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簿記2級は1ヶ月で合格できる?効率の良い勉強法を解説!

HUPRO 編集部
簿記2級は1ヶ月で合格できる?効率の良い勉強法を解説!

簿記2級試験は、1ヶ月で合格することも可能です。ただし、試験対策講座や専門学校の利用は難しく、独学で計画的に勉強する必要があります。

この記事では、簿記2級に1ヶ月で合格するための勉強時間の目安と、合格するためのポイントについて解説していきます。

簿記2級とは?

一般的に認知度も高く就活で役立つと言われている簿記2級。実際はどのようなものでしょうか。

簿記2級というと全商簿記や全経簿記などいくつかありますが、一般的に日本商工会議所が運営している資格である日商簿記2級のことを指します。
経営管理に役立つ知識や企業活動や会計実務を踏まえ適切な処理ができるのかを問われる資格です。簿記2級を取得すると就活や転職で一歩リードできることは間違いないです。

しかしそれとは裏腹に2024年2月の合格率は15.5%、2023年11月は11.9%、2023年6月は21.1%と決して高くなく、勉強はしっかりと行わなければならないことも確かです。

簿記2級は1ヶ月で合格することができる?

一般的な簿記3級合格者が簿記2級に合格するための勉強時間は、独学の場合で250〜350時間といわれています。つまり、毎日8〜12時間勉強すれば、1ヶ月で簿記2級の知識を習得することが可能だということです。

ただし、1ヶ月で合格することができるといっても、トータルの勉強時間が短くて済むわけではありません。あくまでも、1ヶ月という短期間に集中して勉強すれば合格できるだけです。一般的には、数ヶ月かけて取り組むべき試験であることを理解しておきましょう。

独学で合格を目指す必要がある

簿記2級は1ヶ月で合格するスケジュールに合わせた試験対策講座や専門学校がないため、独学で合格を目指す必要があります。また、簿記3級に余裕をもって合格できるだけの知識があることが前提です。

時間に余裕をもって簿記2級の試験に臨む人よりも、かなり厳しいスケジュール調整や集中力が必要となりますが、ポイントを押さえた学習をすることさえ出来れば1ヶ月の勉強時間でも合格は可能といえます。

毎回合格率にバラつきがある点に注意

簿記2級の難易度を解説するにあたり、難易度を表す数値として最も分かりやすいのが合格率です。簿記2級の合格率は、主催をする商工会議所により公表をされています。近年の試験の合格率は、平均すると約20%となっています。

ただ、簿記2級の合格率は安定しておらず、低い回では8.6%、高い回では47.5%といったように、合格率に大きな差があります。
合格率が低い回に当たってしまった場合、勉強時間が1ヶ月だと、合格することが難しいかもしれません。

・第166回試験(2024年2月25日実施)
受験者数10,814人/実受験者8,728人/合格者数1,356名/合格率8.6%
・第165回試験(2023年11月19日実施)
受験者数数11,572名/実受験者数9,511人/合格者数1,133人/合格率11.9%
・第164回試験(2023年6月11日実施)
受験者数10,618人/実受験者数8,454人/合格者数1,788人/合格率21.1%
・第163回試験(2023年2月26日実施)
受験者数15,103人/実受験者数12,033人/合格者数2,983人/合格率24.8%
・第162回試験(2022年11月20日実施)
受験者数19,141人/実受験者数15,570人/合格者数3,257人/合格率20.9%

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試験対策講座や専門学校の利用は難しい

簿記2級の試験を受けるつもりで受験申し込みをしたものの、思うように勉強時間がとれないまま気付けば試験日まで残り1ヶ月程度しか無い、という状況はよくあることだと思います。
この場合、残り1ヶ月程度の時点で、大手の資格専門学校の通学講座では既に直前対策講座等の期間に入っているため、通学講座への合流は難しいといえるでしょう。

簿記2級の受験対策として、様々な資格専門学校が講座を開いています。その一例として、大手の資格専門学校の通学講座では、簿記3級合格者向けの2級試験対策講座が、3〜8カ月で知識を習得できるように学習計画がなされています。

1ヶ月という短期間で、すべての勉強ができる講座はありません。専門学校や通信講座を利用することで、トータルの勉強時間を短縮することは可能です。しかし、試験まで残り1ヶ月程度の時点から利用しても、間に合わないでしょう。

ネット試験なら試験日程の調整がしやすい

試験日までの残日数が1ヶ月程度しかないので、1ヶ月で簿記2級を目指す人もいるでしょう。簿記2級は年に3回しか実施されていないので、試験日と学習ペースが合わないこともあります。

ネット試験なら、試験日程の調整がしやすいです。無理に1ヶ月で合格を目指す必要はありません。ほぼいつでも試験が開催されているので、自分のペースで勉強ができ、都合の良いタイミングで受験できます。

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簿記2級は1ヶ月で合格することが出来る?

簿記2級に1ヶ月で合格するための勉強スケジュール

簿記2級に1ヶ月で合格するためには、隙間時間も無駄なく利用して、毎日欠かさずコツコツとやることが重要です。頑張って勉強したのに間に合わなかった、ということにならないように、計画を立てて勉強しましょう。

簿記2級に1ヶ月で合格するための勉強スケジュールは以下の通りです。

・商業簿記の基礎 :70~100時間
・工業簿記の基礎 :50~70時間
・商業簿記・工業簿記の応用 :70~100時間
・過去問 :60~80時間

簿記3級に合格してから時間が経っている場合は、簿記2級の勉強を始める前に、一度3級の内容をおさらいしておきましょう。

簿記2級に1ヶ月で合格するための教材の選び方

資格専門学校の通学講座では、資格専門学校が監修した参考書や問題集が与えられます。しかし、簿記2級を1ヶ月で合格するためには、最適な参考書や問題集を自身で選定する必要があります。

参考書には様々なものがありますが、カラーや表でわかりやすく解説されている参考書が覚えやすい、漫画のようなデザインや挿絵が入ったものが好きである、持ち歩き用に軽量なものが良い、全ての情報が一冊で網羅出来るような情報量の多いものが良いなど、自身のこれまでの学習方法や性格を振り返り、合ったものを購入するようにしましょう。

問題集も同様に、見直しがしやすいようにチェックを付す欄があるものにしたり、理解して覚えるための解説が豊富なもの等、自分の学習方法や性格に合ったものが良いでしょう。

自身に合ったものが分からない人は、参考書であれば本の厚みが薄いもの、問題集は出題頻度が高いものを優先的に学習できるもの、勉強方法はとにかく問題集をこなすことを意識することがおすすめです。
理由としては、簿記2級試験は算数的な要素が強いため、出題内容に関する理解が乏しくとも、問題と問題に対する回答方法のパターンさえ掴めれば、合格できる可能性があるからです。

簿記2級が活かせる仕事とは?

簿記2級は、有名な資格ではありますが民間資格です。したがって専門家としての独占業務や開業はできないものの、民間企業での支持は高い傾向にあります。また活かせる仕事は「経理」や「会計事務所」などが代表的にあげられます。他にも銀行、証券会社、保険会社の営業やコンサルティング会社など、幅広く活躍できます。ここでは経理職と会計事務所の仕事内容に、触れていきます。

経理職

経理職とは、一言でいうと企業や組織においてお金の取引や流れを記録する仕事です。
商品の仕入れに発生するお金や、通勤にかかる費用などその企業に関わる全ての金銭のやり取りを記録し、月次決算年次決算などのタイミングでそれらをまとめ、収支を明確化します。
経営陣は経理がまとめたこれらの資料やデータを参照しながら方針や指針を決めることになりますので、正確性が非常に重要です。

日々のお金の流れを集計するための仕訳記帳など、経理における基礎的なスキルは簿記2級の習得によって身に着けることができるので、未経験から働いたとしてもある程度スムーズに業務にあたることができます。

また経理職で豊富な経験を積んだ方の中には、企業のCFOクラスとしてIPO達成に導くための対応を任されることもあるように、ハイキャリアも目指しやすい職種といえます。

会計事務所

業務内容という面では、会計事務所も経理職と同じこともやっていますが、経理職が所属企業のお金を管理するのに対して、会計事務所はクライアントである法人や個人の業務を代行しているという部分に大きな違いがあります。
ただし簿記2級の知識を活用できるという面では、相違ありません。

また、会計事務所で働いていると、税理士資格に必要な知識が実務を通じて学べますので、会計・税務の知識を極めて税理士資格を取るというプランも見出すことができます。

簿記2級を活かして成長できる職場としてオススメ|Hana税理士法人/株式会社H Smart

ここでは、簿記2級を活かせるオススメの職場として、Hana税理士法人/株式会社H Smartをご紹介します!

Hana税理士法人は東京オフィス・静岡オフィスを展開しており、「関わる人すべてを笑顔に」をミッションとしている税理士法人です。
会計税務顧問、バックオフィスサポート、IPO・資金調達支援はもちろん、クラウド会計ツールをはじめとしたITツールを駆使して、会計士事務所の枠にとらわれないサポートをクライアント様に提供しています。

Hana税理士法人は、社内のプロジェクトに携わることで、ベンチャー事業会社での事業成長や組織作りを、代表と共に経営者目線で行うことができます。そのため、「ベンチャー・スタートアップ企業の会計・税務業務を、様々なクラウドツールを通じて支援したい!」という方や、創業期の税理士法人で立ち上げメンバーとして活躍したい方が働くのに、特にオススメの職場です。

また、繁忙期を除き残業時間はほとんどないことや、フレックス制度やリモートワーク制度など様々な働き方を積極的に取り入れていることなどから、働きやすい環境であるといえます。

Hana税理士法人/株式会社H Smartについて、詳しい情報を確認されたい方は、以下より事務所様のサイトをご覧ください。

Hana税理士法人/株式会社H Smart|HP

簿記2級を活かした転職をするなら

簿記2級は会計や経理の基礎を熟知していることがどの企業からも認められる資格です。したがって経理や会計系などの管理職への転職がおすすめです。銀行や証券、保険会社系は営業やコンサルティングの自信のある方へおすすめできます。

また会計事務所や経理職で転職するなら業界知識が豊富なエージェントから詳しく情報提供してもらえるヒュープロがおすすめ!

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まとめ

簿記2級を1ヶ月で合格することは、決して不可能な話ではありません。しかし、簿記2級に1ヶ月の勉強時間で試験に臨むということは、受験生の中では非常に短い勉強期間となるため、相応の努力が必要となります。出来る限り、時間の余裕を持って試験に臨むことをおすすめします。

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カテゴリ:資格試験

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