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【後編】「監査・税務・経営・教育・労務・情報」の6つの専門分野から企業経営をサポートするプロフェッショナル集団、日本創造経営グループの魅力とは ~税理士法人大和~

HUPRO 編集部
【後編】「会計・税務・経営・教育・労務・情報」の6つの専門分野から企業経営をサポートするプロフェッショナル集団、日本創造経営グループの魅力とは ~税理士法人大和~

戦後まもない混沌とした時代から企業再建を中心に手がけ、数え切れないほどの会社を再生させてきたコンサルティング会社の草分けとも言える日本創造経営グループ。現在は経営コンサルティング会社の株式会社創造経営センター、監査法人薄衣佐吉事務所、税理士法人大和、一般社団法人日本創造経営協会、社会保険労務士法人創経、ITコンサルティング会社の株式会社ソウケイ・ハイネットとあらゆる分野から企業の経営サポートを行う専門家集団として、企業経営に関する問題に対してトータルソリューションを提供しています。
今回は税理士法人大和統括代表社員の片桐好正氏にHUPRO編集部が伺いました。

税理士法人 大和

何度も諦めずに税理士試験を挑戦し続けられたのは仲間のおかげ

ー片桐代表はどのような経緯で日本創造経営グループに入ることになったのでしょうか?

片桐:私は商業高校を卒業して上京し、税理士資格を取得するため専門学校に2年ほど通いました。ただ、そこでは合格できず、勉強をしながら働ける会計事務所への就職を考え専門学校の先生にどこか良い会計事務所はないかと相談したのです。そこで「ものすごい厳しいけれども鍛えてくれる会計事務所がある」と紹介を受けて、入ったのがこの事務所でした。

ーなるほど、では専門学校を卒業した後はこちらで働きながら税理士の勉強して資格を取得したのですね

片桐:そうです。ただ、実は途中で税理士試験を中断して大学受験をしています。事務所に入所して周りを見ると東大や早稲田、慶應など名だたる大学を卒業した優秀な先輩たちがたくさんいたのです。当時は新しい顧問先を持つときにプロフィールを出していたので、とんでもない学歴の人たちが周りにいる中で、自分のプロフィールを見て「これではまずい!」と思いました。

そこで税理士試験の勉強は一旦中断し、1年間かけて大学に入学するための受験勉強を始めることにしたのです。結果、事務所の近くにある明治大学に合格することができ、ここで働きながら大学に通学することになりました。

ーそれはすごいですね、働きながら大学に通っていたのですか?
片桐:昼はここで働き、夜は大学に通学する。そのような生活を送っていました。当時からうちの事務所は勉強に関しては非常に理解のある職場でしたので、なんとか働きながら大学を卒業することができました。
そして、大学卒業後、改めて税理士試験の勉強を始めたのです。ただ、すぐに合格とはいかず、かなり苦労しました。最終的に税理士に合格したのが38歳ですから、20年かかったことになりますね。

ー途中で挫けそうになったりはしなかったのでしょうか?

片桐:もちろん何度もやめようと思いました。実際、上司に辞表を提出したこともあります。ただ、一緒に働いている仲間たちが「ここまでやったんだから、あと一年頑張ろう」「辞めるな」と毎回必死に引き止めてくるんです。結果的にあと一年、あと一年となって、最終的に諦めずに合格することができました。ですから、税理士としての私があるのはここにいる仲間たちのおかげですね。

日本創造経営グループにおける税理士法人大和について

ー税理士法人大和は日本創造経営グループの一つとして存在していますが、一般的な税理士法人と大きく異なる点はどのようなところが挙げられるでしょうか。

片桐:うちはグループとして売上1,000万円規模の事業者から数千億円の上場企業とかなり広い範囲でクライアントを抱えています。そういう点では、街の会計事務所からBIG4レベルの税理士法人が担当するような世界的な企業まで、あらゆる規模のクライアントの業務に携わることができるところは他社と比べると大きな違いなのかもしれません。

業務に関しても、通常の税務会計はもちろん、上場支援や連結納税、海外税務、組織再編や事業再生など、他の会計事務所と比較すると関わる業務の範囲は多岐にわたります。また税理士だけでチームを組んで仕事をするのではなく、中小企業診断士や公認会計士、社労士、弁護士などさまざまな専門家とチームを組み、一緒に仕事をするというケースも多々あります。
他の士業と連携しながら、あらゆる経済的な事象に対応できるスキルを身につけられる。そのような環境は他社にはなかなかないと思います。そこは大きく違う点として挙げられるのではないでしょうか。

専門家たる前に人であれ

ー専門性だけでなく、グループ全体で人間性を高める人材育成を行っていると伺いましたが、税務や会計のスキルだけでなく人間性も重視しているのですね

片桐:税理士として税務や会計の専門家であるのは当たり前のことです。それに加えて、私たちは経営者や企業の情報を会計という側面から全て把握できる立場にあります。言い換えると、企業内部の極秘情報や経営者のプライベートな内容まで知りうる立場にあるということです。
となると、税務や会計の能力以前に、人として信用されなければならない立場であるということを忘れてはいけません。税理士というのはそういった人と人の信頼関係の中で成立する仕事なのです。
ですから、私たちも自分たちがきちんと仕事をするためにクライアントを選びます。ご依頼をいただいた際に、そのクライアントが信頼できるかどうかを見極めています。それは私たちが税理士として誠実に仕事をする上でとても重要なことだからです。

ークライアントとの信頼関係が構築できなければ仕事が難しいということですね

片桐:その通りです。うちのグループはもともと企業再建から始まっています。ですから、税理士として税金の計算をするというのは大前提の話で、その先が重要なのです。税金の元となる損益を計算し、そこで利益が下がっていたらどのように改善していくのか。そこにしっかり関与して経営者と目線を合わせながら改善の提案をしていく。そうなってくるとやはりクライアントとの信頼関係は必須です。企業を改善するのは経営者であり幹部であり従業員ですから、そこで働く人の心や、やる気まで変えていくとなると、信頼関係が構築されていないと難しいですからね。

働きながら資格の勉強ができる?手厚い職場環境

ー社員の方たちの話によると資格の勉強に対して大変理解のある環境だと伺いました。就業時間内に勉強できるような雇用制度もあると伺いましたが、実際に資格取得のためにどのようなサポートをしているのでしょうか?

片桐:現在は公認会計士受験者だけの話ですが、大原簿記学校と提携し、推薦いただいた生徒を何名かうちで預かり、こちらで給与を払いながら就業時間内にも勉強してもらう、そのような採用制度を設けています。
もちろん、勉強だけではなく最低限頼んだ仕事はしてもらいますが、基本的には勉強が中心です。現在は公認会計士だけの制度ですが、これを税理士受験者に対しても始めようと考えています。
ある程度は仕事をしてもらうことになりますが、税理士を目指している方に勉強をしてもらいながら給与を支払う。そのような採用制度を検討中です。また、そのほかにも試験休暇や大学院への通学など、資格を取得するための環境は惜しまず最大限サポートするようにしています。

ー資格受験者にとっては大変魅力的な環境ですね。

片桐:非常に残念な話ですが、ITの発展とともに真っ先になくなる仕事が税理士と言われています。そのためか10年前に比べて、税理士試験の受験者数も減少傾向にあるというのが税理士業界の現状です。
難易度の高い試験に合格しても、将来的に無くなると言われてしまうのでは若い方が税理士を目指したくなくなるのも理解できます。
ただ、実際には私たちの仕事はAIに奪われる仕事ではありません。もちろん、記帳代行などすでにITやAIによって取ってかわられる仕事はありますが、それは厳密には私たち税理士の仕事ではないのです。
税理士の仕事は複雑な税務の中でクライアントにとって、もっとも有効な選択肢を提示し、事業改善の提案や企業の再建などクライアントの事業の支えになる仕事だということを資格受験生の皆様には認識して欲しいです。そこは決してAIやITに奪われることはないので、安心して税理士を目指していただければと願っています。

一人前に育てた税理士を社会に送り出す

ー入社した税理士の方の独立についても、他の事務所に比べるとかなり寛容な姿勢だと伺いました。その点について片桐代表はどのような考えがあるのでしょうか。

片桐:実は私も過去に何度か独立をしようと考えていたことがあるのです。実際、税理士や会計士などの士業の資格を取る方は独立思考が強い方が多いと思います。ただそういった独立思考が強い方というのはハングリー精神もあり、組織にいると求心力が高く、周りを引っ張っていく存在になります。

もちろん私としても積極的に独立をして欲しいと考えているわけではなく、理想としては独立したい人がうちの事務所に入り、ここで仲間を作ってもらって、仲間達とずっと残ってもらうというのが一番良いと考えています。とは言ってもなかなかそれはうまくいきませんからね。だから育てるという視点で考えています。

独立したいと考えている人材を入れて一人前の税理士にして社会に送り出す。それをもったいないと考える会計事務所もあるかもしれませんが、全くそんなことはありません。私たちが一生懸命育てた素晴らしい税理士が社会に出ていくわけですから「しっかりと活躍してもらって、その地域で苦しんでいる企業や経営者を助けてください」そう喜んで送り出すべきでしょう。
もちろん独立したからと言って、私たちと関係が切れるわけではありません。何か相談があればいつでも話を聞きますし、仲間であることには変わりはないのですから。実際に独立した税理士たちとは良好な関係が今も続いていますからね。

ー最後にメッセージをお願いします

片桐:私たちは日本創造経営グループとして、コンサルティング、人材育成、監査法人、社労士法人、ITコンサルティングそして税理士法人と、グループ全体の総合力でクライアントのあらゆる経営課題に対して総合的な解決策を提案しています。
ですので税務・会計業務はもちろん、他の会計事務所では得ることのできない高度な専門性や幅広いスキルを身につけたいという税理士の方を歓迎しております。
また、資格受験生の方には、働きながら税理士の資格が取得できる職場環境を惜しまずに提供しております。成長を実感したい税理士の方、働きながら税理士を目指している方でうちの事務所に魅力を感じる方がいらっしゃいましたら、ぜひ一緒に働きましょう。

ー本日はありがとうございました。

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