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【会計事務所/税理士事務所】職場の本当の雰囲気を知るには?|転職体験記

HUPRO 編集部
【会計事務所/税理士事務所】面接時に職場の本当の雰囲気を知るには?|転職体験記

大手税理士法人に勤められていたMさん。業務にやりがいを感じていた一方で、上下関係の厳しい職場で人間関係に悩まれ、転職活動を始められました。職場の雰囲気を重視して求人を探したいと思いながらも、なかなか本当の雰囲気まで見るのは難しい。そんなMさんがどのように理想の求人を見つけられたのか、ご紹介します。

転職へ至った経緯・課題

新卒から大手税理士法人に就職されたMさん。2年ほど働いている中で業務スキルを順調に積んでいたものの、部署の人間関係に度々悩まれていました。
大手税理士法人は役職が明確に分かれていることもあり、上下関係がしっかりしている傾向にあります。そんな事務所の雰囲気がMさんの性格には合わず、転職活動を検討するに至ったとのことでした。

エントリーから内定までの流れ

Mさんは、他の転職希望者に比べるとかなり慎重に転職活動を行っていました。Mさんにとっての求人の判断軸は「事務所の雰囲気だったものの、外から見るだけではなかなか分からなかったからです。実際、HPの情報やただ面接を受けただけでは、その事務所の本当の雰囲気はなかなか分からないのが現実です。

そんな中でヒュープロにご登録いただき、当社のキャリアアドバイザーとの初回面談にご対応いただきました。その際に伺ったのは、具体的にどのような環境で働きたいのか、についてです。

当社は士業・管理部門特化の転職エージェントという特徴を活かして、各会計事務所の特徴を熟知しています。もちろん、その雰囲気についてもです。ただ、「雰囲気が良い」という条件を満たすかどうかという基準は、ご登録者様によってまちまちです。だからこそ、この部分についてキャリアアドバイザーは詳しく伺いたいと考えたのです。

Mさんの答えは、「少数精鋭でアットホームな事務所に転職したい」というものでした。たしかに、大手税理士法人の職場環境から抜け出したいと考えていたMさんがそのように考えるのは理解できます。
しかし新卒から大手で働いているがゆえに、小規模な会計事務所ならではリスクを把握できていなかったようです。例えば、代表先生のワンマン経営だったり、所内の従業員の年齢層と離れていたり。そのため、より詳細に「雰囲気が良い」の条件を決めていった上で、それにマッチした求人をご紹介しました。

もちろん、事務所の雰囲気をキャリアアドバイザーから100%伝えられるわけではないので、面接はできるだけオンラインではなく対面で行うようにしていただきました。また事務所との関係値を活かし、実際に従業員が働かれているオフィス内の見学同年代のスタッフとのお話の場を設けたりしました。

大手税理士法人での実績もしっかりとアピールすることができ、複数社からの内定を獲得したMさんは、実際に訪れて最も雰囲気がマッチしていると思えた会計事務所への入社を決められました。
Mさんの転職をご支援させていただいたのは、本記事作成の一年前のことになりますが、現在も人間関係の不満なく働き続けられていると伺っています。

キャリアアドバイザーが伝える転職成功ポイント

Mさんにとって働きやすく、居心地の良い事務所への転職をご支援できたことは、大変嬉しく思っています。
Mさんの転職成功ポイントは、転職活動の期間でキャリアアドバイザーと密に連絡を取り、Mさんのお人柄や性格を細かく判断し、より正確にマッチした事務所をご紹介できた点にあると感じます。
人生の大半を過ごす仕事ですから、居心地の良さ働きやすさを重視するのも、長くキャリアを築いていくポイントの一つかもしれません。先述していますが、本人の「雰囲気が良い」の基準を決めておくことも大切です。

税理士事務所・会計事務所の雰囲気について

最後に、一般的な税理士事務所や会計事務所の雰囲気についてご紹介します。

複数の税理士が代表を務める税理士法人に比べ、一人の税理士が代表を務める税理士事務所の数の方が圧倒的に多いです。そんな税理士事務所では、代表税理士さんの「カラー」が事務所の雰囲気に繋がりゃすいです。アットホームな職場が多い印象を受けますが、個人経営がゆえにワンマン気質の事務所も散見されるので事前に把握しておくとよいでしょう。

また転職をお考えの皆様の中には、税理士試験の受験勉強をしながら働きたいという方もいらっしゃるでしょう。そのようなご希望が叶いやすいかについても事務所ごとにまちまちですので、応募前に確認する必要があります。税理士の専門知識を身につけて活躍してほしいという事務所もあれば、税理士になって将来的に独立してしまうのを懸念して採用しないという事務所もあるからです。

一方でBig4をはじめとした規模の大きい税理士法人では、雰囲気に関係なく制度として試験休暇などが取得しやすくなっているものの、分業制のため他部署との交流が少ないことも。

とはいえ、ここでご紹介したのはあくまで一般的な特徴です。先述した通り、実際の事務所の雰囲気は求人票や面接だけでは分からない部分が多いので、ぜひ士業・管理部門特化の転職エージェントの当社ヒュープロをご活用いただけると幸いです。そもそもあなたにとって「良い雰囲気」とは何なのかから、一緒に考えていきましょう!

この記事を書いたライター

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カテゴリ:キャリア

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