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人事は未経験からの転職が難しい?転職できる可能性とコツ

HUPRO 編集部2020.03.25
人事は未経験からの転職が難しい?転職できる可能性とコツ

人事の仕事と聞くと、社内で実績を積んだ人か、他社で人事の経験がある人が就くというイメージがあるかもしれません。そのため未経験の人はこれから人事職へ転職するのは難しいと感じているのではないでしょうか。今回は未経験から人事へ転職できる可能性について解説していきます。

人事の仕事内容を理解しよう

人事の仕事は主に「採用活動」「社員教育・研修」「人事評価」の3つに分類されます。人を雇い、教育し、正しく評価するという活動を通じ組織を活性化させるのが、人事に与えられた使命です。
4月の新卒一斉採用に向けた活動を軸にしながら、年間を通じて中途採用者の採用、社員向け研修、人事異動や人事評価に関連する業務をおこないます。労使トラブルなど不定期に発生する課題にもその都度対応します。

人事が労務も兼任するケースもあります。労務とは勤怠管理や給与計算、社会保険手続などを担当する部署をいい、自社の社員が安心して業務に専念できる環境を整えるのが使命です。「人」にまつわる業務を担う部署であることから、人事とは密接なつながりがあります。
応募先で求められているのは人事と労務のどちらなのか、それとも両方なのかよく確認しておくことが大切です。

未経験からの人事への転職は難しい?

人事の仕事は人材育成や企業の内情に詳しい人が適任だという理由で、未経験者では難しいといわれる場合があります。5年以上のキャリアを応募条件に掲げる求人も少なくありません。
ただ昨今は人事職としてのキャリアがなくても適性があれば採用されるケースは多くあり、未経験者でも十分にチャンスのある職種になってきています。
とくに未経験でも転職しやすいのは、IT企業やベンチャー企業など人材不足傾向にある企業と、ポテンシャル採用が活発な人材業界です。人事としての適性が高い方であれば積極的に応募してみてもよいでしょう。

未経験者が転職しやすい人事、転職が難しい人事

未経験者の転職が難しいかどうかは、どの業務内容に対する募集なのかによっても変わってきます。未経験でも比較的門戸が開かれているのは採用と労務です。
採用は応募者との日程調整や会社説明会の準備などやるべきことがある程度決まっているため、未経験者でも戦力になれます。社内で経験を積むごとに業務の幅を広げていけるため、必ずしも最初から経験が求められるわけではありません。
労務は労働関連法規や社会保険の知識などが必要なので経験者が有利ですが、勤怠管理や給与計算など会社規定にもとづいておこなう業務は入社後からでも覚えることができるため、未経験者にもチャンスがあります。とくに事務職の経験があればアピールできるでしょう。

一方、教育・研修と人事制度設計は経験が問われる業務なので、未経験者では難しく、人事としてのキャリアは5年~10年以上と経験豊富な人が求められています。ただ必ずしも人事部門に所属している必要はなく、とくに管理職経験がある人は有利です。教育・研修に携わってきた、人事制度の改善にかかわってきたといった経験があれば評価される可能性が高いでしょう。

未経験でも人事の転職を成功しやすい人の特徴

未経験で人事職に採用されやすいのは、人事としての適性が高い人です。人事の仕事は「人」にかかわることなので、自分以外の人の現状や課題、考え方などをよく理解する必要があります。したがって人に興味があって相手のことを深く考えられる人、コミュニケーション能力が高い人に適性があるといえます。入社式や会社説明会の司会、各部署の役職者や学校の先生との調整もありますので、人前で話す度胸があり、説得力のある話し方や的確な質問ができる人にも向いています。
スケジューリング能力も求められます。人事の仕事は毎月発生する業務と年間行事に関する業務、突発的に発生する業務を同時にすすめなくてはならず、スケジュール管理が必須です。受け身の姿勢だと次から次へと発生する業務に対応できませんので、自らがスケジュールをしっかりコントロールできる人に適性があるでしょう。

人事未経験者は資格が必要?

人事は資格が必須な仕事ではありませんので、資格がなくても十分チャンスがあります。むしろ資格取得を優先させると転職の機会を逃しかねないため、資格がないからといって諦めるのはおすすめできません。キャリアにおける時間は有限ですので、資格を取得して満足することだけはないようにしてください。いつかは資格を取りたいと考えているのなら勉強をしながら転職活動も始め、勉強中である旨をアピールすることも可能です。
人事で役に立ちそうな資格としては、人事の専門部署であればキャリアコンサルタント、労務もおこなう人事であれば社会保険労務士などがありますが、業務内容によっても変わります。資格を取得したものの業務内容と関係性が薄かったということにならないよう、自身のキャリアのために何を学びたいのかを事前によく確認しましょう。

資格以上に重要なのは、志望動機です。未経験者の場合はなぜ人事職を選んだのかを聞かれるケースが大半なので、説得力のある志望動機を考えておきましょう。ポイントは、人事の重要性や魅力を感じられた具体的エピソードを踏まえ、前向きな言葉で伝えることです。同時に、これまでの経験から人事に役立てるスキルを盛り込むと応募先の視点にたった志望動機が完成します。

まとめ

人事は未経験だと転職が難しいといわれる一方で、人材不足の企業などでは積極的に未経験を採用する傾向もみられます。人とのかかわりを通じて成長できる仕事なので、未経験からでも経験を積み、業務の幅を広げていけばご自身のキャリアにきっとプラスになるはずです。未経験でも応募可能の企業があれば積極的にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

カテゴリ:コラム・学び

この記事を書いたライター

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