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【税理士法人渡邊芳樹事務所(前編)】 すべての人にやりがいある働き方を。 仕事と子育ての両立に悩むママ税理士を救った一言

HUPRO 編集部
【税理士法人渡邊芳樹事務所(前編)】 すべての人にやりがいある働き方を。 仕事と子育ての両立に悩むママ税理士を救った一言

「やりがいのある仕事に最前線で取り組みたい。プライベートとの両立も諦めたくない」と考える人は少なくありません。子育て中の女性社員が数多く現場で活躍しているという税理士法人渡邊芳樹事務所では、人材育成や働きやすい風土作りなど「人」にまつわる環境整備に全力で取り組んでいます。
前編では、同法人グループのコンサル会社の執行役員である山原さん、マネージャーの山内さん、スーパーバイザーの小笠原さんにHUPRO編集部がお話を伺いました。

税理士の在籍比率がトップで、手がけられる範囲も広い

ー御三方は、どのような経緯で税理士法人渡邊芳樹事務所へ入所されたのですか?
山原:以前はマンション販売の営業をしていたのですが、長く続けるのは厳しいと感じ、仕事でかかわることも多かった税理士の仕事に興味を持ちました。個人の税理士事務所に1年勤め、渡邊芳樹事務所にはアルバイトとして2009年に入社しました。
4年で正社員になり、2009年当時、科目合格ゼロの状態から税理士資格を取得しました。税務顧問を担当したのち、2015年から大手証券会社に出向してM&Aのオリジネーション業務の経験を積み、現在はグループ企業の株式会社キャピタル・ストラテジー・コンサルティングでM&Aや組織再編のアドバイザリーをしています。

小笠原:私も以前は営業をしていました。その後、別の会社と職種も経験したのですが、あらためて自身のキャリアを考えたとき、お客様に向き合って提案するようなやりがいのある仕事を、ライフイベントと両立しながら長く続けたいと思いました。
税理士ならそれが実現できると思い、個人の会計事務所に4年弱ほど勤め、準大手の税理士法人を経て昨年からこちらで働いています。税務コンサルティング本部にて、企業オーナー向けの事業承継や相続案件に携わっています。

山内:2013年に渡邊芳樹事務所に入る前は、小規模の税理士法人に2年ほどおりましたが、退職して1年ほど試験勉強に専念し、その後合同説明会をきっかけにこちらに入所しました。
こちらに入所を決めたのは、面談での印象もよく、当時は税理士資格を持っていないながらも過去の経験から実務上税務的な判断に困ることが多くあることは認識していたことから、有資格者の数も多い弊所は相談できる環境が整っており、仕事がしやすそうだと思い入所を決めました。

ー山原さんは貴法人に籍を置きながらグループ企業の事業に携わっているとのことですが、グループ間での協働は活発なのでしょうか?

山原:そうですね。当税理士法人のほかに、HR、FAS、DXの部門を担うグループ会社が2社あります。たとえば税務顧問業務をするなかで自社株の承継を税理士法人とキャピタル・ストラテジー・コンサルティングとで一緒にやっていく例や、M&Aのプロジェクトを進行していくなかで税務デューデリジェンスを当税理士法人が担当すること。PMI(M&A後の統合業務)の一貫として実施するタックスプランニングの場面で顧問税理士を当税理士法人から紹介したりと、グループ会社と協業・協働することはよくあります。

小笠原:新入社員のメンター役を担う際もグループの垣根はありません。私は今のところ業務で山原さんとご一緒することはありませんが、メンターとしての立場で交流することはあります。

「子育て中でもキャリアを諦める必要はない」

ー職場の雰囲気はいかがですか?

山原:グループ企業を含めると税理士以外にもいろいろなバックグラウンドの人がいますので、資格の有無による差異を感じることがほとんどないですね。風通しがよく、議論が活発です。

小笠原 :知識豊富な人が多く、頼りになります。当法人に入所して初めて本格的なコンサルティング業務を経験したのですが、周りから的確なアドバイスや意見をもらえて非常に助かっています。お客様に自信を持ってご提案できるところまでもっていけるのが心強いです。

山内:切れ者が多く、難易度の高い案件でもみんなの知恵を集めて乗り切っています。私の部署では渡邊代表と一緒に仕事をする機会も多く、その経験値に学ぶことも多いです。お客様の心に響く、納得感のある伝え方がすごく上手いのはさすがだなと思います。

ーみなさま、お子さんがいらっしゃるとお伺いしています。子育てとの両立は順調でしょうか?

山原:グループ企業でDXのコンサルティングも手がけているくらいですから、当法人ではペーパーレス化が進んでおり、オンラインでもリアルでも業務はしやすいです。その時々に応じて各自がリモートワークとリアルワークを柔軟に組み合わせ、週に1回出社する人もいれば毎日出社している人もいます。個人的にも、我が家は共働きなので、18時に帰宅して子供たちの面倒をみる生活を続けてきました。性別関係なく仕事と子育てを両立できる環境は整っています。

小笠原:実は、以前働いていた会社では「子育てとの両立は難しいだろう」との理由で、フロントの業務に携わることが叶いませんでした。配慮をありがたく思う一方で、物足りない気持ちもあって…。当法人の渡邊代表から「女性であっても、子育て中であっても、キャリアを諦める必要はないよ」と言われたのがとても心に残っています。今は時短勤務でありながらフロントの業務に携われているのがうれしいです。子どもが発熱したり通院したりする際は在宅に切り替えることもできます。

山内:私は当法人に入所して8年目で産休・育休を取り、昨年復職しましたが、提案書を作成するバック業務のみのこともあれば、自分で作った提案書をお客様に説明するフロント業務を行うこともあります。状況に応じて在宅勤務にし、別のタイミングでリカバリーすれば問題はありません。前例もたくさんありますし、時間にこだわらずに融通をきかせてできる人であれば十分両立できると思います。周りが理解・サポートしてくれるので、精神的な負担も非常に軽減されています。

キャリアもプライベートも諦めない人を全力で応援

ー子育て中の方も安心して働ける環境が整っているのですね。そんな貴法人で活躍できるのは、どのような人材でしょうか?

山原:困難に直面しながらも前に進んでいける人が適していると思います。圧倒的な税のプロフェッショナルであることをベースに、知識を縦横無尽に展開していける人であれば、ビジネスチャンスが広がって、お客様もご自身も豊かになれるはずです。加えて、当法人はCrowe Globalという、世界売上トップ10に数えられる国際税務・会計グループにも加盟しており、海外志向の方にも合うと思います。

小笠原:少数精鋭のプロフェッショナル集団なので、頼れる仲間がたくさんいます。困ったときに一人で抱え込まず、周りに意見を求めて積極的に動ける人がいいかもしれません。

山内:挑戦していこうという気持ちのある人がいいと思います。難易度の高い案件も多いですが、「知りたい」「勉強したい」と思える人であれば成長できるでしょう。また、私が思うに、この仕事で一番難しいのはコミュニケーションの部分です。税の専門家でない相手の腑に落ち、納得してもらえるような伝え方は、スキーム設計よりも大変です。コミュニケーション力に秀でている人は歓迎されると思います。

ー最後に、転職活動中の方へメッセージをお願いします。

山原:当法人は次のステージに向けた変革期にあります。既にでき上がったものにジョインして仕組みの中でご自身の力を発揮するのではなく、自ら新しいものを作りにいけるような方、あるいは既存の秩序を壊すくらいの気概がある方に、ぜひ仲間になっていただきたいです。

小笠原:当法人は女性が多く、また、お手本にしたくなるような所員がたくさんいます。子育てと仕事の両立で悩んでいる方がいらしたら、代表の言葉を借りて「子育て中でもキャリアを諦める必要はないですよ」と伝えたいです。

山内:プライベートとの両立のために時短勤務やリモートワークをするのは当法人では「当たり前」のことで、後ろめたさを感じることがありません。子育て中でも業務内容を制限されることはありませんので、自ら調整し取り組める方は第一線で活躍し続けられます。

ー本日はお話を聞かせていただき、ありがとうございました。後編では、新入社員の方にお話を伺います。

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この記事を書いたライター

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