士業・管理部門のキャリアコラムが集う場所|HUPRO MAGAZINE
士業・管理部門のキャリアコラムが集う場所

カテゴリ

社労士は女性におすすめの資格?年収・働きやすさを徹底解説

HUPRO 編集部
社労士は女性におすすめの資格?年収・働きやすさを徹底解説

女性が活躍しやすい国家資格として注目される社労士。出産や育児を経ても働き続けやすく、多くの女性が資格取得を目指しています。本記事では、女性社労士の年収や働きやすさ、キャリアパスを解説します。

社労士とは?

社労士(社会保険労務士)は、“人”に関わる企業の悩みごとをサポートする、頼れる存在です。働くルールを整える就業規則の作成や、社会保険の手続き、職場でのトラブル対応、助成金の活用支援など、企業の人事・労務を幅広く支えます。

近年は働き方の多様化が進み、「安心して働ける職場づくり」が求められる中で、社労士の専門知識がいっそう重要になっています。企業の健全な成長と、働く人の笑顔を両方守る、社会に欠かせない職業です。

女性社労士の現状と増加傾向

令和6年度の第56回社会保険労務士試験の合格者における男女比率を見ると、男性が61.1%・女性が38.9%となっており、平均すると合格者のうち3人に1人が女性です。また女性の合格者割合は年々増加傾向にあり、他の士業資格と比較しても高いのが特徴です。

例えば、弁護士の女性合格者割合は19.6%、公認会計士は15.0%となっており、社労士の38.9%は他の士業資格を大きく上回っています。この数字からも、社労士が女性に人気の高い資格であることが分かります。

女性社労士の年収の現実

女性社労士の平均年収は約430万円となっています。これは日本の女性会社員の平均年収を上回る水準であり、専門資格の価値が反映された結果と言えるでしょう。一方、男性社労士の平均年収は約510万円で、女性との差は約80万円程度です。

他の士業資格との比較を見ると、公認会計士では男女差が約260万円、弁護士では約860万円の差があることを考えると、社労士は他の士業に比べて男女間の年収格差が少ないことが分かります。

働き方によっても年収は大きく異なります。勤務社労士として企業や事務所に所属する場合、平均年収は400万円から600万円程度で、安定した給与や福利厚生、定期昇給や賞与が期待できます。一方、開業社労士として独立開業する場合、年収幅は300万円から1,000万円以上と幅広く、顧客数や営業力により大きく変動するため、高収入の可能性がある一方でリスクも存在します。

社労士が女性におすすめの理由

ライフイベントに対応しやすい働き方

社労士が女性におすすめの資格とされる理由の一つにプライベートと両立しやすい点があげられます。社労士資格は一生有効で更新が不要なため、出産や育児で一時的に仕事を離れても、復職時に専門性を活かすことができます。また、在宅勤務や時短勤務の選択肢が豊富で、ライフスタイルに合わせた働き方が可能です。

安定した収入

専門性を活かした安定収入が得られることも大きな魅力です。企業の労務管理は必須業務であり、法改正により専門性がより重要になっているため、需要の高い専門資格として位置づけられています。経験を積むほど市場価値が向上し、長期的なキャリア形成が可能です。

様々なキャリアパス

一般企業の人事・労務部門で勤務し、労務管理や制度設計を担当する安定した働き方があります。また、社労士事務所に勤務して幅広い実務経験を積み、専門知識を深めることも可能です。さらに、独立開業して自分の事務所を持ち、自由な働き方や収入アップを目指す道もあります。近年では、これまでの経験を活かして労務コンサルティング業務に展開し、企業の労務リスク管理や働き方改革の支援を行うケースも増えています。このように、社労士は自分のライフスタイルや目標に合わせて、多彩なキャリアを築ける魅力的な職業です。

男女格差が少ない職業環境

社労士業界では資格、経験、スキルが重視される傾向があり、性別による格差が少ないとされています。実際に女性管理職も多数活躍しており、公平な評価システムが整っています。また上記でも述べた通り、他の士業資格と比較すると、社労士は男女間の年収格差が少ないことが分かります。このことから、社労士は性別に関係なく活躍できる職場環境であると言えます。

社労士の転職ならヒュープロ

ヒュープロは、社労士をはじめとする士業に特化した転職エージェントで、専門性の高い求人を豊富に取り扱っています。社労士業界に精通したキャリアアドバイザーが、職務経歴書の添削から面接対策、希望条件に応じた求人紹介まで丁寧にサポートします。独立を見据えた転職や、育児と両立できる柔軟な働き方を希望する方にも心強い味方です。

女性社労士の具体的な求人事例

ヒュープロは、社労士をはじめとする士業に特化した転職エージェントで、専門性の高い求人を豊富に取り扱っています。是非ご覧ください。
女性割合が高い求人
柔軟な働き方実現できる求人
女性比率50%、子育てママ在籍の求人

社労士資格取得のメリットと将来性

社労士資格を取得することで得られるメリットはたくさんあります。まず、一生涯活用できる国家資格であることが大きな特徴です。資格に有効期限がないため、一度取得すれば生涯にわたって専門性を証明できます。

また、働きながら資格取得が可能であることも魅力です。多くの合格者が社会人として働きながら勉強し、資格を取得しています。これにより、現在の仕事を続けながらキャリアアップを図ることができます。

社労士の社会的意義も拡大しています。企業と労働者が安心して活動できる環境を守る重要な役割を担っており、働き方改革や労働環境の改善が求められる現代社会において、その存在価値はますます高まっています。

まとめ

社労士は多くのメリットがあり女性におすすめの資格といえます。年収面では他の士業に比べて男女格差が少なく、専門性を活かした安定した収入が期待できます。また、ライフイベントに対応しやすい働き方ができ、復職しやすい環境が整っていることも大きな魅力です。

多様なキャリアパスが用意されており、勤務社労士として安定した環境で働くことも、開業社労士として独立して高収入を目指すことも可能です。資格取得後も継続的にスキルアップを図ることで、長期的なキャリア形成が実現できるでしょう。

出産や育児といったライフイベントがあっても長期的にキャリアを積みたい女性にとって、社労士資格は非常に価値の高い選択肢と言えます。

この記事を書いたライター

HUPRO MAGAZINEを運営している株式会社ヒュープロ編集部です!士業や管理部門に携わる方向けの仕事やキャリアに関するコラムや、日常業務で使える知識から、士業事務所・管理部門で働く方へのインタビューまで、ここでしか読めない記事を配信。
カテゴリ:キャリア

おすすめの記事