32歳 |
| マネージャー | 800万~1,000万円 | 30歳~38歳 |
| パートナー | 1,200万円以上 | 40歳以上 |
BIG4の年収ランキング
BIG4の中でも、監査法人ごとに年収に若干の違いがあります。
| 順位 | 監査法人 | 平均年収 |
| 1位 | PwCあらた有限責任監査法人 | 810万円 |
| 2位 | 有限責任監査法人トーマツ | 806万円 |
| 3位 | EY新日本有限責任監査法人 | 770万円 |
| 4位 | 有限責任あずさ監査法人 | 763万円 |
では実際にどの法人を選ぶべきなのか?
BIG4と準大手・中小監査法人の比較
BIG4(PwCあらた・トーマツ・EY新日本・あずさ)は、世界的に展開する大手監査法人であり、主に上場企業やグローバル企業の監査を担当します。
BIG4のメリット
▪グローバル案件やコンサル業務に携われる(監査以外のキャリアにもつながる)
▪ブランド力が高く、転職市場で有利
▪役職が上がるとインセンティブが発生
準大手・中小監査法人は、BIG4に次ぐ規模の監査法人で、主に中堅企業や未上場企業の監査を担当します。 また、税務やコンサルティング業務を兼務する法人も多く、幅広い実務経験を積みやすい のが特徴です。
準大手・中小監査法人のメリット
▪幅広い業務経験が積める(監査だけでなく、税務・財務アドバイザリー業務にも関われる)
▪独立しやすい(将来的に独立開業を考えている人には最適)
▪昇進がしやすい(BIG4より競争が少ないため、役職に就くスピードが速い場合も)
BIG4監査法人に向いている人
✅ バリバリ働いて高収入を狙いたい人 ✅ 海外案件やコンサル業務にも興味がある人 ✅ 監査の専門性を活かして転職・キャリアアップしたい人 ✅ ブランド力のある企業で経験を積みたい人準大手・中小監査法人に向いている人
✅ ワークライフバランスを重視したい人 ✅ 監査だけでなく税務や経営コンサルにも関心がある人 ✅ 独立や中小企業支援を視野に入れている人 ✅ 幅広い業務経験を積みたい人年収だけではなく、ワークライフバランスややりがい、今後のキャリアなども考慮して自分に合った法人を目指してみてはいかがでしょうか?
監査法人の年収アップ戦略
昇進するためのポイント
上述したように昇進することで、年収が大きくアップします。ではいち早く昇進するためには何をアピールすればよいのでしょうか?
▪シニア昇格(3~5年):リーダーシップを発揮し、監査業務の効率化を推進するころでアピール
▪マネージャー昇格(5~10年):クライアント管理、業務改善、チームマネジメントでアピール
▪パートナー昇格(10年以上):営業力、法人経営への貢献、新規クライアント獲得でアピール
●クライアントワークでの評価ポイント
▪監査の品質(適切な会計処理や指導力)
▪チームマネジメント(後輩指導やクライアント対応能力)
▪営業力(新規クライアント獲得や追加業務提案)
転職による年収アップ
監査法人でキャリアを積んだ後、コンサルティングファームや事業会社に転職 することで年収アップを狙う人も多くいます。実際の例をいくつかご紹介します。
BIG4監査法人(シニアスタッフ・年収900万円) → 外資系コンサルティングファーム(シニアコンサルタント・年収1,200万円)
準大手監査法人(マネージャー・年収1,000万円) → 上場企業CFO候補(年収1,500万円+ストックオプション)
中小監査法人(シニアスタッフ・年収600万円) → ベンチャー企業CFO(年収900万円+業績連動ボーナス)
BIG4監査法人(スタッフ・年収600万円) → M&Aアドバイザリーファーム(アナリスト・年収900万円+インセンティブ)
このように、監査法人から転職することで、年収が300万~500万円アップするケースが多いです。
転職エージェントを活用する
転職による年収アップを狙う人で多いのが、転職エージェントの活用です。
そこで、士業・管理部門特化の転職エージェントであるヒュープロを活用してみてはいかがでしょうか?
ヒュープロでは、書類添削に加え、面接対策も無料で実施しています。業界に特化しているため、一般的な面接対策だけでなく、監査の仕事でよく聞かれる質問への答え方などもご共有させていただいています。就職・転職活動を効率的に進めたいという方は、ぜひヒュープロにご相談ください。
監査法人の年収に関するよくある質問(FAQ)
A: 役職別で異なるため一概には言えませんが、平均的な年収は700万~1,000万円です。BIG4では800万円前後が相場です。
Q: BIG4のパートナーになると年収はいくらですか?
A: 1,500万~3,000万円が相場です。法人の業績や貢献度によっては、それ以上の収入も可能です。
Q: 監査法人から転職する場合、年収はどうなりますか?
A: コンサル転職なら800万~1,500万円、CFO候補なら1,000万~2,000万円程度が狙えます。
Q: 監査法人のボーナスはどのくらいもらえますか?
A: 年収の10~20%がボーナスとして支給されるケースが一般的ですが、BIG4のパートナーになるとインセンティブを含めて大幅に増えることもあります。
まとめ
監査法人の年収は、法人の規模や役職によって大きく異なり、BIG4は高収入だが競争が激しく、準大手・中小監査法人はワークライフバランスが取りやすい傾向があります。
年収を上げるには、昇進を目指すか、コンサルやCFOなどへの転職が有効です。
自分のキャリアやライフスタイルに合った法人を選び、計画的にキャリアアップを目指しましょう。
この記事を書いたライター
HUPRO 編集部
HUPRO MAGAZINEを運営している株式会社ヒュープロ編集部です!士業や管理部門に携わる方向けの仕事やキャリアに関するコラムや、日常業務で使える知識から、士業事務所・管理部門で働く方へのインタビューまで、ここでしか読めない記事を配信。







