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【2024年最新】M&A業界に内定するための志望動機とは?

ヒュープロ編集部 川辺
【2024年最新】M&A業界に内定するための志望動機とは?

M&A業界は様々な魅力があり、新卒や未経験の中途の求職者から人気の就職先・転職先となっています。それだけに書類選考や採用面接の倍率が高い傾向にある中で、重要なのが志望動機です。今回はM&A業界に内定するための志望動機の書き方や注意点、どうしても書けない時にオススメの方法について解説します!

M&A業界はどんな業界?

M&A業界はM&A、つまり企業の吸収や合併をサポートする職種です。M&Aは相手を見つけたり、契約合意後の手続きをするのが非常に繫雑なので、多くの企業がM&A業界にサポートを依頼します
日本では、特に中小企業において後継者不足が長年の課題になっていますが、2021年以降は少しずつ改善傾向にあります。これは、M&A業界の尽力もあり、中小企業や地方にもM&Aの認知度が広まってきているのが影響していると言われています。
また後継者の育成が次の課題として焦点が当てられており、改善が止まるリスクも十分あるため、引き続きM&A業界のニーズは高まっています

M&A業界への志望動機3選をご紹介!

M&A業界は新卒の方や業界未経験の転職希望者に人気の職種になっています。「稼げる!」とか「スキルが身に付けられる!」というイメージが浸透していることが理由でしょう。
人気で応募者が多くなるということは、求人の倍率が高くなってしまうということです。
つまり、採用選考においてはできることは全てやっておかないと、通過しにくくなってしまいます。
選考の中で必要になるのが志望動機ですが、採用選考において志望動機はかなり重要視されています。一方で就職や転職を目指す方から「志望動機が書けない」とか「面接で志望動機をうまく話せなかった」といった声をいただくように、中々自分以外に伝えるのは難しいものです。
ここではM&A業界をなぜ志望するのかについて、弊社の会員ご登録者に多かった志望動機3選をご紹介していきます。就職活動や転職活動のご参考にしてみてください。

①高年収を実現したい

無形商材のため少ない費用で済むのに加えて、1件あたりの売上金額が高いことから、M&A業界の年収は高水準となっています。特に大手になると平均年収が1,000万円を超えるとされており、日本全体の平均年収が400万円強と言われている中で、かなり高い数字であると言えます。

志望動機として使う際の注意点

ただし、志望動機を聞かれて単純に「年収が高いから」と伝えるのは避けましょう
M&A業界の面接官や人事は、当然高年収に惹かれて応募してくる人が多いことは認識していますので、言っただけで悪いイメージがついてしまうわけではありません。しかし「年収が高い」だけだと他の職種にも当てはまるものが多い動機と企業側にみなされてしまうので注意が必要です。

なぜ、他の職種の多くで当てはまる志望動機にしてはならないのかは、企業の採用担当の立場になってみれば、分かってきます。
営業職が売上のノルマを与えられるように、採用担当も月間もしくは年間で何人採用するというノルマや目標を設定されていることが多いです。
ですので、もちろん採用担当にとってはできるだけ多くの人を採用したいのですが、それと同時に多数の面接や書類選考をこなすために無駄な選考に時間を使いたくないという気持ちがあります。
そんな時に「年収が高いから」という志望動機だけが履歴書に書いてあったら、
「この人は本当にM&A業界に入る気があるのか…?」とか
「年収が高い他の業界からも内定が出たらどちらを選ぶの…?」
といった疑問が浮かんでしまうので、通過させる優先度が下がってしまうのです。
特に新卒は社会人としての経験がアピールできないため、こういったポイントが書類選考における合否の分かれ道になるケースもあるので、M&A業界で高年収を実現したい理由を考えることが大切です。

②キャリアアップしたい

M&A業界はハードワークではありますが、その分かなりの成長曲線を描くことができます。また、①にも関わってきますが、この業界はインセンティブ制度という成果を上げれば上げるほど給与が上がっていくシステムを取り入れているので、成長意欲のモチベーションを保ちやすい環境といえます。

こういった特徴はM&A業界特有のものなので、どうしてキャリアアップをしていきたいのかや、将来に向けてどのようなキャリアプランを描いているのかを明確にした上で、自分の言葉で志望動機にしていきましょう。

③責任が大きく、やりがいのある仕事がしたい

M&Aは売り手にも買い手にも大きな影響を与えるので、当然M&A業界の責任も大きいです。大きな仕事を任されるということをモチベーションにできる一方で、失敗できないというプレッシャーと戦うことにもなります。
また、1件のM&Aを完了させるまでに多岐にわたる難易度の高い業務を行うため、幅広く専門的な知識や調査をする必要があります。
こういった労力を必要とする分、それが結果に結びつけば、大きな達成感を得ることができます。また、クライアントからも直接感謝を伝えられるケースも多く、他の職種では得づらいやりがいを感じることができます。

自己分析などからこのようなやりがいのある仕事がしたいと考えて就職活動や転職活動をしている方は、なぜそういった仕事をしたいのか具体化した上で、志望動機を作っていくとよいでしょう。

M&A業界への志望動機の書き方のコツ

先述した志望動機3選のような方向性を決めたら、具体的にどのように書いていくかを考えていきましょう。
以下の順番で論理だてて考えていくのがオススメです。

自己分析
問題提起
選択の合理性
選択の現実性

自己分析

まずは志望動機を伝えるにあたって、自己分析を行い、自分が何者であるのかということを説明しましょう。
ここでの説明は簡潔かつポイントを外さないように説明することが大切です。また、M&A業界で働くために、自分の長所などを分析し、その分析した結果を述べて、志望動機につなげていくということも説明の方法の一つです。
いずれにせよ、自分の志望動機を一貫して説明するには、最初の入りが重要となります。

問題提起

次に問題提起です。自分の抱えている問題意識を説明し、次のM&A業界を志望した理由につなげていきます。ここでは自分が経験してきたことから、なぜM&A業界を選ぶのかに紐づく重要なポイントになります。

選択の合理性

さらに問題提起をしたものから、M&A業界を選択することで問題の解決の糸口になるというところを説明していきます。具体的にどういうことをしたいのか、実際にやることでどういうことにつながるのか、といったような具体的に先に述べた問題を解決した後にどういうことにつながるのかということについて述べていきます。

選択の現実性

最後に、M&A業界を選択することが自分の最善の選択であるという結論にもっていきます。実際に選択することで、会社において何が貢献できるのかということを説明するのも面接ではプラスになります

また、M&Aアドバイザリーを志望するにあたって、専門的な資格を持っていればそれを使って説明することも一つの手です。弁護士、税理士、公認会計士などを持っているとM&A業務の経験がなければM&Aの知識は持っていないかもしれませんが、経験を積んでいくことでそれぞれの専門領域で力を発揮できる人材とみなされます。

M&A業界への志望動機ができたらやること

M&A業界への志望動機ができたら終わりではありません。
履歴書に書いたり面接で志望動機を聞かれた際には、
「M&A業界の中でもなぜその企業に入りたいのか」を伝える必要があります。
もちろん、この理由がスラスラと出てくるほどその企業への熱意があれば問題ありませんが、何十社も応募する中で、全ての企業にその熱意がある方はほぼいないでしょう。
しかし、企業の情報は企業のHPや採用サイト、求人サイトから有価証券報告書まで様々な所から取ることができます。これらの情報からどの部分が自分の意向にマッチしていたり、魅力的に感じたのかを志望動機に記載するだけで、
「他でもない貴社に入社したい!」という熱意を伝えることができるのです。

うまく志望動機が書けない時にオススメの方法

ここまでM&A業界の書き方について解説していきましたが、そうはいっても上手く書けない人や、書けたけどいいのか悪いのか分からない人も多いのではないでしょうか。そんな時は就職エージェントや転職エージェントに添削の依頼や相談をするのがオススメです。弊社ヒュープロでは新卒・中途ともに選考や面接のサポートをさせて頂いておりますので、ご利用いただくメリットをご紹介していきます。

専門家の視点で添削できる

ヒュープロはこれまで多くのご登録者様の就職や転職を支援してきた実績がありますので、そこで蓄積されたデータから多角的な視点で書類通過率を高めるための志望動機の添削ができます。今回ご紹介した書き方以外にもイメージを言語化する方法などの細かい部分も含め数多くのノウハウを有しているので、個別に最適なアドバイスができるのです。

企業ごとの情報を調べる手間が省ける

先ほど紹介した企業ごとの志望動機については、重要ではあるものの企業研究にかなりの時間を費やす必要があります。ヒュープロは求人掲載企業との関係も深く、詳細な企業情報を持ち合わせていますので、わざわざ調べる手間が省けるほか、一般的には得られないようなリアルな情報も提供できます

まとめ

今回はM&A業界への志望動機についてその書き方などについて解説していきました。
それぞれM&A業界に就職したい理由はあると思います。採用する企業側に「欲しい!」と思わせるだけでなく、その説明のロジックが成立しているかや、本当にこの業界を目指していると伝わりやすい内容にすることが重要です。

この記事を書いたライター

HUPRO MAGAZINE編集部の川辺です。転職エージェントとして多くのご登録者様からご相談をいただく際に伺った転職に際しての悩みや不安、疑問を解消する記事をご覧いただけるよう、日々奮闘中です!ご相談はヒュープロ公式Xまでどうぞ!
カテゴリ:コラム・学び

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