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経理に転職すると後悔する?失敗しないためのポイントとは?

ヒュープロ編集部 川辺
経理に転職すると後悔する?失敗しないためのポイントとは?

経理はどの企業にも無くてはならない仕事であり、働きやすい環境であるというイメージから、「経理に転職して後悔した」という声が聞かれることを意外に思われる方も多いかもしれません。そこで本記事では、そのような方から聞かれる後悔の理由や、そもそも後悔しないためにすべきことなどについて解説します。

経理への転職で後悔する理由4選

内勤のデスクワークがしたい」「手に職をつけたい」といった方を中心に、経理は人気の高い仕事です。そんな経理に転職して後悔したと感じる理由から見ていきましょう。
弊社では、経理職への転職のサポートを多数させていただいておりますので、そういった方からのお声の中で多いものをご紹介します。

ルーティンワークに飽きてしまった

経理はルーティンワークが主体です。毎日行う日次業務、毎月行う月次業務、毎年行う年次業務に大別されますが、いずれも原則として「同じことを繰り返す」ことになります。これは経験のない人から見ればとっつきやすい仕事に感じるかもしれませんが、いざやってみると単調で飽きてしまうことがあります。
主に、これまで営業などの仕事をしていた方は前職とのを特に感じやすく、適性とのアンマッチに後悔することがあるようです。

納得のいく評価がもらえない

売上に直接貢献している営業部などを直接部門と呼ぶのに対し、経理や労務・法務などのことを間接部門と呼ぶことがあります。
ノルマの達成具合や売上数字などの目に見える成果が見えにくい間接部門は、仕事の成果を評価しづらいともいえます。もちろん、間接部門の重要さを認識して評価体制を構築している企業も増えているものの、評価に納得いってない経理担当者も一定数いらっしゃるのが実情です。

評価は給与査定を左右しますので、評価が低いと満足のいく給与ももらいにくくなります。前職よりも年収が低くなってしまい、なかなか昇給しない場合などは、後悔の要因になるようです。

繁忙期は意外と忙しい

経理の仕事を漠然とイメージしていた方の中には、「デスクワークで楽な仕事」と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?確かにご紹介したようなルーティンワークが基本ではあるものの、そのうちの年次業務が決算期の前後に集中するため、その時期の業務量はかなり多くなります
この時期を繁忙期と呼びますが、繁忙期の残業時間は他の月に比べると多くなり、場合によっては休日出勤が発生することもあります。このような働き方にギャップを感じ、後悔することもあります。

思ったより仕事が高度だった

また、すでに簿記を取得している場合などでは、経理の仕事に簡単に慣れることができると考えているかもしれません。もちろん簿記の知識は経理に活かすことはできますが、申告書作成や監査対応など上流工程に行けば行くほど、より高度な知識が必要になってきます。

そうでなくても様々なルールや法律の改正に対応するため、絶えず勉強が必要な職種です。そのような特性に気づかず、働いた後に後悔することになり得るのです。

経営陣とのコミュニケーションが多い

また、デスクワークのイメージから極力コミュニケーションをしたくないという人が経理を目指すこともあるでしょう。
ただ、経理では詳細が分からないお金の流れやクライアントへの請求に関して営業部に確認することでコミュニケーションが発生するだけでなく、重要な経営方針に関わるお金の流れに関して経営陣とのやり取りが発生することも多いです。

経理への転職で後悔しないために

もちろん後悔せずに経理としてやりがいを持って働く人も多いものの、後悔しないために転職前にいくつかのポイントを押さえておきましょう。

経理の仕事内容を詳細に把握しておく

上記で後悔している方の多くの根本原因が、経理という仕事のイメージと実態の齟齬によるもです。つまり転職前に仕事のリアルを把握していれば、向き・不向きが分かったでしょう。そのため以下の記事をご参照いただき、そもそも経理に向いているのかについて理解することが大切です。

万全の準備をして転職活動を実施する

上記を確認した上で経理を目指したいということであれば、後悔しない転職先からの内定を勝ち取るために以下のような点に注意して準備しておきましょう。

経験や経歴を盛らない

自分を高めようとするのは立派な心がけですが、話を盛ってしまうのはよくありません。特に、それが業務経験ならなおさらです。

中途採用を行う企業の多くは、早いタイミングでの「即戦力化」を期待しているとはいえ、いくら転職したい企業であったとしても、自分にできないことをできると言ってしまっては、入社して実際に業務に携わったときに取り返しがつかないのです。
経歴詐称については軽微なものでも問題となります。入社後に発覚した場合は、社内での信頼を失うだけでなく、その後の転職活動にも響くでしょう。

資格や職務経験などについて、これからの意欲を語るのはありですが、実際にやっていないことを語らないようにすることが大切です。

足りない知識は事前に習得してアピールする

特に未経験の場合は、経験が無いことを熱意でカバーして内定を目指す必要があります。ただし転職活動は、内定をもらったらそれで終了ではありません。経験不足でも採用がもらえたのは、これから前向きに取り組むという意欲を買われたのであり、積極的に勉強して会社の業務をこなしてくれるだろうと期待されてのことです。
未経験だから会社が親身に教えてくれるだろう」と指示待ちにならず、担当する業務内容や必要となる知識をくわしく聞いておき、入社前から勉強を始めておきましょう!

経理の知識を習得できる資格や求められるスキルについては、後述します。

転職において大事にしたいことを明確にする

残念ながら、転職の動機の多くが「今の環境から抜け出したい」なのが現実です。ただ、例えば忙しすぎて辞めたら今度は年収がかなり低くなってしまい、年収は高いが忙しい企業に再度転職…とどんどん転職歴が増えてしまうリスクがあります。
本当に「今の環境から抜け出す」ことができればそれでいいのか、長く働くつもりの職場に何を求めるのか、転職活動を始める前に明確にしておく必要があります。

転職エージェントを活用する

より確実かつ効率的に転職活動をするのであれば、転職エージェントの活用がオススメです。特に経に特化した転職エージェントである当社ヒュープロは、書類添削や面接対策はもちろん、キャリア構築のアドバイスなどを業界特化ならではの視点でさせて頂いております。
是非、以下よりご登録いただき、活用いただければと存じます。

経理の転職で評価される資格やスキル

先述した通り、未経験からの経理の転職ではどの程度の知識や活かせるスキルがあるかが成功のカギになってきます。

評価される資格

経理への転職でプラス評価になりやすい資格には、以下が挙げられます。

日商簿記2級
・税理士
・公認会計士

とはいえ税理士や公認会計士はかなり難易度の高い資格であり、転職活動前に取ろうとしても数年かかってしまうことが一般的です。
そのため、資格を全く持っていない場合は日商簿記2級の取得がオススメです。多くの経理求人が必須資格としており、経理として働くにあたっての知識をアピールするのに十分な資格だからです。

他の転職希望者と大きな差をつけるなら税理士や公認会計士をめざすべきですが、最低限日商簿記2級を持っていれば無難です。

評価されるスキル

また、経理への転職で評価されるスキルは以下の通りです。

・最低限のPCスキル
・コミュニケーション能力
英語力

PCスキルやコミュニケーション能力については、評価されるというよりはほぼマストで必要になってくるスキルといえます。
全ての企業で活かせるとはいえないものの、英語力はプラスの評価に繋がりやすいです。特に海外子会社を持つ企業や、外資系企業の経理などで、活かしやすいです。

まとめ

今回は経理への転職で後悔する理由とその対策を中心に解説しました。ご留意いただきたいのは、経理は後悔をするマイナス面ばかりの仕事というわけではないことです。やりがいを持って経理の仕事に取り組む方も多いですし、CFOをはじめとした経営陣へのキャリアアップも可能な職種なのです。

ただし、やはり仕事の特性と働く志向性のアンマッチはどの仕事でも起こり得ます。経理はどのような仕事をするのかを正確に把握した上で、経理への転職を目指しましょう。

この記事を書いたライター

HUPRO MAGAZINE編集部の川辺です。転職エージェントとして多くのご登録者様からご相談をいただく際に伺った転職に際しての悩みや不安、疑問を解消する記事をご覧いただけるよう、日々奮闘中です!士業や管理部門、FASなどの業界に就職・転職をご検討されている方は、ぜひ業界特化の転職エージェントである、「ヒュープロ」をご活用ください!
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