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営業から経理へ転職したい方必見!営業からの転職の際のポイントをわかりやすく解説!

HUPRO 編集部
営業から経理への転職は可能?成功のポイントや注意点を解説!

現在、営業として働いているけれども、経理に転職したいと考えている人は、これまでと違う業種に転職することができるのか、ちゃんと仕事をやっていけるのかなど不安があると思います。今回は営業から経理への転職を成功させるポイントや注意点について解説していきます。

営業から経理への転職は可能

結論から言うと実際に営業から経理に転職したというケースは少なくありません。経理は確かに専門性の高い仕事ですが、未経験で採用されるケースはたくさんあります。

営業職であれば、これまで数字を意識して働いてきた経験があり、お金の動きについても理解している可能性があります。その点で営業職と経理職は通じるものがあります。それに加えて営業職の方はコミュニケーション能力も優れていることが多いです。上手く自分のスキルや経験をアピールすることができれば、営業から採用されることも可能です。

経理に転職するメリット

営業から経理に転職するとどのようなメリットがあるのでしょうか。
以下4つのメリットを紹介します。

ノルマを気にせずに働ける

営業の仕事との最大の違いとして、経理の仕事には基本的にノルマというものがありません。日々の仕事を正確にこなしていれば評価されます。これまでノルマに追われて精神的に疲れていた人にとっては、経理の仕事は自分のペースで働くことができ、精神的にゆとりを感じられるでしょう。

取引先とやり取りをする必要がほとんどない

経理の仕事は基本的に社内のお金の管理を扱う仕事であり、取引先と直接やり取りをするという機会はほとんどありません。取引先との関係について神経をすり減らす必要がないのです。これまで営業の仕事をしていて、社外の人とのやり取りや接待に疲れてしまった人にとって、経理の仕事はとても魅力的に感じるでしょう。

実用的なスキルを磨いていける

経理の仕事では、パソコンスキルや簿記の知識などを身につけることができます。専門性の高い仕事であり、常にスキルアップを目指すことが可能です。経理に関する資格はたくさん存在していて、高度な資格を取得すれば、転職に役立てることもできるでしょう。高いスキルを身につけていれば、一生使えるスキルとなり、更なるキャリアアップが期待できます。

ワークライフバランスが取れる

経理職は営業職に比べてワークライフバランスが取りやすいです。その理由として前述したように取引先とのやりとりが無いため、平日の飲み会や休日のゴルフも少なくなると思います。また顧客からの急な呼び出しなども無いため、仕事終わりや休日は家族との時間を大切にしたい方などにとって経理の仕事は魅力的だと思います。

営業から経理への志望動機の考え方

転職活動の際には、どうして営業の仕事ではなく経理の仕事をしたいと思ったのか、志望動機を必ず聞かれます。そこで、相手を納得させられる明確な理由を伝えることができないと、面接で落とされてしまう可能性が高いです。

志望動機は基本的にネガティブなものを避けるべきです。たとえば、営業の仕事が辛いから転職したいと思ったのが本当の理由だったとしても、それを正直に伝えるべきではありません。そうではなくて、どうしても経理の仕事をやりたいという熱意を伝えられるように前向きな志望動機を考えましょう。

志望動機はありきたりな内容でも問題はなく、論理的に説明できることが大切です。自分は将来どうなりたいのかを説明して、その目標を実現するために経理の仕事を選んだという流れで志望動機を作りましょう。

また、意欲があることを示すために行動をすることも大切です。たとえば、簿記の資格を事前に取得しておけば、自分は経理の仕事を本気でやりたいと考えていて、すでに勉強を始めていることをアピールできるでしょう。
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営業の経験はアピールできるのか?

経理の求人に応募する際には、これまでの営業としての経験はアピール材料になります。アピールできるポイントとしては、コミュニケーション力や数字に強いこと、お金の流れを理解していることなどです。他部署の人ともコミュニケーションを取ってきた経験があるならば、それを伝えると経理では歓迎されるでしょう。また営業としてタフな働き方をしてきたならば、それをアピールすることで頼りになると評価される可能性もあります。

営業職から経理職へ転職する方法

営業職から経理職への転職は簡単ではありません。 転職可能性があるのかどうかの判断や進め方を考えて転職活動に取り組む必要があります。

事前に資格を取得する

上でも少し述べましたが未経験から転職する上で、簿記の資格はあると有利になります。具体的には日商簿記検定二級を取得するといいと思います。
働きながらでも勉強して取得できるので取ることをお勧めします。

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正社員として転職する以外の方法

これから経理の仕事を始めたいならば、正社員を募集する求人に応募するのが一般的な流れです。しかし、未経験からの転職となるため、希望する企業に応募しても採用されなかったというケースがあります。また、いきなり経理の仕事を本格的に始めることに不安のある人もいるでしょう。

そんな人にとっては、派遣社員や契約社員の求人で転職して経験を積むという方法もあります。この場合は、採用のハードルは正社員の場合と比較するとかなり低くなります。それに加えて、経理の仕事のやり方をきちんと教えてもらうことができ、実際の仕事をしながら、少しずつスキルや知識を身につけていけるでしょう。未経験者へのサポートをしっかりと受けることができるため、不安を感じることなく経理の仕事を始められます。

契約社員としてある程度の経験を積めば、未経験ではなく経験者として転職活動を始めることができます。

中小企業のほうが未経験者を採用しやすい

経理の求人を出している企業はたくさんあって、それぞれ待遇や環境は大きく異なっています。大企業の場合は業務が細分化されていて、より専門的な業務に関わることになります。一方、中小企業の場合は、少数の経理担当スタッフが多岐にわたる仕事に対応していることが多いです。

基本的に未経験者でも採用する可能性が高いのは中小企業のほうです。大企業だと、そもそも経理スタッフが担当する業務がかなり専門的なものであり、未経験者では対応できないことが多いからです。

営業から経理を始めたいならば、最初は未経験でも採用してくれる中小企業に就職して、そこで実務経験を積んでから、大企業など自分の希望する企業への転職を目指すのも選択肢の一つです。中小企業であれば、経理としての仕事を一通りこなすことができ、幅広いスキルや知識を身につけやすいです。

まとめ

営業から経理への転職は可能です。しかしそのためには志望動機やアピールポイントをしっかり考えたり、簿記2級といった資格取得が必要になってきます。
未経験での経理への転職は中小企業や契約社員としてスタートして経験を積むといった選択肢もあるのでよく検討してみることが必要です。

この記事を書いたライター

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