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【前編】専門性とチームワークをもとに高い付加価値を生み出す 医科・歯科特化型会計事務所 ネットワーク渡辺税理士法人 渡辺代表

HUPRO 編集部
Watanabe Accountanting Office

ネットワーク渡辺税理士法人は、医科・歯科領域に特化して40年以上、歯科医院の関与先数は都内トップクラスという実績のある会計事務所。堅実な事務所経営の一方、20~30代の社員が半数以上を占め、若手社員がリーダーを務めるプロジェクトも多数立ち上がっているなど、自由闊達な雰囲気が特徴です。

そんな同法人において大切にしているのは、「愉しさ」だといいます。今回は、渡辺貴之代表取締役社長にご自身のご経歴から同法人でのキャリアの魅力、掲げるビジョンについてヒュープロ編集部が伺いました(以下、敬称略)。

ネットワーク渡辺税理士法人が専門特化にこだわる理由とは

ーまず最初に、先生のご経歴と医科歯科特化として続けていらっしゃる理由をお伺いできますか。

渡辺:幼少期から、実家が会計事務所ということもあり、潜在的に事業承継をするという意識はありました。大学2年生の時に本格的に公認会計士の資格試験勉強を始め、新卒で入社した監査法人トーマツでは多様な業界の税務に携わるようになりましたが、幅広いジャンルのお客様の対応をしていく中で「本当に目の前の顧客の役に立てているのだろうか」と疑問を抱くようになっていきました。

確かに一見すると、幅広い領域での実務経験を積んだほうが人材としてスキルアップできるようにも思われます。しかし、現実には様々な領域の多種多様な知見を十分に深めることは不可能で、どの領域の提案も表面的で、数字上の一般論にとどまってしまっている感じが拭えない日々が続きました。いわば「何でもできる」は「何もできない」状態に陥ってしまう恐れがあると感じたのです。

普段から感じることですが、顧客が知りたいのは「数字の先」です。「この数字は顧客にとってどのような意味を持つのか」「数字だけでは表しきれない顧客の目指すクリニック像、果ては院長という一人の人間が歩みたい人生とはどのようなものなのか」「その実現のためには何が必要なのか」といった部分にまで踏み込んでこそ、血の通った提案ができると考えています。だからこそ顧客にとって真に価値あるサービスを提供するためには、専門特化であることが必要不可欠だと強く感じるようになりました。そうした背景から、「領域に特化した」ことをサービスの価値として提供しています。

医科歯科特科の会計事務所で働く理由とは? 社員3名のインタビュー記事はこちらから

ーなるほど、専門特化だからこそより深く企業の経営課題に向き合えるのですね。
ネットワーク渡辺は第二創業期を迎えているとのことですが、ズバリ、今のネットワーク渡辺を一言で表すとどのような会計事務所なのでしょうか。

渡辺:まさに新たなビジョンとして「愉しさあふれる会社を作る」を掲げました。これは、今の当法人を表していると考えます。顧客からの依頼や上司からの指示に対して受動的に取り組むだけではなく、仲間と共に主体的に価値を生み出し、提供することにやりがいを感じられる組織──それがネットワーク渡辺の目指す姿です。

私がこうした発想に思い至った背景には、事業承継前にサンフランシスコに留学した経験があります。今もっとも勢いのある世界的企業が集まる土地の自由な空気に触れ、また私自身も現地のベンチャー企業の立ち上げに関わる中で「これからの時代の仕事は『愉しさ』が中心にならなければならない」と強く感じました。社員が愉しく働いてこそサービスの質が上がり、顧客に愉しさを提供できると考えます。
こうしたビジョンの実現のために重視しているのが「専門特化」「教育」「チームワーク」の3点です。

ー「チームワーク」について。具体的にチームによる業務の進め方やチームだからこその強みを教えていただけますか。

渡辺:メイン業務となる巡回監査は、6名前後のチーム(課)で行います。また「業務標準化プロジェクト」「教育プロジェクト」など課を超えた社内プロジェクトも複数走っており、いずれも若手がリーダーを務めています。

チームワークを大切にするのも、顧客にとって本当に役立つ提案を行うためです。医科・歯科ならではの法制度やそれらの度重なる改正、クリニック院長のライフステージに即した経営アドバイスや資産保全相談対応など、幅広い対応領域のすべてにおいて満足度の高い提案をするためには、それぞれの「武器」を持ったプロフェッショナルたちがチームで取り組むことが欠かせません。「武器」というのは、専門的な知識やスキルだけではなく、個々の持っている強みのことです。
私たち自身にとっても、独りで何もかもこなそうとするより、チームで議論しながら仕事をするほうが愉しいと思うのです。このように社員自ら企画し、共鳴する仲間を巻きこんで課題解決を目指せるような仕掛けは、意図的に作っていますね。

ー個々の強みを生かしながら、チームで業務を遂行しているのですね。とはいえ、専門特化の人材育成はなかなか難しいと思うのですが、貴社ではどのような「教育」を行なっているのでしょうか。

渡辺:マニュアルで決められた手順を覚えるだけではない、戦略提案型のサービスを提供できる人材を育てる教育を重視しています。なんとなく付加価値の高い提案ができてしまう人もいるかもしれませんが、個人の力量に頼りすぎては組織・事業としての持続可能性がありません。当法人でも過去の拡大期には売上を優先するあまり、人材の育成に注力できなかったことがありました。その反省を踏まえ、教育体系を抜本的に改善した形です。

代表例のひとつが「若手社員の勉強会」です。社内教育プロジェクトのベテラン税理士のフォローを得ながら、若手社員が特定のテーマについてリサーチした結果を全社にプレゼンしたり、実務事例の課題解決策をチームでディスカッションしたりする機会を定期的に設けています。

「現状を変えたい」とくすぶっている人材に活躍してもらいたい

ー今後、貴社で取り組んでいきたい課題はありますか。

渡辺:業務の標準化を進め、先述した個人の力量に頼りすぎない組織体制を、業務プロセスの面からも整えたいと考えています。基礎的な会計業務から顧客提案のコア業務までを標準化できれば、人材の実務スキル習得が早くなり、より付加価値の高い戦略提案の教育を一層強化できると考えています。

ー最後に、貴社の今後の展望と、求める人材像について教えてください。

渡辺:変革期にあるネットワーク渡辺を、一緒によりよく変えていきたいと思ってもらえる人に加わってほしいと思います。医科・歯科領域での経験がなくても構いません。それ以上に、業務の在り方や教育体系について「こうすればもっとよくなるはずだ」「現状を変えたい」と強く思っているような人、しかし今の環境ではなかなか実行に移せずくすぶっている人──そんな方は、ぜひ当法人に応募いただければと思います。新たな価値を生み出すべく共にチャレンジし、その中で切磋琢磨して成長を喜び合える仲間を、心からお待ちしています。

【後編】社員3名へのインタビュー記事はこちらから。

この記事を書いたライター

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