面接で必ず聞かれる志望動機・自己PR・転職理由。面接官はここから自社に合う人材かどうかを、質問することで探ろうとします。特に重要なのは、会社が求める経理職に、あなたが持つキャリアと今後の希望がマッチしているかどうかです。
今回は、経理職に転職する際に、必ずと言って良いほどよく聞かれる質問について、なぜそのような質問が出るのかを解説しています。質問の裏にある意図をくみ取ることで、高評価を得て内定を勝ち取りましょう。
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自分の業務を棚卸ししておき、業務経歴書にまとめるとともに、聞かれたときに各業務の詳細を伝えられるようにしておくのが、好印象を与えるコツです。面接で業務報告のあり方も見られています。
転職の面接、それも経理の場合は、業務内容についての質問を避けることはできません。会社が求めるスキルや能力があるかどうかは、採用の第一条件です。
具体的に聞かれるのは、先方が必要としている業務であることが多いでしょう。
【質問例】
・◯◯はできますか
・◯◯の経験はありますか
・◯◯の知識はどのくらいありますか
この◯◯には以下の業務内容が入ります。
・現金の出納管理(経費精算)・預金管理・帳簿や伝票などの管理・与信管理・月次決算・予算実績管理・給与計算・請求・支払業務(掛金処理)・決算業務・法人税等の申告・納税・年末調整・償却資産の申告・次年度の予算編成
など
ここでは、「自分の経験や知識を正確に」答えることが大事です。具体的には聞かれたことについて、以下のいずれかの段階で答える必要があります。
・業務経験があり、自分1人で完結できる
・業務経験があり、サポートが必要だが、しばらくの後に自分1人でできるようになる
・業務経験はないが、知識は習得しており、業務がおこなえる
また、業務についてはもっと掘り下げて説明できるようにしておきましょう。
・業務のどの部分を、どのくらいの範囲でを担当していたのか。
・業務について、どこまでの責任を負っていたのか。
・その業務を担当する際にどれくらいで一人で任されるようになったか
経理の面接で聞かれやすい質問は、大きく分類すると以下の2つです。
・経理業務についての経験や知識
・これからどのようなキャリアを積みたいか
それぞれの具体的な質問例と回答例をご紹介します。
業務に取り組んでもらうに当たって、必要な経験・知識・スキルは十分かどうかを判断するために出される質問です。職務経歴書には、経験した業務について記載していますが、その詳細について口頭で深掘りしていきます。
具体的には以下のような質問です。
最初に、職務経歴書にある業務内容をおさらいする意味で、今までやってきた業務について簡単な解説を求められます。
「職務経歴書に書いてあるのになぜまた質問するの?」と思いがちですが、これは要点をまとめて簡潔に説明できるかどうかと言う点も判断されていますので、要約して話せるようにしておいてください。
そこから、担当業務への知識、範囲や、その業務における責任範囲など、細かい業務内容への質問が入ります。
ここで聞かれることは、面接先企業において必要とされている業務内容です。もし、その分野について、経験済みであったり、知識が豊富にある場合はかなり有利になるでしょう。もし、未経験だったとしても、前向きに勉強して取り組む意欲を見せておくことが大事です。
ここで重要なのは「嘘を言わない」ことです。転職活動時の詐称は、入社できた後で自分の首を絞めることになります。
面接先の企業があなたに求めるキャリア観が、あなたのこれからの希望にマッチしているかどうかを確認する質問になります。
具体的には以下のような質問です。
ここでは、「この人を採用しても、当社を踏み台にするかもしれない」「不満があればすぐ辞めてしまうかも」というようなところを見られています。
企業では、採用した人には長く勤務してほしいと思っていますが、企業によっては、総合職採用の場合は、将来のマネジメント経験のために他部署を経験させる場合もあります。
筆者の前職では、経理職で採用されていた人が、顧客対応部門への異動をおこなっていたり、営業に一時的に異動(さらに転勤)があったりと、「ずっと経理」というわけにはいかない場合もありました。
転職先企業の中長期的な視点に立って、面接前に自分のこれからのキャリアパスについても考えておきましょう。気になる点は、面接の中で逆質問を問われた際に質問できるようにまとめておきましょう。
経理未経験の場合には、以下のような質問をされやすいです。
・求める業務に見合う経験とスキルがあるか
・仮に経験がなかったとしてもうまくキャッチアップできる能力があるか
・自社の社風になじめる人材であるか
例えば、決算業務を任せたいのに、一切の経験がないと言うことでは困りますが、仮に経験豊かで全ての業務を任せられそうな人材でも、他のメンバーとうまくやってくれなさそうな人材は困るわけです。
その採用に応募してきたメンバーの中で、経験・スキル・能力・キャラクターのバランスが最も良く取れている人が採用にいたる事になります。
経験については、その時の状況にもよりますが、スキルと能力については、経験や資格取得で、キャラクターについては、企業研究をおこなうことで準備することが可能です。
経験が足りないと思うのであれば、資格を、さらに企業研究をおこなって志望動機をしっかりと作り上げておきましょう。
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「面接は嫌だなあ」と思う理由は、自分が緊張してしまうのもそうですが、面接で嫌な質問や意地悪な掘り下げをされたりといったことがある経験も影響しているケースが多いです。
女性であれば、なめ回すように見られたり、セクハラと意識していない質問や、面接の端ばしでの会話に、その企業での女性の立ち位置を見てしまうこともあるかもしれません。
実は、プロフェッショナルの人事というのは日本にはそう多くありません。面接官も専門教育を受けた人が対応することは少ないのです。こうした「嫌な気持ち」にさせるような面接をおこなう担当者は、人材の採用可否を見極め方を誤っているといえます。
今後、その担当が自分の上司や同僚になることもあり得るという視点で、面接時に「この会社に入社した方が良いのか」という目線も持っておくことが、転職後に後悔しないコツといえます。
「緊張してそれどころじゃない」と思うかもしれませんが、実は面接官もそれなりに緊張しているのです。
発送の転換で、「自分が入社して気分よく働ける会社かどうか」という逆面接をするようなつもりで、面接に臨んでみるのも一つの手といえます。
質問の回答内容や答え方で、面接官は、スキルやキャリア観を確認するとともに、自社の社風に合う人材か、今の経理部の人うまくやっていけるかどうかをジャッジしています。
経理職はチームプレイです。そのため、周りとの協調性がないと判断されると、どんなにスキルが特化していても内定を勝ち取ることは難しくなります。
会社にはその会社の社風があります。ある一定以上のスキルがある人であれば、円滑に仕事を進めて行けるかどうかは、あとは相性での判断です。
逆に考えれば、前項での会社が求める業務経験に少し足りない人であっても「この人ならうちの会社でうまくやっていけるだろう」と思われれば、採用につながるでしょう。
ポイントは好感度を持たれる話し方です!
ハキハキと、わかりやすく、適切なスピードで、笑顔で話しましょう。緊張していたら「緊張しています」とはっきり表明すること。失敗談を話していても「乗り越えて成長したのだな」と思わせるような自信と余裕が大事です。
当コラム内では、経理の面接ついての記事を他にも公開しています。併せてぜひご一読ください。
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