総務への転職には経験が必要とよく言われますが、逆に総務の業務に就いている方は、その経験を活かして転職する場合、どのような転職先が多いのでしょうか。今回は、いま総務職に就いている方が、転職を考えたときにどのような転職先を選ぶべきか、また転職後に年収が上がるのかについて紹介します。
▶︎ 最速転職HUPROで転職・求人情報を探す
総務職についている方は、自らの仕事が嫌だから転職をしようという方は意外にも少ないです。ご相談いただく内容としては、以下のような不満が挙げられます。
・給与が低い
・職場の人間関係
・キャリアが積めない
新たな職種にチャレンジしようというよりも 、より環境の良い企業で、できればまた総務部門で働きたいという希望が多いのです。
総務という業務は、会社で働く人たちの環境を整える業務であり、他部門と絡むことも多いため、幅広い業務への対応力が求められます。
企業によって総務職に求めることは異なりますが、転職される場合、やはり同じ総務職あるいは関連業務である人事や労務管理、法務や経理などを転職先として選ぶ方が多いです。
総務経験ありの中途採用をおこなう場合、企業によってはただの「総務の経験」だけではなく、業務にまつわる専門的な知識やスキルを求めてきます。例えば、以下のようなものです。
・総務業務経験
・ファシリティ業務経験
・株主総会に係る業務経験(株式事務、株主総会、IR関連)
・社内行事の運営
・法務(契約書チェックなど)
・内部統制系業務
・マネジメント経験
企業が総務経験ありとして求人募集をおこなう場合、その現場で培われた知識と経験が採用の合否を決めるポイントになります。
未経験であれば、若手の方が求められる傾向にありますが、経験を有する総務業務の場合、実は転職のピークは30~40代。50代での転職も珍しくはありません。
というのも、総務業務については、数年の経験ではなく、場合によっては5年・10年といった長期の経験を必要とする求人が多く見られるからです。特に、大手企業ほどこの傾向が見られます。
比較的経験年数が長いものが多いのは、総務の業務には通年ではなく、年に1度のみだったりするものがあり、年数をこなさないとある程度の経験を積んでいるとはいえないからです。例えば、年に1度の株主総会。1度のみの経験で、転職後に株主総会の企画運営を任せられるかというと難しいでしょう。
30~40代といえば、業務経験を十分積んでおり今後の自身のキャリアプランを真剣に考え始める時期です。
そして、転職を考えるきっかけになるのは、自社でのこれからのキャリア構築が、望むものとは異なるという方向性が見えてきたとき。そこで、これまでの経験を活かして、新たな企業へと転職を考えるのです。
50代以降の方は、マネジメント経験がある方も多く、経験を活かして管理職への転職を果たす方が多くいらっしゃいます。
総務の業務経験の長い、年代が高めの転職で気になるのは、やはり年収ではないでしょうか。
総務経験者は、未経験者とは異なり、転職先の求めるスキルを有していることから、前職を上回る年収で転職を成功される方が多くいます。未経験者の転職とは異なるところです。
仮に、転職時の年収が前職の年収と同じくらいまたは少し下回ることがあったとしても、転職先企業の今後の発展や、キャリアによる年収の上がり幅、仕事のやりがいなどを考えた場合、自分にとってメリットのある転職を、しっかりと見極められる方が多い傾向にあります。
総務経験がある転職希望者で多いのは、自分の職務経歴をしっかりと把握されてないことです。特に、中堅社員以上にもなると、やってきた業務が非常に多く幅広いため、転職先に何をアピールして良いのか戸惑う方も多くいます。
また総務の仕事自体が地道な仕事。派手な業績などが見つけづらいこともあり、自らの仕事を卑下している方も少なくありません。
せっかく業務経験があるのに、それを活かしきれない方も多いのです。
未経験であれば意欲などをアピールする方向性もありますが、総務の経験者として求人に応募する場合は、自らがどのような総務経験をこなしてきたかということを、しっかりと自分の言葉で語る必要があります。
ピンポイントで業務経験者を募集している場合は、その業務にまつわる志望動機や職務経歴も作りやすいのです。しかし、「総務経験者」とのみ書いてある場合は、 自分が総務職として何をしてきたか、コアともなる業務を深掘りしてアピールしなくてはなりません。
自らの経験で転職先企業にどのように貢献できるのか、うまくまとめるのは至難の業です。もし現在の総務経験をどのようにアピールして良いか分からないという方は、一度転職エージェントに相談してみてはいかがでしょうか。転職エージェントでは、自分の希望と経験にマッチした求人情報を見られるだけではなく、面接や志望動機を客観的にブラッシュアップする指導もおこなっています。
せっかくの経験を活かして転職するのであれば、より良い転職を果たせるよう、頼ってみるのも一つの手です。
▶︎ 士業・管理部門でスピード内定|最速転職HUPRO はこちら
士業・管理部門に特化!専門エージェントにキャリアについてご相談を希望の方はこちら:最速転職HUPRO無料AI転職診断
空き時間にスマホで自分にあった求人を探したい方はこちら:最速転職HUPRO
まずは LINE@ でキャリアや求人について簡単なご相談を希望の方はこちら:LINE@最速転職サポート窓口