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黒字化率70%強 確かな実績を持つ経営者の“肉親”として成長を描く会計コンサルタントの仕事とは(中央会計株式会社)

HUPRO 編集部
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「『よい』会社を『強い』会社に」をミッションに掲げる中央会計株式会社は、現在約1,000社の顧客取引実績を誇る大阪の会計事務所です。業界も規模も事業フェーズもさまざまな企業に対して、税務・会計はもちろん、マーケティングや業務効率化支援にまで踏み込んだ提案を行っています。
今回はそんな中央会計で働く魅力について、同社に中途入社し、自分らしいキャリアアップを実現したふたりの会計コンサルタント、加川広大さんと井阪彩さんに、ヒュープロ編集部が伺いました(以下、敬称略)。

黒字顧客率70%の衝撃 スキル獲得・拡大を目指して個人会計事務所から転職

ーまず、おふたりが担当されている会計コンサルタント業務について詳しくお聞かせいただけますか。

加川:当社の会計コンサルタントは定期的に顧客を訪問し、税務・会計の枠にとどまらないトータルなコンサルティングサービスを提供しています。その根底にあるのは「顧客の倒産を断固阻止する」という理念です。この実現のために必要であれば、マーケティングやシステム改善、業務効率化などについても積極的に提案します。特に私は顧客の売上向上に向けたマーケティングサポートに力を入れています。

井阪:会計コンサルタント業務は6名ほどのチーム体制で行います。会計事務所の中には、それぞれの担当者が半ば独立した形で、担当業務の全責任を負うケースも少なくありません。これとは対照的に、中央会計では常にチームで情報共有しながらサービス品質を向上させているのが特徴です。繁忙期やトラブル対応などの場面でも、みんな進んで助け合っていますね。
こうしたチームには1名ずつマネージャーが付き、業務の全体管理をしたり、メンバーの成長を支援したりしています。私も現在、会計コンサルタントとして20社ほどの顧客を担当する傍ら、あるチームのマネージャーとして奮闘しているところです。

ー加川さん、井阪さんともに約10年前に中央会計に中途入社されたと伺っています。それぞれの転職の経緯について教えていただけますか。

加川:製造業の経理職やシステム開発会社のエンジニアなど他業界で約11年のキャリアを積んだのち、個人会計事務所で4年の経験を経て、中央会計に中途入社しました。前職の会計事務所は規模が小さく、当時未経験だった私が修行として最初の経験を積むにはうってつけの職場でしたが、次第に物足りなくなってきたのが正直なところです。「もっと多くの顧客を担当してスキルの幅を広げたい」「次のステップに進みたい」と考え、転職先を探しました。

井阪:私は事務職として、8年間で2ヵ所の個人会計事務所を経験したのち、中央会計に転職しました。長期的なキャリアを見据え「今のままではいけない」「手に職を付け、キャリアアップしたい」と考え、会計職、コンサルタント職へのキャリアチェンジを目指すようになったのです。

ー最終的に中央会計への入社を決めた理由は何だったのでしょうか。

加川:まずインパクトがあったのは、担当顧客の黒字率です。当時から全顧客に占める黒字企業は実に70%以上で、全国平均30%弱をはるかに上回っていました。前職の担当顧客の大半が赤字企業だったことから、ギャップに驚くとともに「確かな経営力と向上心を持って黒字を維持している経営者と、ハイレベルな仕事をしてみたい」と思うようになりました。また、顧客の業種が多岐にわたる点にも惹かれましたね。特定の業界を専門にしている会計事務所も転職先候補になりましたが、転職の軸としてスキルの拡大を重視していた私には、あらゆる業種へ間口を広げる中央会計が魅力的に感じられました。最終的には、社員の雰囲気も含めた会社の総合的な方向性が自分にマッチしていると感じ、中央会計への入社を決めた形です。

井阪:未経験での転職だったため「経験が浅い人材もしっかり育てる」とアピールしている点が決め手になりました。また、そうした人材育成方針を掲げていることも関係してか、若い社員が多く、親しみやすい雰囲気があるところも魅力的でしたね。現在の中途採用は1年以上の経験者を対象としていますが、成長支援を重視している点はいまだ変わりません。
多岐にわたる業務を通じ、また会社から厚く成長を支援してもらいながらステップアップできる環境や、堅苦しくないカジュアルな雰囲気は、多くの中途社員が入社時の決め手にしているポイントだと思います。

未経験転職から約10年でマネージャーに あらゆる側面からキャリアアップを支援

ー入社後の印象はいかがでしたか。前職との違いを感じるところもあったのでしょうか。

井阪:入社時に期待していた以上に、さまざまな業務を通じてステップアップできたと思います。
最初は事務職としての経験を活かせる社内の総務部門からスタートし、ほどなくして総務責任者も務めました。並行して、会計業務にも少しずつチャレンジ。まずは先輩の入力作業を手伝ったり、先輩に同行したりするところから始めましたが、やがて顧客担当を任せてもらえるようになり、徐々に担当件数を増やしていきました。そして10年目を目前に、会計コンサルタントとしての道を究める「スペシャリスト」と、チームで成長支援を担う「マネージャー」のいずれかのキャリアを選ぶタイミングが訪れ、私は後者のマネージャーの道を選びました。自分自身がチームでの仕事を通じて大きく成長できた経験を活かし、今度は私が会社やチームに貢献する番だと思いましたね。

加川:やはり、大きな会計事務所ならではのやりがいを感じられます。前職では10件ほどだった担当件数が今では倍以上になりましたし、担当顧客の業種も規模も事業フェーズも多種多様です。そうした刺激的な現場での経験は学びの連続で、実務の中で着実かつスピーディにスキルアップできている手ごたえを絶えず感じています。

ー実務を通じて成長できるのですね。会計コンサルタント業務のほか、チームの枠を超えた社内プロジェクト活動も活発だと伺いました。
井阪:はい。採用、教育、業務改善など、さまざまなプロジェクトを通じても大きく成長できると思います。私も以前、RPA活用プロジェクトの中心メンバーとして参画した際には、転職時には思ってもみなかった方向へも知識の幅を広げられました。
会社は常に社員一人ひとりに目を配っているので「こういうプロジェクトに挑戦してみないか」と新たな活躍の機会を与えてくれることが多くあります。さらに、社員自ら立ちあげた新規プロジェクトも多数走っており、社員の主体的な挑戦を尊重する風土があると感じますね。

若手社員が新規プロジェクトメンバーとしても活躍中!? 中央会計株式会社の若手社員インタビュー記事はこちら

ー評価制度や研修など、制度面で成長を支援する仕組みについてはいかがでしょうか。

井阪:チーム内の取り組みでは、メンバーとマネージャーとの1 on 1ミーティングを月1実施しています。業務やキャリア、働き方の希望を確認し、それらを踏まえて年次目標や月次目標を決めたり、それぞれの目標の達成度合いを評価したりするもので、実務を通じたキャリアアップを支えるための重要な仕組みのひとつになっています。

加川:OFF-JTで知識やスキルをインプットできる環境も、非常に整っていると感じています。例えば、月例の全体研修では確実に押さえるべき最新の税法知識をアップデートできますし、またチームの枠を超えた有志による勉強会も開催されており、ノウハウや事例を頻繁に共有できるのは助かりますね。

ー会社全体として、社員の成長を後押しする環境があるのだなと感じます。

加川:自由な社風やフランクな雰囲気も、そうした成長しやすい環境を構成する要素のひとつかもしれません。例えば、役員やベテラン社員も含めた全社員がワンフロアに集まっているなど、社員同士の距離が非常に近く、相談しやすいのは中央会計ならではだと思います。中には元税務調査官の社員もおり、税務に関する高度な相談にも乗ってもらえるのです。専門的な相談ができる相手がたくさんいるというのは、非常に安心感があります。

ー実際にご自身の成長を感じた瞬間はありますか。

加川:一定範囲の税務・会計業務をカバーでき、マネージャーの手を煩わせなくなったとき「プロとして一人前になれた」と感じました。特に前職では経験できなかった月次決算や税務調査なども経験できたのは自信につながりましたね。さらに、近年注力しているマーケティングなど、会計以外の領域にもスキルを広げられたことで、純粋なステップアップ以上の成長を感じています。

井阪:未経験で入社してから、毎年のように成長を感じてきました。「担当件数が増えた」「規模の大きな顧客を任せてもらえるようになった」「新規顧客の契約を任された」など、一つ一つのステップアップがうれしかったですね。
さらにマネージャーになってからは、仕事に対する考え方まで変わりました。これまでは「会計コンサルタントとして社内で一番になりたい」など、自分自身のキャリアアップを中心に考えていました。しかし、今ではより広い視野で、チームでの成果やチームメンバーの活躍、成長まで考えられるようになったのです。自分がいつの間にか成長し、部下の成長を支える側になったことを感慨深く思います。

出社・在宅ワークを自由に選択可能 自分らしい働き方で資格取得も目指せる

ー「キャリアアップを実現できる分、仕事が大変なのでは」と不安を感じる求職者もいるかと思います。プライベートとの両立など、働きやすさについてはいかがですか。

加川:とても自分らしい働き方ができていると思います。例えば、勤務中は私服OKで、みんなリラックスして伸び伸び仕事をしています。また、オフィス出社と在宅ワークを自由に選べるのも魅力です。「オフィスのほうが仕事に集中できる」という人は毎日のように出社していますし、逆に私のように、在宅ワークのほうが仕事の効率が良いという人は在宅ワークを選んでいます。ありがたいことに、お客様もオンライン訪問を快諾してくださる方が多いため、通勤や移動に費やしていた時間も仕事に当てられるのが効率的です。もちろん、在宅ワークでプライベートとの両立もしやすくなりました。家事を妻に任せきりにしなくてもよくなりましたし、子どもと一緒に過ごす時間を作りやすいのもよいですね。
最近では有給休暇もますます取得しやすくなっており、働きやすさは年々改善している印象です。

ー勉強との両立も気になります。働きながら、税理士などの資格取得を目指すこともできますか。

井阪:はい。マネージャーと相談しながら、勉強と仕事を両立できるよう、柔軟に働き方を調整できます。現在も、資格取得を目指して頑張っている社員がおり、試験勉強を優先できるよう、当面担当件数を減らす形で対応しています。さらに試験休暇制度もありますし、大学院や予備校に通学する日は早めに退社することも可能です。会社としても社員の資格取得を応援する気持ちは強いと思います。

「よい」会社を「強い」会社に──深いやりがいはミッション追求の先にある

ー中央会計で仕事をする中で大切にしていることはありますか。

井阪:少し変わった言い方になりますが、常に「怖い」という気持ちを忘れないようにしています。会計コンサルタントが扱う数字、もっといえばお金は、お客様にとってもっとも大切な事柄のひとつです。したがって、どれほど経験を積んでも慣れに甘んじず、慎重であり続けるようにしています。

加川:目の前のお客様が売上を伸ばし、利益を上げるために、自分は何ができるだろうかと常に考えています。「『よい』会社を『強い』会社に」「顧客の倒産を断固阻止する」といった当社ミッションを実現するためには、ただ会計を追求するだけでは不十分です。数字の先にある価値の高い提案を、妥協せずに突き詰めるようにしています。さらに、当社の行動指針にある「肉親の一人として、親身になって真剣対処する」姿勢も大切にしています。かけがえのないお客様だからこそ、違法行為を始め、ダメなものはダメだとはっきり伝える。それが、お客様との本当の信頼関係を築くために不可欠だと信じています。

ー仕事のやりがいを感じるのはどのようなときでしょうか。

加川:顧客からの信頼を肌で感じたときです。お客様から多岐にわたる質問や相談がどしどし寄せられるのは大変ではありますが、それ以上に頼られている喜びを感じます。
さらにその結果、会社に認められたときにも「この仕事をやって本当によかった」と強く思います。特に2022年度、当社社員の大きな目標のひとつである社内MVPをもらえたときには、努力が報われたのを感じました。中途入社して9年間、絶対的な正解のない中で試行錯誤しながら取り組んできたことは間違っていなかったのだと思いました。

井阪:私も似た意見ですが、お客様の成功をお手伝いでき、直接「ありがとう」といわれたときは、何物にも代えがたいやりがいを感じます。さらにマネージャーになってからは、チームメンバーの成長を目の当たりにしたときも、自分のことのようにうれしく思うようになりました。新卒入社した若手社員が、次年度に新卒入社した後輩にしっかり教えていたり、顧客から新規の紹介をもらってきたりするのを見るたび「マネージャーとしてますます頑張ろう」と想いを新たにします。

ー最後に、改めて中央会計のアピールポイントを教えてください。

加川:顧客数、売上ともに右肩上がりという会社の事業成長と、社員自身の成長が相互作用を起こしているような、とても充実した職場環境です。働きやすさの改善もあり、ここ5年間での中途採用社員の定着率は約9割にも上ります。このように自分らしい形で長く会社に貢献し、その中で着実に成長できる当社のような会計事務所は、なかなかないのではないかと自負しています。

井阪:私たちのように小さな会計事務所でキャリアをスタートし「そろそろ次のステップに進みたいな」と思っている人には、中央会計はイチオシです。とはいえ、社員全員が常にガツガツとした上昇志向に駆られているわけではありませんし、また社員同士がライバルとして火花を散らすようなピリピリした雰囲気もありません。アットホームでありながら、適度な緊張感を持って切磋琢磨できる環境です。その仲間に加わっていただける方からのご応募を心からお待ちしています。

ー本日は貴重なお話をいただきまして、誠にありがとうございました。

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