毎日猛勉強して税理士試験を終えた後に待っているのは、無事に合格できているかどうか発表までの期間です。無事に合格できていればいいですが、時間が経ってくるほど不安になりますよね。しかし、特に税理士に合格していた場合は、発表までの過ごし方も非常に重要になります。それでは、税理士試験の発表までどう過ごすべきなのかを解説します。
税理士試験は試験後に合否発表までの期間が空いてしまうのが特徴です。
平成30年度の税理士試験は、8月7日から9日までの3日間に行われました。そして、その年の合否発表が行われたのが、12月14日でした。つまり、試験を受けてから約4ヶ月もの間が空くことになります。税理士試験を終えた受験者のその後の過ごし方は自由ですが、まだまだ5科目の合格まで道が遠い、絶対合格しているかわからないという人は、合否発表までの期間も翌年に向けての勉強が必要になるでしょう。
税理士試験を終えて、合否が発表されるまで4ヶ月もあると捉えるのか、4ヶ月しかないと捉えるのかは人それぞれです。税理士試験を終えて少し休憩したい人も多くいるようですし、勉強のペースは人それぞれです。しかしもちろん、税理士試験を終えたばかりの、8月末や9月から勉強している方もおり、そうした準備の差が翌年の合否につながってくるものです。
税理士試験は数ある試験の中でも、特に難関を極めるものです。そんな難関試験が年に一回しかチャンスがなく、この4ヶ月は短くはない期間なので、試験後ある程度休みを取ったら、その後は油断せずに今後の税理士試験の対策についてしっかり考え、行動した方が良いでしょう。勉強時間の差が、直接試験結果の差に表れると言っても過言ではないので、なるべく早くから勉強を再開するのがおすすめです。
上述したように合否発表まで4ヶ月しかないと早めに勉強を再開するのは良いですが、注意したいのは『決して無理はしないこと』『負担をかけないスケジュールにすること』『ペースを落とさないこと』『しっかりとリフレッシュすること』です。
基本的に税理士試験講座は税理士試験が終了した1ヶ月後に始まります。つまり、税理士試験講座が受講できるまで約1ヶ月の時間があるのです。その間は無理のない範囲で勉強しても良いですが、受講まで思い切り羽を伸ばしてリフレッシュするの受験生も多いようです。
『私は覚えるのが苦手だから早めに勉強しないと合格できない』と思っている人もいるかもしれません。焦る気持ちも分かりますが、勉強は継続することが大事であり、無理をして追い込むよりも、余裕のある時にきちんと休んでおいた方が良いです。しっかりリフレッシュして勉強を再開すれば、気分も変わるのではないでしょうか。
税理士試験の発表までできることは、『なるべく早めに勉強を再開する』『いつから予備校で税理士試験講座を受講するか決める』の2つです。もちろんこれらの行動は強制ではありません。人によって発表までの過ごし方は全く違いますし、短期集中型の人は、休息を取らなければモチベーションを保てない人もいるでしょう。
ただ、合否発表まで何もしないというのはさすがにもったいないと言わざるを得ません。税理士試験は11科目中5科目に合格すればいいだけとはいえ、その試験内容はとても難しいからです。
最初は試験前日までのような長時間の勉強ではなく、どんな知識が必要なのか軽く目を通すような軽い気持ちでも良いので勉強を始めてみましょう。また、働きながら税理士を目指している人などは予備校で税理士試験講座を受講しているかもしれませんが、合否の発表まで受講を待つ必要性はありません。
その理由として、ほとんどの受験生が、どのみち来年も税理士試験を受けるため、早くから勉強を始めるに越したことはないからです。特に4ヶ月も期間が空いていると、次に勉強を再開した時に、試験前日までのような習慣を取り戻すまで時間がかかる可能性があります。
個人差はありますが、ほとんどの人は、休めば休むほど人は以前のような習慣を取り戻すまで時間がかかってしまいます。早めに勉強するようにすることで、勉強の習慣を衰えさせることなく、きちんと勉強を継続しやすい体制を早く取り戻せるでしょう。
また、税理士講座を受講する上で一番気になるのは、『以前試験を受けた科目を勉強するのか』『来年に向けて新しい科目を勉強する』のかどうかです。合否発表が行われた時に不合格だった時のために以前の科目を勉強する方も多いです。
しかし、無事に合格していた場合、それまで以前の科目に費やしていた勉強時間が無駄になってしまいます。この線引きは非常に迷うところですが、特に合格ライン前後の点を獲得できた地震のある受験生は、新しい科目の税理士講座を受講するのがおすすめです。
税理士試験が終了して合否発表までハラハラする気持ちになるのは当然です。ただ、緊張感が故に無計画にダラダラと過ごしてしまうのはオススメできません。勉強の習慣は、勉強から離れるほど取り戻しにくいためです。
いかにリフレッシュして無理のないスケジュールが立てられるかどうかが、発表までの過ごし方を決めるのに重要なのではないでしょうか。
本記事は一般的な税理士試験合格発表までの過ごし方について記載しました。是非みなさんも参考にしてみてください。