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【前編】「明確な評価制度」と「徹底したフォロー」でメンバーの成長を促進。拡大を続けるGrowthPartners税理士法人が明かす人材の定着率の秘訣とは

HUPRO 編集部
「明確な評価制度」と「徹底したフォロー」でメンバーの成長を促進。拡大を続けるGrowthPartners税理士法人が明かす人材の定着率の秘訣とは【前編】

2018年の創業から〜お客様の「Growth(成長)」の「Partners(パートナー)」となり、「関わる全ての人の人生を幸せにする」〜をミッションに掲げ、拡大を続けるGrowthPartners税理士法人。一般的な税務・会計業務のみならず、クライアントの「売上拡大・経費削減サポート」「資金調達支援」など多方面から経営支援を行い、顧客からの信頼が非常に厚い税理士法人です。
創業から5年という若い事務所ですが、すでに40名近いスタッフを抱え、人材の定着率も高く保っているとのこと。一体その秘訣はどこにあるのでしょうか。今回は同法人の代表である山岸秀地氏にHUPRO編集部が伺いました。

大きな挫折を経て創業した税理士法人

ーGrowthPartners税理士法人という名称には「人を大切にしたい」という山岸代表の想いから付けられたと伺いましたが、具体的にはどのような想いがあるのでしょうか?

山岸: GrowthPartners税理士法人は「常に成長し続ける」という、私自身の強い想いを形にした名称です。ここには自分が成長することはもちろん、周りの仲間たちやクライアントとともに成長していくという意味も込められています。私たちの成長がクライアントの成長につながり、クライアントの成長が私たちに経験したことがないような新しい仕事にチャレンジさせ、会社がどんどん成長していく。そしてこれらの成長が自分や周りの仲間たち、クライアント全員の幸せにつながる。そのような「成長」という想いをベースにした会社を作りたい。これがGrowthPartners税理士法人という名称への想いです。

ー創業から5年目で社員約40名、顧客数は500社と非常に順調に拡大しているようにも見えますが、ここに至るまでに失敗などはあったのでしょうか?

山岸: 実は現在のGrowthPartners税理士法人を設立する前に、個人事業主として創業した経緯があります。私は大学卒業後、いくつか税理士法人に勤務した後、26歳で個人事業主として独立しました。もともと独立志向が強かったこともあり、目指していた目標が叶った段階で気持ちが少し落ち着いてしまったのです。少数精鋭でチームを組み、力で回しながら初年度からそれなりに売上を立てることはできていたのですが、結局全てお金だけの関係になってしまい、限界を感じていました。結果的にチーム内で金銭的なトラブルが発生し、一緒に仕事をしていた人たちと離れることになったのです。この時は精神的にとても辛かったですし、自分としては本当に大きな挫折を味わいました。

ー税理士法人を創業する前にそのような経緯があったのですね。そこからどのようにして現在のGrowthPartners税理士法人を創業することになったのでしょうか?

山岸: さまざまなトラブルや失敗を経たのち、現在の経営幹部のメンバーが私と一緒に仕事をしたいと声をかけてくれました。すでに彼らの人柄を知っていたこともあり、信用できるメンバーでしたので、改めてチャレンジしようと思い、彼らと一緒にGrowthPartners税理士法人を作ることにしたのです。ただ、当時の失敗を繰り返さないためにも、自分たちがこれからどこを目指すのか「ビジョン、ミッション、バリュー」をしっかりと定め、同じ思いを持ったメンバーで組織を成長させていこうと話し合いました。それが現在のGrowthPartners税理士法人の軸になっております。

徹底的に可視化された評価制度で成長をフォローする

ー「成長」が御社のキーワードになっていると思いますが、実際に組織の中ではどのように「成長」をフォローしているのでしょうか?

山岸: まず大きなところで言うと年に一度、昇給面談をしています。その際に評価シートがありまして「仕事で実現したいこと」「挑戦したいこと」など、今年1年を通した目標などを定めます。そしてその内容を見ながら、1年前と比較し、目標を照らし合わせて今後どうしていきたいのか心境の変化など面談の中で本人と共有していきます。そして、ここで定められた目標に関しては3ヶ月ごとにマネージャーと面談をしながら、すり合わせや進捗状況を確認し、目標を達成するためにどうしたら良いかマネージャーのサポートを受けながら本人の行動意識を高めています。またこれらの面談とは別に1on1ミーティングも行っていて、仕事に関しての悩みや不安がないかなど定期的にヒアリングして、いつでもマネージャーがフォローできる体制を整えています。

ーとても手厚くフォローしているのですね。役職などのポジションについて、かなり明確に可視化されていると伺いました。どのような基準を設けているのでしょうか。

山岸: 役職に関しては各ポジションが細かく設定され、基準も明確にしております。例えばうちでクライアントを担当できるのはジュニアコンサルタントからですが、未経験で入社した場合、アシスタント、アソシエイトのポジションを経てジュニアコンサルタントになります。各ポジションごとに求められる業務スキルや税務知識などの条件がいくつかありますが、ジュニアコンサルタントの場合ですと座学のテストやクライアント対応のロールプレイングなど一定の条件をクリアすると昇格できます。基本的に評価に関しては年齢や学歴、資格など関係なく昇格できるようになっており、昇格すれば給与が上がるシステムになっています。

ー拝見しましたが、非常に明確でわかりやすいですね。

山岸: 私が勤めていたときに、自分がどのような基準で評価されているのかはっきりとわからないことが多かったので、そうならないように評価基準を可視化し明確にしています。働く側としても結果的にそれがモチベーションや新しい目標にも繋がっていくと私は考えています。また、うちは二人担当制をとっているため、上司やマネージャーと一緒に仕事をする機会が多く、自分が置かれている状況について相談しやすい環境にあります。そのため、自分に何が足りないのか、自分が現在どのようなポジションに立っているのか、そこをしっかりと把握できることも大きいと思います。一人につき一人のマネージャーというわけではなく、複数のマネージャーと仕事をするので「この人に相談しづらいな」と思うことがあれば、他のマネージャーに相談できますし、そういう意味では風通しが良い環境を提供しているつもりです。また会社としても、目標やキャリアプランを可視化してコミュニケーションを密にとっていくことで方向性のすり合わせができるため、本人がどのようなキャリアを積みたいのか、どんな仕事に関わっていきたいのかを具体的に把握しながら成長をフォローできます。もちろん、当社の事業規模でできないこともありますが、最大限当社の中でできる仕事はやらせてあげたいと考えています。

ーGrowthPartners税理士法人の今後の展望と今後どのような方と働きたいか、最後にお聞かせください。

山岸: 税理士法人としては現在いるメンバーたちがしっかりポジションを作って成長していることを前提とした上で、2026年までに組織として100名、そして顧問先1500社を目指しています。今後は例えばクラウド会計導入を支援する部門やIPO支援部門、M&A支援部門など、組織の中にどんどん箱を作っていきたいと考えています。ですので、周囲と高め合いながらそこに向かって努力をして責任を持って働きたい人に関しては間違いなくポジションがありますので、そういった方達とこれから一緒に働きたいですね。また、大きな税理士法人ですと年功序列になっているので、実力があったとしても年齢という理由でやりたいことが部分的にしかできない、そんなしがらみのようなものを感じている人もいると思います。しかし、うちはそのようなことはなく、能力と実力があればやりたい仕事を網羅的にできます。「年齢に関係なく実績で評価されたい」そんな成長意欲の高い人と一緒に働きたいですね。また、経験豊富な方や中堅の方に関しては、これから伸びていく事務所に早い段階でマネジメントメンバーとして携わり、一緒に成長していきたい。そう考えている方にご応募いただけると嬉しいです。

ーありがとうございました。

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この記事を書いたライター

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