営業から総務へ転職したいという人もいるでしょう。時間が不規則になりがちな営業ですので、内勤で落ち着いて仕事ができる総務に転職を希望する人がいます。
営業から総務へ転職することは難しいのか、どんな適性があったら向いているのを詳しく見ていきます。
営業から総務に転職したいと思っている人は、どんなことがきっかけなのでしょうか。
営業の場合には外勤で時間が不規則なために転職を希望する人がいます。独身のうちはいいのですが、落ち着いて仕事をしたい、勤務時間も安定している内勤の仕事をしたいと思う人が増えてきます。
営業は、ノルマに追われることも多く、ノルマが達成できればいいのですが、営業成績次第で給与が上がったり下がったりします。ノルマを気にせず、安定した給与が望めるよう総務を希望する人もいるでしょう。
また、体調を崩した人や家庭の事情で規則的な勤務の内勤の総務で働きたい人がいます。
営業から総務への転職は、ちょっと意外な転職かもしれません。営業の人が突然総務や事務への転職を希望するのは難しい印象を受けます。
総務という仕事は多岐にわたる複雑な仕事です。漠然と総務の仕事に憧れている人も多いのですが、まずはどんな仕事なのかを理解することが大切です。
総務の仕事内容を具体的に挙げてみます。
事務的な作業だけでなく、さまざまな管理業務なども多いのが総務の特徴です。
総務に向いている適性についても考えてみます。どんな適性が必要なのかを参考にしてみませんか。
法務関係の書類などを作ることもありますので、そうした書類も煩わしく感じない人、提出物を調べて揃えたりすることが好きな人が向いています。
労務管理の資料を作ったり、統計を出したり、給与計算をするなど事務作業能力も問われます。営業でも事務作業が得意であった人は向いています。
資料作りや統計作業をしていた経験は活かせます。
社内行事や人事業務などがあり、総務にはコミュニケーション能力が必要です。営業経験があればコミュニケーション能力が高いため向いています。
採用や研修などを行う必要がありますので、コミュニケーション能力だけでなくリーダーシップが取れる人が適しています。
営業での研修経験などがあり、人前にでることが得意な人はいいでしょう。
リーダーシップがあり、まとめる力も求められます。総務として各部署の事情なども詳しく知った上でまとめていく調整力が必要です。
総務では会社全体の雑用のようなこともします。備品の管理や実際にそれらを備え付けたりすることもあります。臨機応変に対応し、実践する適性も必要です。事務作業だけではない裏方の仕事もあります。
総務では、会社の顔として表に出る場合もあります。外部への応対もフレキシブルにできる適性も大切です。
こうして見てきますと、総務の仕事はとても幅広く感じるでしょう。ただ、営業のコミュニケーション能力や調整力、対応力が活かせる面もあります。割と共通点も多くある印象です。
これまでの営業での具体的な経験を、転職の際に話すことで転職が上手く行くこともあるでしょう。
総務として何がしたいのか、「会社のために組織改善をしたい」などの具体的な事柄をアピールしてみませんか。
会社にどんなメリットをもたらすことができるのかを話すのがおすすめです。アピールすることは営業経験で得意な人が多いでしょう。
ただ、総務の求人は、部署の人員も少なく求人自体が少ないのが傾向です。また、総務にはできれば経験者を採用したいという本音もあります。
営業から総務に転職する際には、営業の経験が総務に活かせることをしっかりアピールしなければなりません。
転職エージェントなども活用して、相談するのも方法です。どんな会社、業種ならば総務として転職できるのかを相談してみるといいでしょう。
営業から総務への転職は営業経験から総務に活かせるポイントをアピールするのがおすすめです。営業で管理職だった人などは管理能力やリーダーシップをアピールします。営業で組織改革的なことをした人はその経験をアピールしてみませんか?
営業で培ったコミュニケーション能力も総務で役立ちます。
なぜ総務に転職したいのかをこれまでの経験も踏まえて紹介することで転職しやすくなります。