税理士は会計系の資格の一つで、難関資格と言われています。そんな難関資格を取得した後の老後が気になっている人も多いと思います。
本記事では、税理士の老後でいつまで働けるのかや、老後の年収や転職例などのリアルについて解説していきます!
結論から申し上げますと、税理士は何歳になっても働くことが可能となっています。一般企業でサラリーマンをしている場合、60歳から65歳までの間に定年を迎え、退職することになります。一方で税理士には定年がなく、心身健康であれば何歳でも現役で働き続けられます。
また、税理士の平均年齢は60歳以上といわれています。その理由として定年がないことが挙げられるのですが、そのほかにも、業務上長期的に続けやすいという特徴があります。税理士は法人税や所得税といった各種の税金における納税のアドバイスをはじめ、申告書の作成や提出などの業務を行います。そのため、依頼する企業側からしても、自身の企業内の状況を深く把握している税理士に業務を委託したいため、顧客との関係が途切れにくく、60代でも70代でも仕事の依頼が届くのです。
定年後に働けるとしても、将来性がない場合長く働けないことになります。そのため将来性は非常に重要になってきますが、実際はどうなのでしょうか。
税理士は将来性がないといわれることがあります。その原因として、AIに仕事が奪われてしまうといった声が挙がるからです。確かにデータ入力や税務申告代行などは将来的にはAIが行える業務と言ってよいでしょう。ですが、このような業務がAIに奪われたからと言って、完全に税理士の仕事がなくなったり、需要が減ってきたりするかといわれると、そういうわけではありません。一般企業が自身で全ての税務処理を行うのはAIを使ってもハードルが高いと思われます。
税理士は将来性のある仕事です。先ほどAIに仕事を奪われるのではないか、といった不安要素がありましたが、そのような可能性は低いと考えられます。現在では、AIをうまく活用しながら、単純作業を短縮させ、仕事の業務の幅を広げる会計事務所が増えてきています。また、税理士は財務諸表などから会社の財政状況を把握することができ、企業ごとに沿った経営アドバイスを行うことが可能です。こういったこともAIにとってかわらないものの一つでしょう。
税理士の60代以降の年収は人それぞれといえます。ただし一つ言えることとして、一般の人より数倍も稼げるということです。一般の方は60代以降定年となってしまい、あまり稼ぐことが出来ませんが、税理士の方は、会計事務所で雇われている場合約400〜700万円ももらえるそうです。自身で開業している場合、1000万円を超えることも多々あります。このことを踏まえると、老後でも安心して稼ぐことができて、オススメの資格としていえます。
老後と言われる60代以降での税理士としてのどのようなキャリアがあるのでしょうか。
税理士の60歳以降のキャリアとして、大半が60代以前に勤めていた会社でそのまま働く場合が多いです。会計事務所などではそういった方が一般的で、理解のある企業が多いです。また、一般企業でも規約上では一旦退職にしなければならないところがありますが、税理士は同じ企業で再雇用してもらえることが多いです。
自身で開業している場合は定年がないため、60代以降でも働くことが出来ます。税理士の業務は、任されるものに大幅な変化はないため、ある程度業務に慣れてから開業する方も多いそうです。
税理士は40・50代でも目指せるというのは事実です。実際に税理士の合格者平均年齢は、40代以上が半分の割合を占めています。また、税理士の平均年齢も60歳を超えています。定年後も働けるため、平均年齢も高いこともありますが、同じような境遇で税理士の試験を受けている人も多く、その人たちからして働きやすい環境といえるでしょう。このように、税理士の資格は、比較的年齢の高い方でも目指せる資格となっています。
老後での求人例を一部紹介していきます。
税理士には老後がなく、いつまでも働くことが可能となっています。そのため、年齢が高い方でも目指すことができ、オススメな資格となっています。また、税理士を目指す場合、会計事務所で働きながらの資格合格が理想的です。なぜなら税理士は、税理士試験に合格すること以外に、会計事務所での実務経験を2年間以上積まないと登録することができないからです。そのため、会計事務所に転職し、最短で税理士を目指しましょう。
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