士業・管理部門のキャリアコラムが集う場所|HUPRO MAGAZINE
士業・管理部門のキャリアコラムが集う場所

カテゴリ

女性の結婚相手として人気!税理士の妻に向いている人とは?

ヒュープロ編集部 川辺
女性の結婚相手として人気!税理士の妻に向いている人とは?

女性の結婚相手の職業として人気の税理士。収入が高水準で安定していそう、規則正しい生活をしていそうなどのイメージが人気の理由のようですが、その実情はどうなっているのでしょうか?本記事では、そんな税理士が結婚相手として人気の理由やリアルを解説した上で、税理士の妻に向いている人の特徴をご紹介します。

そもそも税理士とは?

税理士の妻にどんな人が向いているのかを紹介するにあたり、まず税理士がどんな職業なのかについて見ていきましょう。
税理士は「税」の専門家で、国家資格である税理士資格を取得することで名乗ることができます。税理士資格は合格率が非常に低く、勉強時間も数千時間かかるのが一般的なことから、非常に難易度の高い資格です。

税理士が働く職場として最も認知度が高いのが、税理士事務所や税理士法人などの会計事務所です。事務所内の職員として働く形(勤務税理士)だけでなく、独立開業して代表を務める(開業税理士)ことも多いです。
他にも、一般企業の管理部門やM&A部門、コンサルティングファームで働く税理士もいらっしゃいます。

税理士が女性の結婚相手として人気の理由

税理士は、女性の結婚相手に人気の職業の一つとされています。その理由にはどんなものがあるのか、ご紹介します。

社会的な評価が高い

先述したように、税理士は難関国家資格の保持者であるため希少性が高いです。また、税理士の対応する税務業務に関しては、どの企業や個人事業主でも対応しなくてはならない業務のため、社会的ニーズも高くなっています。そのため、税理士の社会的な市場価値は非常に高く、「自慢の夫」になりやすいというのが、人気の理由の一つです。

規則正しい生活をしているというイメージがある

税理士は、ある種お堅い仕事」というイメージがあるようです。そのため、その代表例である国家公務員のように、毎日定時に帰る生活が繰り返される、つまり規則正しい生活ができるという印象が大きく、その妻になったら自分も規則正しい生活ができると考える方も多いようです。

高年収のイメージがある

先ほどご紹介した「社会的な評価が高い」ことに起因して、税理士には高年収というイメージもあるようです。やはりある程度の年収は結婚相手に稼いでいてほしいという方がほとんどではあると思うので、高年収というイメージがあるだけでも、大きな注目を集める職業になり得るのです。

実際どうなの?~「規則正しい生活」編~

税理士が結婚相手として人気の理由をご紹介しましたが、その現実はどうなのでしょうか?この章では、税理士が本当に「規則正しい生活」をしているのか、解説していきます。

繁忙期は規則正しい生活はできない…

税理士はその業務の特性上、繫忙期と閑散期の差が大きいのが特徴です。そしてその繁忙期については、規則正しい生活をしているとは言えないでしょう。
では、具体的にいつ頃が繁忙期に該当するのでしょうか?税理士の就業先として代表的な会計事務所のスケジュールを例にとって、解説していきます。

       
1月 12月決算の決算業務
2月 12月決算の確定申告
4月 3月決算の決算業務
5月 3月決算の確定申告
6月 固定資産税・都市計画税の納付
11月 3月決算の中間報告
12月 年末調整、源泉徴収票の交付

こちらを見ていただければわかるように、年末調整が始まる12月から確定申告の終わる5月までは会計事務所にとっては繁忙期となります。
一般的にはこの時期の会計事務所は残業時間がかさんでしまう傾向にあります。また、場合によっては休日出勤が必要になるケースもあるでしょう。

閑散期は規則正しい生活が送れる!

一方で、確定申告後の6月から11月は閑散期となります。この期間に関しては、残業が多くなる可能性は少なく、規則正しい生活が送りやすいでしょう。税理士事務所などで働く場合、新規クライアントからの相談や顧問先への巡回と言った業務がメインになってきますが、それらの業務は営業時間内で完結するのが一般的であるため、残業時はさほど発生しません。
また、比較的休みの取りやすい事務所も多く、この期間であれば長期休暇を取ることなども可能です。

独立開業している場合は比較的自由度が高い

税理士は、「勤務税理士」か「開業税理士」のどちらか選択することになります。「勤務税理士」は税理士事務所や企業などに勤務する税理士、「開業税理士」は個人事業主となって税理士事務所などを開業する税理士を指します。

このうち開業税理士になれば、自分で仕事の時間を調整することができるので、規則正しい働き方もできれば、スケジュールによって日ごとに柔軟な時間で働くことも可能です。ただし、勤務税理士に比べると経営状態が不安定になる傾向にあることなどから、ひとえに開業税理士の方が良いとは言えません。

実際どうなの?~「高年収」編~

厚生労働省の「令和2年賃金構造基本統計調査」によると、税理士の平均年収は約958万円です。同データには全ての労働者の平均年収は約308万円とされているので、単純計算だと税理士は平均の3倍程度の高水準であるといえます。
ただし、平均年収が高いからといってどの税理士も同程度の年収を稼いでいるというわけではありませんので、注意が必要です。ここでは高年収の税理士と、年収の低い税理士の特徴をご紹介します。

高年収の税理士の特徴

実務経験を豊富に積んでいる税理士

税理士業界で実務経験を十分に積んでいる税理士であれば、その分スキルも高くなっているため、できる業務の幅や案件数が増えることなどから、年収も高い傾向にあります。国際税務相続税などといった特に専門性の高い業務ができる税理士は1,000万円以上の年収も実現可能です。

開業税理士

勤務税理士はその所属先から給料をもらう形になるので、年収は所属企業の給与体系に大きく左右されます。一方で開業税理士は、自分で売上を作った分、年収として稼ぐことができます。もちろん従業員を雇っている場合は、給料を分配する必要はありますが、自分自身の力で年収を大きく伸ばすことができる働き方であるといえます。

年収が低い税理士の特徴

若い勤務税理士

20代をはじめとした若い税理士の場合、まだ実務経験や知識がベテランよりは少なく実績も多くはないため、高年収を実現しにくいといえます。開業税理士の場合は早期から成果を上げれば高年収を目指せるものの、勤務税理士の場合は初任給から段階的に給料が上がっていくのが一般的なので難しいでしょう。

開業税理士

「高年収の税理士の特徴」でも紹介した開業税理士ですが、低い年収にもなり得る表裏一体の働き方であるといえます。
「自分で売上を作った分、年収として稼ぐことができる」ということは、「自分で売上を作れなかったら、年収をもらえることができない」ということになります。つまり、経営能力や営業力が高い開業税理士の年収は高く、そうでない開業税理士の年収は低いということです。

これらの特徴を踏まえ、「年収1,000万円前後といった高年収の税理士もいるが、そうでない税理士も一定数存在する」と結論づけることができます。

税理士の妻に向いている人

最後に、税理士を夫に持ち妻として生きていくのに向いているのはどんな人なのか、ご紹介します。
一番大きいのは「繁忙期の働き方を許容できる人」だと考えています。中でも3~5月は確定申告などの対応で多忙を極めるため、日常生活における妻としてのサポートはある程度必要になってくるでしょう。
また、税理士は絶えず勉強して最新の税制を把握していなければならないので、休日に仕事はしてなくても勉強をしているという可能性はあります。そのような勉強に対しても理解できるという方は、向いているといえるでしょう。

この記事を書いたライター

HUPRO MAGAZINE編集部の川辺です。転職エージェントとして多くのご登録者様からご相談をいただく際に伺った転職に際しての悩みや不安、疑問を解消する記事をご覧いただけるよう、日々奮闘中です!士業や管理部門、FASなどの業界に就職・転職をご検討されている方は、ぜひ業界特化の転職エージェントである、「ヒュープロ」をご活用ください!
カテゴリ:コラム・学び

おすすめの記事